クリエイティブな活動は心身の健康に役立つ

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ガガログ編集部

塗り絵などのクリエイティブな活動が人気を博している理由が分かりました。アートを作ることで、ストレスホルモンであるコルチゾールのレベルが低下する効果があるのです。しかも、絵が上手か下手かは関係なく、どんなレベルの人でも同じ効果が得られます。

アートセラピーの中心的な考えは、誰もが創造的であり、適切な環境が整えば視覚芸術で表現できるということです。経験者のほうが効果が強いのではないかと予想されていましたが、実際には年齢を問わず、アート活動によってストレス解消の効果が得られることが確認されています。

ストレスホルモンコルチゾールの変化を検証した研究

幅広い年齢層の人々を対象に、45分間のアート活動を行う実験が行われました。活動前後でコルチゾールレベルを測定した結果、75%の参加者でコルチゾールレベルが低下しました。参加者からは「とてもリラックスできた」「不安感がなくなった」「やらなければならないことへの執着が薄れた」などの感想が聞かれました。アートに没頭することで、物事を前向きに捉えられるようになったのです。

一方で、残りの25%の参加者はコルチゾールレベルが上昇しました。ある程度のコルチゾールは活動するために不可欠で、1日の中でもコルチゾールレベルは変動しています。朝がピークになるのは、1日の始まりにエネルギーを与えるためです。この25%の参加者は、アート制作を通して覚醒や関与の状態になり、コルチゾールレベルが上がったと考えられます。

クリエイティブ活動による心身の健康促進

このように、クリエイティブな活動を通じて、心理的な幸福感が高まり、ストレス解消につながることが実証されています。物事に没頭し、創造的に取り組むことは、生理的な健康にもプラスの影響を与えるのです。

デザイナーやクリエイターなど、日々創造的な仕事に携わる人々は、その活動自体が心身の健康維持につながっていると言えるでしょう。一方で、クリエイティブな趣味活動を楽しむことで、誰もがストレス解消とリフレッシュを図ることができます。

現代人は日々さまざまなストレスにさらされています。健康的な生活を送るためには、ストレス解消が不可欠です。本記事では、クリエイティブな活動がストレス解消に効果的であることを、コルチゾールレベルの変化から実証しました。

絵を描いたり工作をしたりするだけで、気分転換になり、前向きな気持ちを持てるようになります。また、自分の内面と向き合い、無意識の部分を表現するプロセスを経ることで、自己理解が深まります。そのため、アートセラピーとしても注目されています。

趣味として楽しむだけでなく、企業の中でもクリエイティブな活動を採り入れる動きが広がっています。社員の創造力を刺激し、イノベーションを促進することを目的としています。ワークショップの開催や、空間デザインの工夫などで、働く環境をクリエイティブな場所にすることで、社員のストレス軽減とモチベーション向上が期待できるのです。

ストレスフリーな生活を送れば、心身ともに健康で活力に満ちた毎日を過ごせます。クリエイティブな活動に取り組むことは、そのための有効な手段の一つと言えるでしょう。