一人暮らしに必要なものリスト!初期費用を安く抑えるコツ

一人暮らしに必要なものリストを作るときは、「最初から全部そろえる」のではなく、「入居初日から必要」「1週間以内に必要」「住んでから判断」の3段階に分けるのが失敗しにくい方法です。家具や家電を勢いで買いそろえると、部屋に入らない、備え付け設備と重複する、結局使わないといった無駄が起こりやすくなります。
初期費用を安く抑えたいなら、家具家電の節約だけを見るのでは不十分です。賃貸契約費、引越し代、家具家電、生活用品、インターネットやライフラインまで含めて全体を管理すると、削れる費用と削らないほうがよい費用が見えてきます。
この記事では、一人暮らしを始める際に必要なものを優先度別・場所別に整理し、入居初日に困らない最低限の準備から、初期費用を抑える具体策、買わなくてもよいもの、失敗しやすいポイントまでまとめます。学生、新社会人、転勤など、初めて一人暮らしをする人でも、そのまま準備に使える内容です。
一人暮らしに必要なものは最初から全部そろえなくてよい
一人暮らしでは、生活に必要なものを一度に買うより、必要性が高い順に購入するほうが支出を抑えやすくなります。特に家具や収納用品は、実際に生活を始めないと適切なサイズや必要量が分からないことが珍しくありません。
最初に優先すべきなのは、寝る、入浴する、食事をする、着替える、洗濯する、連絡や仕事をするといった基本生活を維持するためのものです。装飾品や大型収納、調理家電などは、必要性を感じてから追加しても遅くありません。
最優先でそろえるもの
入居初日から数日以内に必要になりやすいものは次のとおりです。
-
寝具
-
カーテン
-
照明器具
-
冷蔵庫
-
洗濯機または当面の洗濯手段
-
エアコンがない物件では冷暖房器具
-
スマートフォンと充電器
-
トイレットペーパー
-
タオル
-
歯ブラシなどの洗面用品
-
シャンプー、ボディソープ
-
ゴミ袋
-
最低限の食器
-
箸、スプーン
-
洗剤
-
ハンガー
-
常用している薬や衛生用品
ただし、冷蔵庫や洗濯機を必ず入居初日までに購入する必要があるとは限りません。近くにコンビニやコインランドリーがあり、数日後に配送予定であれば、一時的に代替できます。
生活してから買えばよいもの
次のものは、入居前に急いで購入すると失敗しやすい代表例です。
-
ソファ
-
ダイニングテーブル
-
大型テレビ
-
テレビ台
-
本棚
-
大型収納家具
-
ラグ
-
カーペット
-
コーヒーメーカー
-
トースター
-
電気ケトル
-
掃除機
-
空気清浄機
-
加湿器
-
衣類乾燥機
-
大型の調理器具
-
来客用の食器や布団
たとえば床がフローリングで部屋が狭い場合、ソファを置くことで生活動線が大きく制限されることがあります。収納家具も、クローゼットの容量を確認してから買えば不要になる可能性があります。
具体例
6畳程度のワンルームでベッド、テレビ台、ローテーブル、ソファ、本棚を先に購入すると、空いている床面積が想像以上に少なくなることがあります。先にベッドと小型テーブルだけで生活し、「本当に座る場所が不足しているか」を確認してからソファを追加するほうが無駄を防げます。
一人暮らしの初期費用は4つに分けて考える
一人暮らしの初期費用は、賃貸契約にかかる費用だけではありません。次の4つに分解すると、予算オーバーを防ぎやすくなります。
| 費用区分 | 主な内容 | 節約しやすさ |
|---|---|---|
| 賃貸契約費 | 敷金、礼金、前家賃、仲介手数料など | 物件選びで大きく変わる |
| 引越し費 | 引越し業者、配送、交通費 | 日程や荷物量で変わる |
| 家具家電費 | 冷蔵庫、洗濯機、寝具、家具など | 買い方で調整しやすい |
| 生活準備費 | 日用品、調理用品、通信環境など | 後回しで調整しやすい |
節約効果が大きいのは、数百円の日用品を細かく削ることよりも、家賃や契約条件、大型家電、引越し方法を見直すことです。初期費用全体を見ながら、大きな支出から順に検討するほうが効率的です。
賃貸契約で発生しやすい費用
賃貸住宅では、物件や契約内容によって次の費用が発生する場合があります。
-
敷金
-
礼金
-
入居月の日割り家賃
-
翌月分の前家賃
-
共益費や管理費
-
仲介手数料
-
家賃保証会社の費用
-
火災保険などの保険料
-
鍵交換費用
-
クリーニング費用
-
消毒や害虫防除などのサービス費
-
24時間サポートなどの付帯サービス
すべての物件で同じ項目が請求されるわけではありません。見積書を受け取ったら、「何の費用なのか」「必須なのか任意なのか」「契約書のどこに記載されているか」を一項目ずつ確認することが重要です。
仲介手数料については上限が定められており、居住用建物では貸主と借主から受け取る合計額は原則として賃料1か月分の1.1倍以内です。借主一方から受け取れる額についても原則がありますが、依頼時の承諾などによって扱いが変わるため、実際の請求額は契約前に確認する必要があります。
初期費用は家賃だけで判断しない
家賃が安くても、礼金、保証会社費用、短期解約違約金、更新条件などによって総負担が増える場合があります。反対に、家賃が少し高くても敷金や礼金が少なく、設備が充実していれば、家具家電の購入負担を減らせることがあります。
物件を比較するときは月額家賃だけを見るのではなく、「入居時」「毎月」「退去時」に分けて支出を考えると判断しやすくなります。
具体例
家賃7万円で敷金1か月、礼金1か月、前家賃1か月が必要な契約なら、この3項目だけで21万円です。ここに仲介手数料、保証関係費用、保険、鍵交換などが加わる可能性があります。
