肥満が脳を蝕む! 認知症・記憶障害のリスクを高める「脳萎縮」のサインとは?

お腹周りの余分な脂肪が、あなたの脳を小さくしているかもしれない…近年、肥満と脳の健康との関係が盛んに研究されています。
衝撃的な事実が明らかになりました。

なんと、肥満は脳を萎縮させ、認知症や記憶障害のリスクを高めるというのです。

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脳の縮小は、認知症への入り口

脳には、記憶や思考、判断などをつかさどる「灰白質」と呼ばれる部分があります。

研究によると、肥満の人は、この灰白質の量が明らかに少ないことがわかっています。
脳が萎縮するということは、脳細胞が減少していることを意味します。

脳細胞の減少は、認知機能の低下や、最悪の場合、認知症の発症へとつながる可能性があります。

肥満、特に「おなか太り」が脳に悪影響

肥満の中でも、特に腹部を中心とした肥満(メタボリックシンドローム)が脳の健康に悪影響を及ぼすことがわかっています。
内臓脂肪が蓄積すると、炎症物質が分泌され、それが脳の血管を傷つけ、血流を悪化させます。血流が悪くなると、脳に十分な酸素や栄養素が運ばれなくなり、脳細胞がダメージを受けてしまうのです。

脳の健康を守るためにできること

肥満が脳の健康に与える影響は深刻です。しかし、適切な対策によって、脳の萎縮を食い止めることは可能です。脳を守るために、以下の点に意識しましょう。

健康的な体重を維持する:BMI25以下を目指しましょう。

適度な運動をする:週に3~5日、30分以上の運動を心がけましょう。
バランスの良い食事を摂る:野菜や果物、魚などを積極的に摂取し、脂っこい食事や加工食品は控えましょう。
十分な睡眠をとる:睡眠不足は脳の機能を低下させます。
ストレスを溜めない:ストレスは脳に悪影響を及ぼします。適度な運動や趣味など、ストレス解消法を見つけましょう。

脳の健康は、将来の認知機能を左右します。今すぐ生活習慣を見直し、脳をいたわる生活を心がけましょう。

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