ストレスから脳を守る!ランニングで海馬を活性化し記憶力と学習能力を高める方法

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ガガログ編集部

現代人にとって、ストレスは日常的に付きまとう大きな問題です。仕事や人間関係、経済的な心配など、ストレス要因は様々です。
ストレスが慢性化すると、脳の一部である海馬に悪影響を及ぼし、記憶力や学習能力の低下を引き起こすことがわかっています。

慢性ストレスが海馬に与える深刻なダメージ

海馬は、記憶の形成や空間認知、場所の記憶などに深く関与する大切な脳の領域です。ここにダメージが生じると、記憶力の低下や新しいことを覚えにくくなるなど、日常生活に支障をきたします。

慢性ストレスの主な原因は、ストレスホルモンの一種であるコルチゾールの過剰分泌にあります。コルチゾールが長期間に渡り海馬に作用すると、海馬の神経細胞が損傷を受けてしまいます。
さらに、神経細胞同士をつなぐ役割を果たすシナプス(可塑的変化)が減少し、情報の伝達効率が低下してしまうのです。

このようなストレスによる海馬の機能不全が、記憶力や学習能力の低下の一因となっているということが、様々な研究から明らかになっています。

ランニングで脳由来神経栄養因子(BDNF)を増やし、海馬を修復する!

しかし、ランニングなどの持久力運動を規則的に行うことで、この海馬の機能低下を防ぐこと、さらには損なわれた機能を回復させることができると、最新の研究結果から分かってきました。

ランニングには、脳由来神経栄養因子(BDNF)の分泌を促進する働きがあります。BDNFは、神経細胞の成長と生存を促し、シナプスの形成を助ける重要なタンパク質です。
つまり、BDNFの増加によって、ストレスで損なわれた海馬の神経回路網を修復し、機能を回復させることができるのです。

ランニングがもたらす具体的な脳へのメリット

・ストレスホルモン(コルチゾール)の分泌を抑制
・海馬の神経細胞の新生とシナプス(可塑的変化)の増加
・記憶力と学習能力の向上
・気分転換による良好な精神状態の維持
・持続的な抗うつ効果

このように、ランニングにはストレスで傷ついた脳を修復し、記憶力や学習能力を高める素晴らしい効果があります。運動不足が気になる方は、ぜひランニングに挑戦してみてはいかがでしょうか。

ランニング以外で脳をリフレッシュする方法

ランニングが苦手な方や、環境的にランニングを続けられない場合でも、脳を休めてリフレッシュする方法はあります。

・質の良い睡眠をしっかりととる

ポイント

・バランスの取れた食事を心がける
・趣味や好きなことを楽しむ
・リラックスできる時間を作る
・ストレス発散のための運動(ヨガ、ウォーキングなど)
・家族や友人と交流する
・必要に応じて専門家に相談する

慢性ストレスは避けられない現代社会の中で、せめて自分自身で脳を守る工夫が必要不可欠です。ランニングに限らず、気分転換を心がけ、適度な運動とリフレッシュ時間を確保することで、記憶力や学習能力の低下を最小限に抑えられるでしょう。

健全な心と体づくりのために、今日からできることから始めてみませんか?ストレスと上手に付き合い、脳の健康を守る生活習慣を身につけることが重要です。