一方で敷金・礼金が少ない物件でも、別の初期費用や退去時費用が設定されている場合があるため、見積総額と契約条件を比較する必要があります。
入居初日に絶対に確認しておきたいもの
新居に到着してから「ないことに気づく」と特に困りやすいのが、照明、カーテン、寝具、トイレットペーパーです。家電より地味ですが、生活開始直後の快適性に直結します。
カーテン
カーテンは防犯、プライバシー、遮光、断熱の面から優先度が高い用品です。特に1階や道路から室内が見えやすい部屋では、入居日までに用意しておくほうが安心です。
購入前にはカーテンレールの幅と、レールから床または窓枠までの高さを測ります。窓の見た目だけでサイズを判断すると、丈が短い、長すぎる、幅が不足するといった失敗につながります。
レースカーテンも必要になることがあります。日中に自然光を入れながら室内を見えにくくしたい場合に有効です。
照明器具
賃貸物件では、すべての部屋に照明が付属しているとは限りません。内見時に照明が点いていても、前入居者の残置物だったり、契約後には撤去されたりするケースも考えられます。
天井の配線器具の形状と、照明が設備として含まれているかを事前に確認しておくと安心です。照明が必要な物件では、入居日の夜までに使用できるよう準備します。
寝具
ベッドそのものより、まず寝られる環境を確保することが優先です。敷布団やマットレス、掛け布団、枕、シーツ類があれば、ベッドフレームは後日でも生活できます。
狭い部屋ではベッドフレームの有無が収納や動線に大きく影響します。最初はマットレスだけで暮らし、部屋の使い方が固まってからフレームを決める方法もあります。
ただし、マットレスを床へ長期間直置きすると湿気がこもりやすいため、定期的に立てて乾燥させるなどの対策が必要です。
トイレットペーパーと衛生用品
引越し作業中はすぐにトイレを使うため、トイレットペーパーは段ボールの奥に入れず、手荷物として持参するほうが便利です。
次の用品も同じ袋へまとめておくと、到着直後から使えます。
-
ティッシュ
-
ウェットシート
-
タオル
-
ハンドソープ
-
歯ブラシ
-
ゴミ袋
-
スマートフォン充電器
-
常用している薬
-
絆創膏
-
マスクなど必要な衛生用品
一人暮らしに必要な家電リスト
家電は一人暮らしの初期費用を大きく左右します。全部を新品でそろえる前に、物件設備、生活スタイル、外食頻度、洗濯頻度、在宅時間を確認すると無駄を減らせます。
冷蔵庫
自炊する人は冷蔵庫の優先度が高くなります。外食中心でも、飲み物、調味料、冷凍食品、作り置きなどを保存できるため、多くの人にとって必要性の高い家電です。
選ぶときは容量だけでなく、次の条件を確認します。
-
設置スペースの幅
-
奥行き
-
高さ
-
扉を開ける方向
-
搬入経路
-
冷凍室の大きさ
-
電子レンジを上に置ける仕様か
-
コンセント位置
-
放熱に必要なスペース
料理をほとんどしない人と、週末にまとめて作り置きする人では必要な冷凍室容量が大きく違います。単純に「一人暮らし用」と書かれた商品だけで決めず、実際の食生活から選ぶことが重要です。
洗濯機
自宅で洗濯するなら優先順位の高い家電です。設置前には防水パンの内寸、蛇口の位置、排水口、洗濯機上部の棚、扉の開閉スペースを確認します。
本体サイズだけを見て購入すると、防水パンには入っても蛇口と干渉する場合があります。また、玄関や廊下が狭くて搬入できないケースもあるため、搬入経路まで測る必要があります。
コインランドリーを使いやすい環境なら、入居直後に急いで購入せず、後日ゆっくり選ぶことも可能です。
電子レンジ
自炊をほとんどしない人でも、弁当、冷凍食品、作り置きの温めに使えるため利便性が高い家電です。
温め機能だけで十分なら単機能タイプ、オーブン料理やお菓子作りをするならオーブン機能付きなど、用途を明確にして選びます。高機能でも使わなければ、購入費だけでなく設置スペースも無駄になります。
炊飯器
米を頻繁に炊く人には便利ですが、必須ではありません。鍋で炊飯する方法もあり、外食や麺類中心なら使用頻度が低い場合があります。
購入する場合は「何合炊けるか」だけでなく、予約炊飯、保温、洗いやすさなど日常の使いやすさも確認します。
電気ケトル
短時間でお湯を沸かしたい人には便利です。コーヒー、カップ麺、スープなどを頻繁に利用するなら使用頻度が高くなります。
一方でコンロと鍋があり、お湯を使う頻度が低ければ急いで買う必要はありません。
掃除機
掃除機は必ずしも入居初日から必要ではありません。ワンルームで床面積が小さければ、フローリングワイパーや粘着クリーナーで一定期間対応できます。
カーペットを敷く、ペットを飼う、髪の毛やほこりが多い、掃除を短時間で済ませたいといった場合には、掃除機の利便性が高くなります。
ドライヤー
毎日使う人は最初から準備したほうがよい家電です。実家から持っていける場合は新品を買う必要はありません。
小型家電は一つひとつの価格が低く見えるため、まとめ買いで支出が膨らみやすいカテゴリーです。必要なものだけを持ち込み、足りないものを追加する方法が向いています。
テレビ
テレビをほとんど見ない人には必須ではありません。スマートフォン、タブレット、パソコンで映像コンテンツを見る生活なら、大型テレビを買わないことで本体代だけでなくテレビ台や収納スペースも節約できます。
一方、地上波放送を日常的に見る人やゲーム機を大画面で使いたい人には必要性があります。生活スタイルに合わせて判断します。
エアコン
賃貸では備え付けられていることが多い一方、すべての物件に必ずあるわけではありません。設備欄を確認し、故障時の修理負担が貸主側なのか、残置物扱いなのかも確認しておくとトラブル防止につながります。
