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オミクロン株の症状(新型コロナウイルス感染)について最新情報まとめ

更新日:

新型コロナウイルスの症状や重症度、ワクチンの効果について。
感染者が症状を発症するまでの時間は、これまでの変種よりもオミクロンの方が短い可能性があります。

オミクロンと呼ばれる新しいコロナウイルスの変種が、11月24日に南アフリカの科学者によって初めて確認されました。

コロナを引き起こすウイルスの最新亜種は、すでに高い感染力を持つデルタ亜種よりも感染力が強いと考えられています。
オミクロンはすでに106カ国以上で検出されているとWHOは発表しています。

また、科学者たちは、この変種が多くの変異を持つため、ワクチン接種を回避できるのではないかと懸念しています。

デルタが優勢になると、風邪のような上気道症状が多くなり、味覚と嗅覚の喪失は他の変種より少なくなりました。

オミクロンでは、デルタよりも症状が軽いようだと言う専門家もいれば、確認するのは早計だと言う専門家もいます。

オミクロンの代表的な症状とは?

コロナの新しい変異型オミクロンの主な症状は、筋肉痛、疲労、喉の掻痒感、寝汗がオミクロンによく見られる症状です。

12月16日に発表した初期データによると、新しいオミクロン変異体を持つ人々が最もよく報告するのは風邪に似た症状であったといいます。

データによると、オミクロン感染でアプリに報告された症状の上位5つは、鼻水、頭痛、疲労感(軽度または重度)、くしゃみ、喉の痛みだったそうです。

オミクロンの感染が確認された人の89%が、咳、喉の痛み、発熱など他のコロナウイルス亜種と共通する症状を訴えたと述べています。

オミクロンの症状は他の亜種に比べて軽いのでしょうか?

オミクロンの症状を、デルタ型と比較して「非常に、非常に軽い」と表現しています。また、他の亜種と異なり、患者は嗅覚や味覚の喪失を報告しておらず、新しい亜種では酸素レベルの大きな低下も見られないと述べています。

オミクロン型コロナウイルスに感染した場合、デルタ型コロナウイルスに感染した場合よりも入院や重症化のリスクが低いことが示唆されているが、著者らはその一部は高い集団免疫によるものであろうとしています。

しかし、「オミクロンがデルタと異なる重症度を持つという証拠(入院リスクと症状状況の両方)は見つからなく、入院に関するデータはまだ非常に限られています。

ワクチンは症状にどのような影響を与えるのでしょうか?

ワクチンを接種した人のオミクロン感染症の症状は、ワクチンを接種していない人よりもさらに軽く、患者を見過ごす可能性があります。

ワクチンを2回接種した人は、頭痛、鼻水、くしゃみ、喉の痛み、嗅覚障害など、通常より軽い症状を呈するという証拠が増えつつあります。

ワクチンを完全に接種した人は、風邪のような症状に注意し、この病気のリスクが高い人の周りで生活したり働いたりしている場合は、検査を受けることが重要です 。

オミクロンは「よりマイルドになる可能性がある」

初期のデータでは、現在の予防接種ではオミクロンの感染に対する防御力が低い可能性があります。
最初の2回接種コースでは、デルタ株に比べてオミクロンからの軽症に対する防御力が低いことが示唆されたと発表されています。

しかし、ブースターを使用すると、新しいオミクロン変異体からの軽度の疾患に対して推定70%から75%の防御力を発揮し、ある程度防御力が回復することがわかりました。

オミクロンの潜伏期間は?

オミクロンは、感染してから症状が出るまでの期間が、これまでの変異体よりも短く、丸1週間から3日以内と考えられます。
そのため、感染拡大のスピードが速くなっています。

また、年齢や健康上の問題、ワクチン接種の有無など、さまざまな変数によって潜伏期間が短くなったり長くなったりする可能性があります。

自分自身や他の人を守るにはどうしたらいいのでしょうか?

WHOは、自分自身を守り、コロナの蔓延を防ぐために、次のような手段をとるよう勧告しています。

予防接種を受ける
マスクの着用
物理的な距離を保つ
屋内の換気
衛生管理を徹底する
症状が出た場合は、自己隔離する

金本由樹

ガガログ 健康担当
専門医として診療を行う現役の医師医療センターで診療に従事。本も出版。健康情報発信や記事の監修。

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