犬は、人間や一部の霊長類と同様に、顔を認識するための複雑な技術を持っていることが分かりました。
犬が人間と他の犬の写真を見たときの眼球運動を測定した結果があります。
犬たちには、飼い主や知り合いの犬、見知らぬ人間や犬の写真を見せました。
その間、犬の眼球運動を追跡しました。
その結果、犬は他の犬の顔に最も興味を示し、それらの画像を最も長く見ていることが分かりました。
また、飼い主の顔を見ている時間の方が、知らない人の顔を見ている時間よりも長いことがわかりました。
目に興味津々
さらに、犬は写真を逆さまにして見せられました。逆さまの顔は、人間の脳が顔をどのように処理するかを明らかにするのに役立つと考えられているからです。
すると、犬は上下逆さまの顔に興味を示し、平均して上下逆さまの顔と同じくらいの時間、顔を見ていました。
しかし、人間と同じように、犬は目に最も興味を示し、特に顔が上下逆さまになっているときには、目に興味を示したのです。
犬は写真の中から飼い主を選び出すことができるかもしれないと結論づけています。
犬は写真の中の対人(他の犬)や人間の顔を認識する可能性が高く、その顔認識の専門性は同種を超えているかもしれないです。