冷暖房器具を自分で設置する必要がある場合、設置可否や工事条件を管理会社へ確認してから購入します。
家電を買う前に必ず測る場所
一人暮らしで高額な失敗になりやすいのが、「買った家電が置けない」「部屋まで運べない」という問題です。購入前の採寸は、節約のためにも欠かせません。
冷蔵庫置き場
次の場所を測ります。
-
設置場所の幅
-
奥行き
-
高さ
-
コンセント位置
-
周囲の壁や家具との距離
-
扉を全開できる範囲
設置場所ぴったりのサイズを選ぶのではなく、メーカーが指定する放熱スペースも考慮します。
洗濯機置き場
防水パンの内寸だけでなく、蛇口までの高さと排水口の位置を見ます。縦型とドラム式では扉の開き方も異なるため、前方スペースの確認も必要です。
玄関と廊下
大型家電は設置場所より搬入経路のほうが狭い場合があります。玄関ドア、廊下、階段、エレベーター、室内ドアの幅を確認します。
曲がり角がある場合は、単純な横幅だけでは判断できません。大型商品は購入店に搬入可否を相談し、必要に応じて事前確認を利用します。
一人暮らしに必要な家具リスト
家具は家電より後回しにしやすい分野です。最初から「一人暮らしらしい部屋」を完成させようとせず、生活動線と収納不足を確認してから追加したほうが失敗を防げます。
ベッドまたは寝具
ベッドを置く場合、部屋の広さだけではなく、収納扉や室内ドアを開けられる位置を確認します。
収納付きベッドは収納力が高い反面、引き出しを開ける側にスペースが必要です。床下収納タイプも、湿気対策や出し入れ頻度を考えて選びます。
テーブル
一人暮らしでは、食事、勉強、パソコン作業など複数用途で使えるテーブルが便利です。
在宅勤務をする場合は、ローテーブルだけでは姿勢がつらくなることがあります。長時間パソコンを使う人は、デスクと椅子に予算を配分したほうが生活の快適性につながります。
椅子
食事だけなら小型チェアでも十分ですが、在宅勤務や勉強で長時間座るなら、座面、背もたれ、高さ調整などを重視します。
安さだけで選んだ椅子を短期間で買い直すと、結果的に支出が増えます。毎日長時間使うものは、初期費用を削りすぎないほうがよい場合があります。
収納家具
収納家具は後回しを基本にします。先にクローゼット、押し入れ、キッチン収納、洗面台収納を使い、それでも足りない部分だけ追加するほうが合理的です。
特に大型タンスや本棚は、引越し時の負担や処分費も増やします。将来の転居可能性が高い人ほど、軽量で分解できる収納を選ぶと扱いやすくなります。
ハンガーラック
クローゼットが小さい部屋では便利ですが、最初から購入するのではなく、手持ちの衣類を収納してから不足分を確認します。
衣類を減らすだけでラックが不要になる場合もあります。収納を増やす前に、持ち物量を見直すことも有効です。
キッチンで必要なものリスト
一人暮らしのキッチン用品は「料理ができる道具を全部そろえる」のではなく、「普段作る料理に必要な道具だけ」に絞ります。
最低限の調理器具
自炊をする人なら、まず次の道具があれば多くの基本料理に対応できます。
-
フライパン
-
鍋
-
包丁
-
まな板
-
菜箸
-
フライ返しまたは調理スプーン
-
ボウル
-
ザル
-
計量カップ
-
キッチンばさみ
-
保存容器
すべてをセット商品で買う必要はありません。使わないサイズの鍋や調理器具がセットに含まれていると、収納スペースを圧迫します。
食器
一人暮らしなら、最初から何人分もの食器をそろえる必要はありません。
最低限としては次の程度から始められます。
-
茶碗
-
汁椀
-
平皿
-
深皿または丼
-
コップ
-
箸
-
スプーン
-
フォーク
来客用食器は必要になってから追加できます。食器を増やしすぎると、洗わずに使い回してシンクへ食器がたまりやすくなる人もいるため、あえて少数にする方法もあります。
キッチン消耗品
忘れやすいのが消耗品です。
-
食器用洗剤
-
スポンジ
-
キッチンペーパー
-
ラップ
-
アルミホイル
-
ゴミ袋
-
水切り用品
-
ふきん
-
排水口用ネット
調理器具がそろっていても、洗剤やスポンジがなければ入居初日の食事後に困ります。
自炊しない人は最低限でもよい
外食や弁当中心なら、フライパンや鍋を最初から買わず、電子レンジ対応の皿やコップだけでも生活できます。
一人暮らしを始めると自炊するつもりでも、通勤時間や勤務時間によって実際の料理頻度が変わることがあります。料理習慣が定着してから道具を追加すれば、無駄な購入を防げます。
浴室・洗面所で必要なものリスト
浴室用品は単価が低いため軽視しがちですが、まとめ買いすると意外に品数が増えます。実家で使っているものを持参できるなら、そのまま利用すると初期費用を抑えられます。
入浴用品
最低限必要なのは次のようなものです。
-
バスタオルまたは大きめのタオル
-
フェイスタオル
-
シャンプー
-
コンディショナー
-
ボディソープまたは石けん
-
ボディタオル
-
浴室用洗剤
-
掃除用スポンジ
-
バスマット
タオル類は大量に買う必要はありません。洗濯頻度に合わせて必要枚数を決めます。
洗面用品
-
歯ブラシ
-
歯磨き粉
-
洗顔料
-
ヘアブラシ
-
ドライヤー
-
ひげそりなど必要な身だしなみ用品
-
コンタクト用品など必要な衛生用品
収納ボックスは、これらを置いてから必要性を判断します。洗面台収納だけで収まるなら追加購入は不要です。
トイレで必要なものリスト
トイレ用品は最初から用意しておくと安心です。
-
トイレットペーパー
-
トイレ用洗剤
-
トイレブラシまたは清掃用品
-
ゴミ袋
-
必要に応じてサニタリーボックス
-
必要に応じて便座シート
トイレマットや便座カバーは好みによります。洗濯や清掃の手間が増えるため、使わない選択もあります。
