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医師に聞いた新型コロナウイルスワクチンの副作用対処法とは?

更新日:

新型コロナウイルスのワクチン接種を予約して、すでに予定している人もいれば、これからワクチン接種予約の計画を立てようとしている人もいるでしょう。
いずれにしても、副作用の話が出てくると、少し不安になるかもしれません。

一般的なコロナウイルスワクチンの副作用は、注射を受けた腕の痛みや腫れ、発熱、寒気、疲労感、頭痛などです。

これらはすべて普通のことです。

発熱のような症状は、何か問題が起きているように思われるかもしれませんが、実はすべてが正常であることを示すサインです。

医師に聞きましたが、熱が出なくても全く問題ありません。
ワクチンはまだ自分に効いています。

インフルエンザのような症状は、ワクチンで病気になったとか、新型コロナウイルスに感染したということではありません。
承認されたワクチンには生きたウイルスが含まれていないので、病気にはならないということです。
また、隣人が発熱や悪寒を感じたからといって、自分がそうなるとは限りません。ワクチン副反応は様々です。

また、モデナ社やファイザー社のコロナワクチンの2回目の接種で、より強い反応を示す人がいるという報告もあり、副作用が出る可能性を減らすために何かできることはないのか、また、副作用が出た場合のケアはどうすればいいのか、気になります。
ここでは、そのために必要な情報をご紹介します。

コロナワクチン注射の前に

副作用の可能性を先取りしようと、ワクチン接種前に鎮痛剤を服用するのはやめましょう。

「ワクチンの臨床試験の一環として行われたわけではないので、免疫系に影響を与えるかどうかはわかりません」と医師は言います。

さらに、すべての人が副作用を経験するわけではありませんし、必要のない市販薬を服用する必要はありません。市販の薬を飲むと、薬自体にも副作用の可能性があるからです。

ただし、例外があります。
関節炎などの持病のために薬を定期的に服用している場合や、その日に片頭痛に悩まされていて痛みを和らげるために服用する必要がある場合は、服用しても問題ないと医師は言います。決まったルールはありませんが、結局は自分にとって何がベストなのか、自分のリスクベネフィットを考えればいいのです。疑問や不安がある場合は、医師に連絡してください。

1.ワクチン接種後に腕を動かす

血流が良くなり、筋肉が鍛えられます。

手足を動かし続けることで、注射部位の痛みや腫れを抑えることができるそうです。

2.ワクチン注射を受けた腕に洗濯バサミを使う

冷たい水で濡らした洗濯バサミを、注射を受けた腕に当てましょう。冷たいものを使うことで、腫れを抑えることができます。

3.インフルエンザのような症状には、安静とタイレノールで対処する

熱や悪寒がある場合は、アセトアミノフェン(タイレノール)を飲みましょう。

ワクチン接種後にアセトアミノフェンを服用することで、免疫反応が阻害されることを示唆するデータはありません。

モデルナ臨床試験において、それぞれ95%と94%という有効性は、参加者が後に薬を飲むことを制限していなかったことに基づいていると指摘しています(そうした人もいると考えられます)。

必要であれば横になって休み、水分を補給し、一般的には自分の体に耳を傾け、自分自身を大切にしましょう。

新型コロナウイルスのモデルナアームの管理方法

「新型コロナウイルスワクチンのモデルナアーム」と呼ばれる副作用があります。
これは、ワクチン注射を受けた部分に、赤み、かゆみ、腫れ、痛みを伴う発疹が出るものです。

「これは遅発性のアレルギー反応で、免疫細胞がmRNAスパイクタンパク質を持っている筋肉細胞と反応した結果です」と医師は言います。
幸いなことに、これは生命を脅かすような有害な反応ではなく、自分の免疫システムが活発化していることを示すもう一つのサインなのだそうです。

1回目の注射で “新型コロナウイルスのモデルナアーム”になったからといって、2回目のワクチン注射を避けるべきではありません。

「2回目の接種が必要なワクチンの場合は、推奨される間隔で2回目の接種を受ける必要があります」と書かれています。

発疹を鎮めるために、医師は冷湿布を使うことを勧めています。
痛みがどうしても気になる場合は、タイレノールやNSAIDを服用してください。痒みには抗ヒスタミン剤を使います。

2回目の接種の際には、ワクチンを接種する人に前回この発疹が出たことを伝え、反対側の腕に注射をしてもらうようにしましょうと言っています。

新型コロナウイルスのモデルナアームは、ワクチン接種後4時間以内にじんましん、腫れなどを経験した場合(「非重度のアレルギー反応」に分類されます)や、アナフィラキシー(エピペンによる治療や病院の受診が必要な「重度」のアレルギー反応)とは異なります。このような経験をした場合、2回目のワクチン接種を控えるよう勧告しています。

コロナワクチンの副作用が続く、または悪化した場合の対処法

コロナワクチンの副作用は数日以内に治まります。

もし、24時間後に腕の赤みや圧痛がひどくなったり、数日経っても副作用が改善されずに治らない場合は、医師に連絡してください。

また、3日連続で高熱が出たり、いつでも呼吸困難や胸の痛みが出ている場合も医師に相談が必要です。
これらは想定外の副作用であり、医師の診察が必要です。

金本由樹

ガガログ 健康担当
専門医として診療を行う現役の医師医療センターで診療に従事。本も出版。健康情報発信や記事の監修。

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