ホームベーカリー不要!フライパンで焼ける!お手軽ちぎりパンの作り方

「パンを手作りしてみたいけど、ホームベーカリーがないから無理」と諦めていませんか。実は、フライパンで焼けるお手軽ちぎりパンなら、特別な機材がなくても美味しいパンが作れます。

この記事では、初心者でも失敗しない「フライパンで焼けるお手軽ちぎりパン」の作り方を詳しく解説します。材料費も安く、短時間で完成するので、忙しい日常でも気軽に手作りパンを楽しめるようになります。

目次

フライパンパンが人気の理由とは

オーブン不要で手軽に作れる

フライパンパンの最大の魅力は、特別な調理器具が不要な点です。多くの家庭にあるフライパンだけで、本格的なパンを焼くことができます。

オーブンがない一人暮らしの方や、調理スペースが限られているキッチンでも問題ありません。フライパン一つあれば、いつでもパン作りを始められます。

短時間で完成する手軽さ

従来のパン作りは発酵時間を含めて数時間かかることが一般的でした。しかし、フライパンで作るちぎりパンなら、材料を混ぜてから完成まで約1時間程度で仕上がります。

忙しい平日の夜や、急な来客時にも対応できる手軽さが魅力的です。朝食用のパンが切れていても、慌てることなく手作りパンで対応できます。

コストパフォーマンスが優秀

市販のパンと比較して、手作りパンは材料費を大幅に抑えることができます。強力粉、砂糖、塩、ドライイーストなどの基本材料だけで、家族分のパンを作ることが可能です。

一回の材料費は約100円程度で、市販の食パン一斤と同程度のボリュームのパンを作ることができます。頻繁にパンを食べる家庭では、年間で数万円の節約効果が期待できます。

基本のちぎりパンレシピ

必要な材料(6個分)

  • 強力粉:200g
  • 砂糖:20g
  • 塩:3g
  • ドライイースト:3g
  • 牛乳:130ml
  • バター:20g
  • 卵:1/2個(つや出し用)

強力粉は国産のものを使用すると、もちもちとした食感に仕上がります。外国産の強力粉でも美味しく作れますが、水分量の調整が必要な場合があります。

基本の作り方手順

生地作り(15分)

  1. 大きなボウルに強力粉、砂糖、塩、ドライイーストを入れ、軽く混ぜ合わせます
  2. 人肌に温めた牛乳を加えて、菜箸で混ぜながら生地をまとめます
  3. 生地がまとまったら、溶かしバターを加えてさらに混ぜます
  4. 台の上で10分程度しっかりとこねて、滑らかな生地にします

生地のこね方のコツは、最初は手に付きますが、諦めずに続けることです。10分程度こねると、手に付かない滑らかな生地になります。

一次発酵(30分)

  1. こねた生地を丸めて、油を薄く塗ったボウルに入れます
  2. 濡れた布巾をかけて、暖かい場所で30分発酵させます
  3. 生地が約2倍の大きさになったら発酵完了です

発酵温度は30〜35度程度が理想的です。冬場は電子レンジの発酵機能を使用するか、40度のお湯を入れたボウルの上に生地のボウルを置いて発酵させます。

成形と二次発酵(15分)

  1. 発酵した生地を取り出し、軽くガス抜きをします
  2. 6等分に分割して、それぞれを丸めます
  3. フライパンに並べて、濡れた布巾をかけて15分休ませます

生地の分割は、スケッパーやナイフを使用して均等に分けます。大きさが揃うと、焼き上がりも美しく仕上がります。

フライパンでの焼き方

焼き工程(15分)

  1. フライパンに蓋をして、極弱火で10分加熱します
  2. 底面がきつね色になったら、ひっくり返します
  3. さらに5分加熱して、全体に焼き色を付けます
  4. 最後に卵液を表面に塗って、艶を出します