洗濯に必要なものリスト
洗濯機だけでは洗濯生活は始められません。洗剤、ハンガー、物干し場所まで一緒に考えます。
基本用品
-
洗濯用洗剤
-
ハンガー
-
ピンチハンガー
-
洗濯ネット
-
洗濯かご
-
物干し竿または室内干し用品
柔軟剤は必須ではありません。必要性や好みに応じて追加します。
ベランダの使用条件を確認する
ベランダがあっても、物干し金具がない、低い位置にしか干せない、管理規約で干し方に制限がある場合があります。
浴室乾燥機が備え付けられている物件なら、物干し用品を減らせることがあります。入居前に設備を確認することが節約につながります。
掃除に必要なものリスト
最初から大型掃除機を買う必要はありませんが、最低限の清掃用品は入居日にあると便利です。
-
フローリングワイパー
-
清掃シート
-
粘着クリーナー
-
雑巾
-
ゴミ袋
-
キッチン用洗剤
-
浴室用洗剤
-
トイレ用洗剤
-
スポンジ
-
ゴム手袋
入居直後は家具が少なく床掃除をしやすいため、荷物を入れる前に一度清掃すると効率的です。
掃除用品は場所別に大量購入せず、兼用できるものから始めると品数を抑えられます。ただし、素材によって使えない洗剤があるため、床材や設備の取扱説明に合う製品を使います。
防災と防犯のために用意したいもの
一人暮らしでは、家具家電だけでなく災害や停電、体調不良への備えも必要です。入居初日にすべてそろえる必要はありませんが、生活が落ち着いたら早めに整えておきたい分野です。
防災用品
-
飲料水
-
保存しやすい食品
-
懐中電灯
-
モバイルバッテリー
-
乾電池
-
携帯ラジオなど情報収集手段
-
救急用品
-
常用薬
-
マスク
-
軍手
-
簡易トイレ
-
現金
-
身分証明書類の控えなど
必要量は居住地域、住居、家族との連絡手段などで変わります。自治体の防災情報やハザードマップも確認し、自宅周辺の災害リスクと避難場所を把握しておきます。
防犯用品
補助錠、防犯ブザー、センサーライトなどが役立つ場合があります。ただし、賃貸物件ではドアや壁への加工が禁止されている場合があるため、取り付け前に契約条件を確認します。
玄関や窓の鍵が正常に作動するか、オートロックの使い方、宅配ボックスの利用方法なども入居時に確認しておきます。
一人暮らしの初期費用を安く抑えるコツ
一人暮らしの初期費用を大きく下げたいなら、家具家電の値引きより先に、物件契約、引越し、大型商品という金額の大きい支出を見直します。
敷金・礼金だけでなく契約総額で比較する
「敷金ゼロ」「礼金ゼロ」という条件だけで物件を決めると、別の費用が発生して総額では安くならない場合があります。
比較時には、契約時の見積書に含まれる費用をすべて並べます。さらに短期解約違約金、退去時クリーニング費用、更新関連費用など、将来発生する可能性がある項目も確認します。
敷金は単純な手数料とは性質が異なります。退去時の原状回復費用などとの精算に関係するため、「敷金があるから損」「敷金ゼロなら得」と単純に判断しないことが大切です。
不要な付帯サービスがないか確認する
契約見積もりには、消毒施工、簡易消火用品、24時間サービスなどが含まれている場合があります。
これらが契約上必須なのか任意なのかは物件や契約によって異なります。不明な項目があれば、不動産会社へ内容と加入条件を確認します。
必要なサービスまで無理に外そうとするのではなく、「何の費用か分からない状態で契約しない」ことが基本です。
フリーレントは条件まで読む
一定期間の家賃が免除されるフリーレント物件は、入居直後の負担を軽減できる場合があります。
一方で、一定期間内の解約に違約金が設定されていることがあります。短期間で転勤や引越しをする可能性がある人は、免除額だけでなく解約条件まで確認する必要があります。
家具家電付き物件も比較する
進学や転勤などで居住期間が短い場合、家具家電付き物件が有力な選択肢になることがあります。
冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、ベッドなどを買わずに済めば、購入費だけでなく退去時の処分や運搬も減らせます。
ただし月額家賃が高く設定されている場合や、設備の種類を自由に選べない場合もあります。長期間住む予定なら、自分で購入したほうが総額を抑えられるケースもあるため、入居期間を基準に比較します。
家電は新品だけに限定しない
中古家電、リユース品、展示品、型落ち品などを選ぶと購入費を抑えられる場合があります。
中古を選ぶときは、価格だけでなく次を確認します。
-
製造年
-
保証の有無
-
動作確認
-
配送費
-
設置費
-
清掃状態
-
返品条件
-
故障時の対応
-
処分時の費用
冷蔵庫や洗濯機は大型で、故障すると生活への影響が大きいため、極端に安い無保証品が必ず得とは限りません。
家電セットは単品価格と比較する
一人暮らし向け家電セットは、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなどを一括で購入できるため手間を減らせます。
ただし、すべての機種が自分の生活に合っているとは限りません。冷凍室が小さい、洗濯容量が合わない、不要な家電まで含まれるといった可能性があります。
セット価格だけを見ず、必要な機種だけを単品購入した場合と比べます。
実家から持っていけるものを先に洗い出す
最も手軽な節約方法の一つが、すでに持っているものを活用することです。
-
寝具
-
タオル
-
食器
-
調理器具
-
ハンガー
-
ドライヤー
-
デスク
-
椅子
-
収納ケース
-
延長コード
-
文房具
-
掃除用品
