肥満の原因となるバクテリアのレベルを下げる効果があります。
紅茶と緑茶の両方が減量につながるという結果が出ています。
1日4杯の緑茶を飲むと、運動や食事を変えなくても減量につながることが、明らかになっています。
一方、紅茶は、肝臓でのエネルギー代謝を変化させ、腸内細菌にも効果があります。
どちらのタイプのお茶も、肥満に関連するバクテリアのレベルを下げます。
高脂肪食と一緒に紅茶エキスを摂取させたマウスと、低脂肪食だけを摂取させた結果、紅茶エキスを与えたマウスの体重は、低脂肪食を与えたマウスと同じになりました。
また、緑茶にも同様の効果がありました。
緑茶の化学物質は、血液や組織に吸収されるため、緑茶ポリフェノールは紅茶ポリフェノールよりも効果的で、より多くの健康効果をもたらすことで知られていました。
新たな発見は、紅茶も腸内細菌叢を介した特定のメカニズムにより、ヒトの健康と体重減少に貢献する可能性を示唆しています。
この結果は、緑茶と紅茶の両方がプロバイオティクス(人の健康に貢献する善玉微生物の成長を誘導する物質)であることを示唆しています。
お茶の主な有効成分は、カテキンと呼ばれる抗酸化物質です。
その中でも最も重要なのは、エピガロカテキンと呼ばれるものです。
緑茶には通常、EGCGが多く含まれています。
今回の結果は、緑茶や紅茶には、含まれる抗酸化物質以外にも有益なものがあることを示唆しています。
緑茶と紅茶は、抗酸化物質だけでなく、腸内細菌叢にも良い影響を与えることが示唆されました。
紅茶好きにとっては、飲み続ける新たな理由ができたかもしれません。