ジブリ新作映画「君たちはどう生きるか」のストーリーと感想レビュー【ネタバレあり】

君たちはどう生きるか

「君たちはどう生きるか」は、スタジオジブリの新作アニメ映画であり、宮崎駿監督による10年ぶりの新作です。実際に映画館で鑑賞してきました。大ヒットしたスラムダンクの映画と同じく、宣伝ゼロでしたが、興行成績も初動興収21億円超でヒットしています。

君たちはどう生きるかのあらすじのストーリー

上映時間:124分、主題歌:米津玄師、監督・原作・脚本:宮崎駿、製作:スタジオジブリ、公開:2023年7月

「君たちはどう生きるか」は、公開前にストーリーや声優陣を明かさないなど、宣伝をしない戦略で話題となった作品です。そのため、多くの人が初めて観る内容に対してさまざまな感想を持っています。映画の公式情報は限られており、物語の詳細は不明な部分もありますが、原作となるジョン・コナリーの『失われたものたちの本』に影響を受けたと考えられています。

第二次世界大戦中の東京で、少年・牧眞人(声:山時聡真)は火事で母親・ヒサコを失います。一年後、ヒサコの実家がある田舎に疎開した眞人は、父親から新しい母親としてヒサコの妹・ナツコを紹介されます。ナツコは妊娠中で眞人にも優しく接しますが、眞人はまだヒサコの死を受け入れられず、戸惑いを感じています。

やがてナツコが行方不明になり、眞人は人語を話すアオサギに導かれ、別世界へナツコを探す旅に出発します。眞人は冥界行とも呼ばれるこの冒険の中で、さまざまな不思議な出来事に遭遇します。物語は幻想的な世界で繰り広げられ、彼がナツコを探す過程で、成長と学びが重なり合っていきます。

本作は、宮崎駿監督が宣伝を極力行わず、事前情報をほとんど明かさない異例の手法で公開されました。これにより、観客はまっさらな状態で映画を鑑賞し、物語の謎やメッセージを探求する貴重な体験ができました。

映画では、アオサギの正体や大おじの目的、そしてラストシーンの意味など、多くの謎が散りばめられています。視聴者たちは作品の内容やキャラクターの心情について自ら考察し、解釈を深めることで、映画が持つテーマやメッセージを理解しようとしています。

また、本作には「君たちはどう生きるか」というタイトルが示す通り、生きることや家族の絆、成長についての重要なテーマ性が含まれています。これはジブリ作品らしい普遍的なテーマであり、多くの観客に共感と感銘を与えています。

「君たちはどう生きるか」は、宮崎駿監督の10年ぶりの新作であり、彼が長年にわたり築き上げてきた世界観や独自のメッセージが込められた作品として注目を集めています。物語はジブリらしいファンタジーながら、登場人物の心の葛藤や成長、家族の絆など、普遍的なテーマを描いています。

ただし、作品は非常に奥深く、明確な解釈が難しい場面も多く存在します。一部の観客は物語の意味を理解しきれないと感じることもあるかもしれませんが、その分、多くの人々が自分自身の経験や感情と重ね合わせ、様々な解釈を持ち寄って楽しむことができる作品と言えるでしょう。

なお、本作品については、ネタバレの含まれる感想・評価もありますので、視聴前には注意が必要です。物語の全容を自ら楽しむためにも、実際に映画をご覧いただくことをおすすめします。

君たちはどう生きるかの感想・評価

「君たちはどう生きるか」の感想・評価はネット上で両極端なものが見られます。レビューサイトでは高評価と低評価の両方があり、ヤフージャパンのサービス「リアルタイム検索」でも感情「ポジティブ」の割合が公開後から常に80%を超えています。一部の人は、ジブリらしい世界観やキャラクターの魅力に感動し、作品を高く評価しています。特に、宮崎監督の新たな表現や映像の美しさに対する称賛が見受けられます。

一方で、作品の内容やストーリーに対して理解しきれないと感じる声もあります。ネット上の感想では、「原作を事前に読んでおくことが必要かもしれない」との意見や、「映像が美しいがストーリーが理解できない」といった意見が挙がっています。

このように、「君たちはどう生きるか」は、ジブリのファンやアニメ愛好者にとっては魅力的な作品となっており、一部の人には物語の理解が難しいと感じるかもしれません。しかし、宮崎監督が描く独特の世界観やキャラクターの魅力は多くの人にとって引き続き魅力的であり、作品の賛否両論が広がっているようです。

ストーリー詳細(ネタバレあり)

映画『君たちはどう生きるか』は、戦時中に母親を亡くした主人公・眞人(マヒト)が、父と疎開先へと旅立つ物語です。戦争の影響で混乱する中、眞人は「母は生きている」という謎めいた言葉を残していったアオサギを追い求めます。

物語はアオサギの謎と共に進み、眞人が疎開先でさまざまなキャラクターたちと交流する中で成長していく姿が描かれます。ジブリらしいファンタジー要素と深いテーマ性が組み合わさり、観客を魅了します。

作品では、いのちの尊さや人と自然との共生、家族の大切さなど、普遍的なテーマが描かれています。また、宮﨑駿監督らしい独特の世界観や哲学的な要素も散りばめられており、一度観ただけでは理解しきれない謎めいた要素が多く存在します。

ジブリ新作映画の感想

観客からはさまざまな感想が寄せられています。作品の内容を知らずに観ることで、驚きや感動が倍増したという声もあります。一方で、ジブリ作品独特の雰囲気やテーマ性が苦手な人にとっては、作品を理解するのが難しいと感じる人もいるようです。

作品にはジブリのファンタジーな世界観が表現されており、キャラクターたちの心の成長や葛藤が描かれています。そのため、子供だけでなく大人も楽しめる作品として評価されています。

ただし、一部の観客からは、作品の内容やストーリーが難解であると感じたという意見もあります。ジブリ作品にありがちな夢オチや理解しづらい部分があるため、好みが分かれる作品と言えるでしょう。

『君たちはどう生きるか』は公開前から宣伝がほとんど行われていなかったため、初見での観賞が推奨されています。そのため、事前情報を少なくして作品に臨むことで、より作品の世界に没頭できると評されています。

なお、本作品についての感想や評価は観客個人の主観によるものであり、人それぞれの見解があるため、実際に観てみて自分自身で判断するのが良いかもしれません。

君たちはどう生きるかの声優キャスト・登場人物一覧

牧眞人山時聡真
眞人の父木村拓哉
久子・夏子木村佳乃
アオサギ・サギ男菅田将暉
ヒミ・若き日の久子あいみょん
キリコ柴咲コウ
老いたペリカン小林薫
異世界の殿様・大叔父火野正平
インコの王様國村隼
老婆大竹しのぶ
老婆竹下景子
老婆滝沢カレン
老婆阿川佐和子
老婆風吹ジュン

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