ただし、運搬費が高くなる大型家具は注意が必要です。安い家具を遠距離輸送するより、新居近くで買い直したほうが総額が下がる場合があります。
引越し荷物を減らす
引越し費用は移動距離、時期、荷物量、作業条件など複数の要因で変わります。持っていく荷物が少なければ、小さな車両や宅配便など別の方法を選択できる可能性もあります。
引越し前に不要品を処分すれば、運んだ後に捨てる二度手間も減ります。
特に処分を検討しやすいのは次のようなものです。
-
長期間着ていない衣類
-
読み返さない本
-
壊れた家電
-
使用していない収納ケース
-
サイズが新居に合わない家具
-
重複している食器
-
古い寝具
引越し日は柔軟にする
引越し需要は時期や曜日、時間帯によって変動します。日程を固定しすぎず、複数候補を提示できれば費用を抑えられる場合があります。
ただし、安さだけで入居日と引越し日を大きくずらすと、家賃が二重に発生したり、ホテル代が必要になったりすることがあります。引越し料金単体ではなく、総費用で判断します。
複数の引越し方法を比較する
荷物が少ない一人暮らしでは、必ずしも一般的な引越し業者だけが選択肢ではありません。
-
引越し業者
-
単身向けサービス
-
宅配便
-
レンタカー
-
家族や知人の車
-
家具家電を新居へ直接配送
それぞれ費用だけでなく、運搬できる荷物、補償、階段作業、梱包、時間、労力が異なります。
自分で運ぶ場合は安くなる可能性がありますが、大型家具の転倒や家屋の損傷、けがのリスクもあるため、無理な運搬は避けます。
100円ショップや低価格店で十分なものと節約しすぎないもの
一人暮らしでは、すべてを高価な商品でそろえる必要はありません。一方、毎日長時間使うものまで価格だけで決めると、買い直しにつながることがあります。
低価格でも選びやすいもの
品質を確認しつつ、比較的費用を抑えやすいのは次のような用品です。
-
ゴミ箱
-
収納小物
-
掃除用品
-
キッチン小物
-
洗濯ネット
-
ハンガー
-
文房具
-
食器
-
洗面用品の収納
-
消耗品
ただし、耐熱性や食品接触用途など安全性が関係する商品は、表示された使用条件を守ります。
安さだけで選ばないほうがよいもの
長時間使うものや故障時の影響が大きいものは、耐久性や保証も含めて判断します。
-
マットレス
-
毎日使う椅子
-
冷蔵庫
-
洗濯機
-
電源タップ
-
延長コード
-
暖房器具
-
調理家電
特に電気用品は、用途と定格容量に合うものを使用します。安価だから危険という意味ではなく、必要な安全基準や仕様を確認して使用することが重要です。
新品と中古はどちらが一人暮らし向きか
新品と中古のどちらが優れているかは、品目と居住予定期間で変わります。
| 比較項目 | 新品 | 中古 |
|---|---|---|
| 購入価格 | 高くなりやすい | 抑えやすい |
| 保証 | 充実しやすい | 店舗や商品次第 |
| 使用年数 | 長く使いやすい | 残り寿命を判断しにくい |
| 選択肢 | 多い | 在庫次第 |
| 清潔感 | 状態を気にしにくい | 状態確認が必要 |
数年以上使う予定の冷蔵庫や洗濯機は新品を選び、テーブルや棚など構造が単純な家具は中古を検討するなど、品目ごとに使い分ける方法があります。
中古家電を購入するときは本体価格だけで判断しないことが重要です。配送費、設置費、保証、故障時の処分まで含めて考えます。
退去時まで考えて家具家電を選ぶ
初期費用を抑えるときに見落とされやすいのが、将来の処分費と引越し費です。安く買えても、大きく重い家具は次の引越しで費用や手間が増えます。
分解できる家具を選ぶ
転居が多い人には、分解できるベッド、デスク、棚が扱いやすくなります。
完成品の大型家具は頑丈な一方、階段や玄関を通しにくく、処分にも手間がかかります。
大型家具を増やしすぎない
収納不足を感じるたびに棚を追加すると、部屋が狭くなり、次回引越しの荷物も増えます。
収納家具を増やす前に、不要品を減らす、ベッド下を使う、備え付け収納を整理するといった方法を先に試すほうが効率的です。
家電の処分方法も知っておく
家庭用のエアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機は家電リサイクル法の対象です。買い替えや処分の際には、対象となる販売店への引き取り依頼など所定の方法が必要で、自治体の一般的な粗大ごみと同じ扱いにはできません。
大型家電を中古で購入するときも、「買うときの価格」だけでなく「不要になったときの処分」を含めて考えると、長期的な費用を判断しやすくなります。
一人暮らしで意外と忘れやすいもの
大型家具家電を優先して準備すると、小さいけれど生活に欠かせない用品を忘れがちです。
電源タップと充電環境
スマートフォン、パソコン、Wi-Fiルーター、家電などを使うと、必要なコンセント数が増えます。
ただし電源タップを購入する前に、部屋のコンセント位置を確認します。家具の裏に隠れる場所や、キッチンで家電を集中して使う場所を把握すると適切に配置できます。
消費電力の大きい家電を一つの電源タップへ集中させないよう、各機器の取扱説明書と定格容量を確認します。
延長コード
ベッドやデスクの位置によっては便利ですが、部屋のレイアウトを決める前に何本も購入すると余ります。
必要な長さを測ってから用意します。
ハサミとカッター
引越し直後は段ボールを開ける機会が多いため、手荷物に入れておくと便利です。ただし移動方法によって持ち運びのルールがある場合は、それに従います。
ドライバー
家具組み立てや電池交換などで使うことがあります。組み立て家具を購入する場合は必要工具を事前に確認します。
ゴミ袋
