約3人に1人が高血圧に悩まされています。
ほうれん草、豆類、バナナ、アボカド、そしてコーヒーも、血圧を下げる可能性のある食品のひとつであることが判明しました。
これらの食品にはカリウムが含まれており、ナトリウムを減らすことと合わせて、高血圧の改善に役立ちます。
血圧を下げるためには、1日あたり約5gのカリウムが必要です。
黒豆1カップの4分の3で、この半分の量が摂取できます。
3人に1人が高血圧に悩まされていると言われています。
心臓病や脳卒中によるリスク者数の約半分は、高血圧が原因とされています。
ナトリウムの摂取量を減らすことは、血圧を下げる方法として確立されていますが、食事中のカリウムを増やすことも、高血圧に同じように重要な効果があることを示唆する証拠があります。
結論は、ナトリウムおよびカリウムの摂取量と血圧との関連性を科学的に検討した結果得られたものです。
その結果、ナトリウムの量にかかわらず、カリウムを多く摂取している人は血圧が低いことがわかりました。
体は自動的にナトリウムとカリウムの量のバランスをとっています。
食事でのカリウムが多いと、腎臓は塩分と水分を多く排泄し、カリウムの排泄量が増えます。
カリウムの多い食事は、利尿剤を飲んでいるようなものです。
塩がおいしいのは、古代の祖先が食事でほとんど摂っていなかったからです。
一方で、果物や根菜、野菜、豆類などを多く食べていたため、カリウムは豊富に摂取できていました。
しかし、現代の加工食品には、人間が本来持っている欲求を満たすために、大量の塩が含まれています。
典型的な食生活を送っていると、ナトリウムの摂取量が多く、カリウムの摂取量が少なくなります。
これでは、高血圧になる可能性が著しく高くなります。