自治体によって指定ゴミ袋や分別方法が異なる場合があります。引越し前の地域と同じとは限らないため、新居の自治体ルールを確認します。
常備薬
頭痛薬、胃腸薬など日常的に使う市販薬や、医療機関から処方されている常用薬がある場合は、すぐ取り出せるようにします。
体調不良になってから知らない土地で薬局を探すより、普段必要なものだけ準備しておくほうが安心です。
一人暮らしで最初は買わなくてもよいもの
「一人暮らしなら必要」と思われがちなものでも、生活スタイルによっては不要です。
ソファ
部屋が広く、長時間くつろぐ場所が必要なら便利です。しかしワンルームではベッドや椅子で代用できることがあります。
ソファは場所を取り、引越し時にも大きな荷物になります。必要性が明確になってから買うほうが失敗しにくい家具です。
大型テレビ
テレビを見る習慣がないなら不要です。購入するとテレビ台まで必要になることがあり、費用とスペースが増えます。
炊飯器
毎日米を食べないなら後回しにできます。生活開始後に自炊頻度を確認してから購入しても問題ありません。
トースター
パンを頻繁に焼く人には便利ですが、電子レンジやグリルなど他の設備で代用できる場合があります。
アイロン
しわになりにくい衣類を選ぶ人や、クリーニングを利用する人なら使用頻度が低い場合があります。
来客用家具
来客の予定がない段階で、折りたたみ椅子、来客用布団、大量の食器などを買う必要はありません。
必要になったときだけ用意することで収納スペースも節約できます。
一人暮らしの部屋選びで家具家電費を減らす方法
初期費用を抑えたいなら、「安い家具を探す」より前に、設備が整った物件を選ぶ方法があります。
エアコン付き
エアコンが設備として付いている物件なら、本体購入や設置工事を避けられる可能性があります。
ただし設備ではなく残置物の場合は、修理や交換の扱いが異なることがあるため契約時に確認します。
照明付き
照明器具が付属していれば、入居直後の購入品を減らせます。
室内物干しや浴室乾燥機付き
雨の日でも洗濯物を干しやすくなり、室内物干し器具を別途買わずに済む場合があります。
宅配ボックス付き
家具家電の配送やオンライン購入を利用する人に便利です。ただし大型荷物は宅配ボックスへ入らないこともあります。
十分な収納がある
クローゼットやキッチン収納が充実していれば、タンス、棚、収納ラックなどの購入を減らせます。
家賃だけでなく、「この部屋なら何を買わずに済むか」という視点で物件を見ると総費用を比較しやすくなります。
学生の一人暮らしで優先したいもの
学生は卒業後に引越す可能性を考え、家具家電を増やしすぎないことがポイントです。
勉強環境を優先する
デスクと椅子を使って学習する時間が長いなら、ソファやテレビより先に学習環境へ予算を配分します。
オンライン授業を受ける場合は、インターネット環境、パソコンの電源、照明、イヤホンなども確認します。
卒業後の処分を想定する
大型家具を大量に購入すると、卒業時に処分や運搬が必要になります。
数年間だけ住む予定なら、家具家電付き物件、リユース品、折りたたみ家具なども検討できます。
実家との重複購入を避ける
長期休暇に実家へ帰ることが多い場合、来客用用品や季節用品を必要以上に増やさなくても生活できる場合があります。
新社会人の一人暮らしで優先したいもの
新社会人は、入社前にすべて準備しようとして買いすぎやすい時期です。勤務が始まると実際の生活リズムが分かるため、最初は必要最低限に絞る方法が向いています。
朝の準備を短縮できるもの
アイロンが必要な服を毎日着るのか、弁当を作るのか、朝食を自宅で取るのかによって必要品が変わります。
仕事が始まってから自分のルーティンに合うものを追加すると、使わない家電の購入を防げます。
通勤時間を考えて自炊用品を決める
帰宅が遅い生活では、高機能な調理家電を買っても使う時間がない場合があります。
電子レンジ、冷蔵庫、保存容器など時短につながるものから始め、調理を習慣化できそうなら道具を増やします。
在宅勤務が多い一人暮らしで必要なもの
在宅勤務が多い人は、一般的な一人暮らしより仕事環境の優先順位が高くなります。
デスクと椅子
長時間作業する場合、食事用ローテーブルだけで仕事を続けると姿勢が不安定になりやすくなります。
机の高さ、椅子、モニター位置を調整できる環境を作るほうが、毎日の作業効率を維持しやすくなります。
インターネット環境
物件に「インターネット対応」「無料インターネット」などの記載があっても、利用条件や実際の接続方法は物件ごとに異なります。
仕事でオンライン会議や大容量データを扱う場合は、入居前に回線設備、利用開始手続き、工事の要否を確認します。
ヘッドセットやイヤホン
ワンルームでは生活空間と仕事空間を分離しにくいため、オンライン会議用のイヤホンやヘッドセットがあると便利です。
一人暮らしのネット・ライフライン準備
家具家電がそろっていても、電気、ガス、水道、通信が使えなければ生活できません。
電気
入居日から使用できるよう、必要な手続きを確認します。契約方法は物件や地域によって異なるため、管理会社から案内されている場合は内容を確認します。
ガス
ガスは種類や契約先を確認します。開栓に立ち会いが必要なケースもあるため、入居日が決まったら早めに手続き日程を確認します。
ガスコンロを自分で購入する物件では、使用するガスの種類に適合した製品を選ぶ必要があります。
水道
利用開始手続きの有無と方法を確認します。管理費などに水道料金が含まれる物件もあるため、契約内容を見ます。
インターネット
自宅で固定回線を使う場合、申し込みから利用開始まで時間がかかることがあります。
入居してすぐ必要なら、物件の既設設備、工事可否、スマートフォンのテザリングなど一時的な代替手段も含めて準備します。
一人暮らし開始までの買い物手順
必要なものを無駄なくそろえるには、買う順番が重要です。
1 物件の設備一覧を確認する
まず契約書類や物件情報から、次の設備を確認します。
-
エアコン
-
照明
-
コンロ
-
冷蔵庫
-
洗濯機
-
電子レンジ
-
カーテン
-
収納
-
物干し設備
-
インターネット設備
設備として付いているものを誤って購入しないようにします。
2 部屋と搬入経路を採寸する
冷蔵庫置き場、洗濯機置き場、カーテン、ベッド、玄関、廊下などを測ります。
スマートフォンで各場所を撮影し、寸法をメモしておくと買い物中に確認しやすくなります。
3 手持ちのものを整理する
実家や現在の住居から持っていけるものを確認します。
「持っているけれど古いから全部買い替える」という考え方ではなく、まだ使えるものは一度新居へ持ち込み、必要になった時点で交換するほうが初期費用を抑えられます。
4 初日セットを作る
次のものを一つのバッグや箱にまとめます。
-
トイレットペーパー
-
タオル
-
着替え
-
洗面用品
-
スマートフォン充電器
-
ゴミ袋
-
掃除用品
-
常用薬
-
飲み物
-
寝具
引越し荷物のどこに入ったか分からなくなるのを防げます。
5 大型家電を手配する
冷蔵庫や洗濯機などは配送日と入居日を調整します。
大型家電を同日に複数配送する場合、時間帯が重なる可能性もあるため、搬入作業の余裕を確保します。
6 小物は生活開始後に追加する
収納用品、キッチン用品、装飾品などは住みながら必要性を判断します。
「一週間困らなかったもの」は、そもそも必要性が低い可能性があります。
一人暮らしの買い物でよくある失敗
節約のつもりが買い直しにつながる失敗を避けることも、初期費用を抑える方法の一つです。
サイズを測らず大型家電を買う
冷蔵庫や洗濯機は返品や再配送が簡単ではありません。設置寸法、搬入経路、扉の開き方まで確認します。
収納用品を大量に買う
収納ケースを増やせば片付くとは限りません。物が増えているだけなら、先に持ち物を減らすほうが有効です。
おしゃれな部屋を一度で完成させようとする
家具やインテリアをまとめ買いすると、実際の動線と合わない可能性があります。
住み始めてから「ここに棚が必要」「このスペースは空けたい」と分かることが多いため、少しずつ完成させるほうが合理的です。
家電の機能を盛りすぎる
高機能なオーブンレンジ、多機能炊飯器、大型テレビなどは便利ですが、使わなければ費用とスペースが無駄になります。
購入前に「週何回この機能を使うか」を考えると判断しやすくなります。
安い中古品を保証なしで買う
購入直後に故障すると、修理、再購入、処分で新品より高くなる可能性があります。
中古家電は保証と販売店の対応を含めて比較します。
配送費と設置費を見落とす
大型商品では本体価格以外に配送や設置の費用が発生する場合があります。
複数店舗を比較するときは、購入完了までの総額で確認します。
古い家具を無理に持っていく
大型家具は運搬費がかかるだけでなく、新居に合わない場合があります。
購入価格が低い家具は、遠距離引越しでは運搬するより現地調達したほうが合理的なこともあります。
一人暮らしで節約してはいけない部分
初期費用はできるだけ抑えたいものですが、安全性や生活の基盤に関わる部分まで削ると、後で負担が大きくなることがあります。
睡眠環境
毎日使うマットレスや寝具は、単純に最安の商品を選ぶのではなく、自分が無理なく眠れるかを基準にします。
高級品である必要はありませんが、サイズ、硬さ、通気性、手入れ方法を確認します。
在宅勤務の椅子
毎日何時間も座る場合、椅子は生活用品ではなく仕事環境の一部です。
必要な調整機能や姿勢を確保できるものを選びます。
電気用品
延長コード、電源タップ、暖房器具などは、定格や使用条件を守る必要があります。
見た目や価格だけで選ばず、接続する家電の消費電力や設置場所に適した製品を選びます。
防犯
補助錠やセキュリティ設備など、自分の居住環境に必要な防犯対策は過度に削らないほうがよい分野です。
特にオートロックの有無だけで安全性を判断せず、玄関、窓、周囲からの見通しなども確認します。
一人暮らしで使える初日チェックリスト
引越し直前に確認するなら、次のチェックリストが実用的です。
入居前に確認すること
-
電気の利用開始手続きを確認した
-
ガスの利用開始手続きを確認した
-
水道の利用開始手続きを確認した
-
インターネットの開始日を確認した
-
冷蔵庫置き場を測った
-
洗濯機置き場を測った
-
玄関と搬入経路を測った
-
カーテンサイズを測った
-
照明の有無を確認した
-
コンロの有無と種類を確認した
-
エアコンが設備か確認した
-
ゴミ出しルールを確認した
入居初日に手元へ置くもの
-
スマートフォン
-
充電器
-
財布
-
身分証明書
-
新居の鍵
-
トイレットペーパー
-
タオル
-
洗面用品
-
着替え
-
寝具
-
ゴミ袋
-
飲み物
-
必要な薬
-
ハサミなど荷ほどき用品
1週間以内にそろえるもの
-
冷蔵庫
-
洗濯環境
-
電子レンジ
-
調理器具
-
食器
-
掃除用品
-
洗濯用品
-
必要な収納用品
-
防災用品
-
仕事や学習に必要な環境
すべてにチェックが付かなければ暮らせないという意味ではありません。自分の生活スタイルに合わせて不要な項目を外すことが、一人暮らしの初期費用を抑えるコツです。
一人暮らしの予算を決めるときの考え方
初期費用を抑えるには「家具家電にいくら使うか」だけでなく、入居後に手元資金を残すことも考える必要があります。
契約費用を最初に確定する
賃貸契約の見積もりは支出額が大きいため、最初に把握します。
見積もりには、家賃以外の項目も含めて確認します。不明な項目がある状態で家具家電の予算を決めると、後から資金不足になりやすくなります。
引越し費用を次に確定する
引越し方法が決まったら、運搬費、段ボール、交通費、駐車料金など必要な支出を整理します。
自分で運ぶ場合も「無料」と考えず、レンタカー代、燃料代、高速道路料金、手伝う人の負担などを含めて判断します。
家具家電は残った予算から優先順位を付ける
大型家電をすべて希望機種でそろえると予算を超える場合は、優先順位を付けます。
たとえば冷蔵庫と洗濯機は毎日使うため予算を確保し、テレビやソファは後回しにする方法があります。
生活防衛用のお金まで使い切らない
入居直後は予想外の出費が発生しやすい時期です。
交通費、食費、日用品、仕事用品、医療費、家電の追加購入などに対応できるよう、家具家電のために手元資金を使い切らないほうが安全です。
一人暮らしの費用を抑えるなら固定費も確認する
初期費用だけ安くても、毎月の固定費が高ければ長期的な負担は増えます。
家賃
毎月発生する固定費の中でも影響が大きい項目です。
設備が充実した高い物件と、設備が少ない安い物件のどちらが有利かは居住期間で変わります。家賃差を長期間払い続ける場合と、自分で家具家電を購入する場合を比較します。
通信費
物件にインターネット設備があっても、無料か有料か、個別契約が必要かを確認します。
スマートフォンの通信プランと自宅回線が重複していないかも見直します。
電気・ガス
家電の購入価格だけでなく、日常的な消費電力も長期的な負担に関係します。
極端に古い中古家電を安く購入すると、故障リスクや使い勝手も含めて総合的に判断する必要があります。
よくある質問
一人暮らしに最低限必要なものは何ですか
最初に必要なのは、寝具、カーテン、照明、衛生用品、トイレットペーパー、タオル、充電器など、初日の生活に直接必要なものです。
冷蔵庫や洗濯機は優先度が高いものの、配送が数日後でも代替手段があれば一時的に生活できます。ソファやテレビ、大型収納は後回しで問題ない人が多いでしょう。
一人暮らしの家具家電はいつ買うのがよいですか
大型家電は部屋の採寸と入居日が確定してから購入するのが基本です。
家具はさらに慎重にし、ベッドや仕事用デスクなど必要性が明確なものだけ先に買い、収納やソファは住み始めてから判断すると失敗を減らせます。
一人暮らしで冷蔵庫は必須ですか
絶対ではありませんが、多くの人にとって優先度の高い家電です。
外食中心で短期間なら冷蔵庫なしでも生活できる可能性はありますが、飲み物、食品、調味料を保存できないため日常の制約が大きくなります。
洗濯機は最初から必要ですか
近くにコインランドリーがあれば、入居直後に必須とは限りません。
ただし頻繁に利用すると移動の手間が増えるため、長期間住むなら自宅洗濯のほうが生活しやすい人が多くなります。
一人暮らしでテレビは必要ですか
テレビを見る習慣がなければ必須ではありません。
スマートフォンやパソコンで十分な人は、テレビとテレビ台を買わないことで初期費用と設置スペースを削減できます。
家具家電は全部新品にしたほうがよいですか
全部を新品にする必要はありません。
長期間使用し、故障時の影響が大きい家電は新品を選び、棚やテーブルなど状態を確認しやすい家具は中古にするなど、品目ごとに使い分ける方法があります。
家電セットは本当にお得ですか
必要な家電がすべて含まれ、各機種の仕様が生活に合う場合は便利です。
ただし不要な家電が入っていたり、冷蔵庫や洗濯機の容量が希望に合わなかったりする場合もあるため、単品購入の総額と比較します。
敷金ゼロ・礼金ゼロなら初期費用は安くなりますか
契約時の支出を減らせる可能性はありますが、必ず総額が最安になるとは限りません。
保証関係費用、クリーニング費、短期解約違約金など別の条件が設定されていることがあるため、契約時だけでなく入居中と退去時まで含めて確認します。
引越し前に日用品を全部買っておくべきですか
全部そろえる必要はありません。
入居初日に必要なものだけ用意し、収納用品や調理用品などは新居で生活してから追加するほうが、重複購入やサイズ違いを防げます。
家電を処分するときは粗大ごみに出せますか
家電によって扱いが異なります。
家庭用のエアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機は家電リサイクル法の対象であり、所定の方法で処分する必要があります。自治体の案内や販売店の引き取り方法を確認してください。
一人暮らしに必要なものをそろえるなら優先順位から決めよう
一人暮らしに必要なものリストは、「一般的に必要とされるものを全部買うための表」ではなく、「自分に必要なものだけを選ぶための表」として使うのが効果的です。入居初日から必要なのは、寝具、カーテン、照明、衛生用品、最低限の食事用品など、生活を止めないためのものに限られます。
初期費用を安く抑えるなら、まず賃貸契約の見積総額を確認し、次に引越し方法と大型家電を決めます。その後、実家から持ち込めるものを整理し、家具や収納用品は生活開始後に追加すると無駄が減ります。
特に冷蔵庫、洗濯機、ベッドなど大きな商品は、価格だけでなく設置寸法、搬入経路、配送費、保証、将来の処分まで含めて判断してください。安く買えた商品をすぐ買い直すことになれば、節約にはなりません。
最初から完成した部屋を目指す必要はありません。まず「眠れる」「入浴できる」「着替えられる」「最低限の食事ができる」「仕事や学校へ行ける」という状態を作り、一週間ほど生活して不足を確認してから買い足す方法が、無駄な出費を抑えながら快適な一人暮らしを始める現実的な方法です。