フライパンは蓋付きのものを使用してください。蓋がない場合は、アルミホイルで代用することも可能です。

火加減は終始極弱火を維持することが重要です。火が強すぎると、表面が焦げても中が生焼けになってしまいます。

失敗しないコツと注意点

温度管理が成功の鍵

パン作りで最も重要なポイントは温度管理です。ドライイーストは高温に弱く、60度を超えると死滅してしまいます。

牛乳を温める際は、手首の内側に少し垂らして、体温程度の温かさを確認してから使用します。温度計がある場合は、35〜40度を目安にしてください。

発酵時間の調整方法

発酵時間は室温によって大きく変わります。夏場は短時間で発酵が進み、冬場は時間がかかります。

時間ではなく、生地の大きさで発酵状態を判断することが大切です。一次発酵は生地が2倍程度、二次発酵は1.5倍程度が目安となります。

生地の扱い方のポイント

生地をこねる際は、台に叩きつけるように強くこねる必要はありません。手のひらで押し伸ばすようにこねると、生地が傷まず美味しく仕上がります。

こね不足の場合は、焼き上がりが固くなってしまいます。生地を薄く伸ばして、向こうが透けて見える薄膜状態になるまでこねることが理想的です。

アレンジレシピバリエーション

チーズちぎりパン

基本のレシピにプロセスチーズを加えると、子供に人気のチーズパンになります。チーズは成形時に生地の中央に包み込み、焼く際にチーズが溶け出さないよう注意します。

使用するチーズの量は1個あたり10g程度が適量です。多すぎると焼く際に溶け出してしまいます。

あんこちぎりパン

市販のこしあんや粒あんを使用して、和風のちぎりパンも作れます。あんこは1個あたり15g程度を目安に包み込みます。

あんこを包む際は、生地を薄く伸ばして中央に置き、口をしっかりと閉じることが大切です。閉じが甘いと、焼く際にあんこが漏れ出してしまいます。

ハーブちぎりパン

ローズマリーやタイムなどのドライハーブを生地に混ぜ込むと、香り高いハーブパンになります。ハーブの量は全量に対して2〜3g程度が適量です。

オリーブオイルを表面に塗って焼くと、より本格的な味わいになります。ガーリックパウダーを少量加えると、さらに風味豊かに仕上がります。

甘いちぎりパン

シナモンパウダーと砂糖を混ぜたシナモンシュガーを生地に巻き込むと、甘いおやつパンになります。子供のおやつや朝食にぴったりです。

レーズンやくるみなどのドライフルーツやナッツ類を加えることも可能です。硬い材料は事前にぬるま湯でふやかしておくと、生地になじみやすくなります。

保存方法と日持ち

常温保存の方法

焼きたてのちぎりパンは、完全に冷めてから保存袋に入れて常温保存します。暖かいまま袋に入れると、湿気でカビの原因となります。

常温保存の場合、2〜3日程度で消費することをおすすめします。夏場は傷みやすいため、1日程度で食べ切ることが安全です。

冷凍保存で長期保存

長期保存したい場合は、冷凍保存が最適です。一つずつラップで包んでから冷凍用保存袋に入れ、1ヶ月程度保存できます。

解凍時は自然解凍で常温に戻すか、電子レンジで20〜30秒程度加熱します。トースターで軽く温め直すと、焼きたてのような食感が蘇ります。

美味しさを保つコツ

パンの美味しさを保つためには、乾燥を防ぐことが重要です。保存袋に入れる前に、キッチンペーパーを一緒に入れると余分な湿気を吸収してくれます。

冷蔵保存は澱粉の老化を早めるため、避けることをおすすめします。当日食べない分は、すぐに冷凍保存することが美味しさを保つ秘訣です。

よくある失敗と対処法

生地がふくらまない場合

生地がふくらまない主な原因は、ドライイーストの失活です。古いドライイーストを使用していないか確認してください。

また、塩とドライイーストが直接触れると、イーストの働きが阻害されます。材料を混ぜる際は、塩とイーストを離して入れることが大切です。

発酵温度が低すぎる場合も、うまくふくらみません。室温が低い時期は、発酵場所を暖房の近くに移すなど工夫が必要です。

焼き色が付かない場合

フライパンの火力が弱すぎると、焼き色が付きません。極弱火を維持しつつ、加熱時間を延長して調整します。

フライパンの種類によっても焼き色の付き方が変わります。テフロン加工のフライパンは焼き色が付きにくいため、鉄製やステンレス製のフライパンがおすすめです。

中が生焼けになる場合

中が生焼けになる原因は、火力が強すぎることです。表面だけ焦げて、中まで火が通らない状態になります。

この場合は、火力を極弱火にして、蒸し焼き時間を長めに設定します。竹串を刺して生地が付いてこなければ、焼き上がりの目安です。

生地が厚すぎる場合も、中まで火が通りにくくなります。成形時に適度な厚さに調整することが重要です。

栄養価とカロリー

基本レシピの栄養成分

基本のちぎりパン1個あたりの栄養成分は以下の通りです。

  • カロリー:約180kcal
  • たんぱく質:6.2g
  • 脂質:3.8g
  • 炭水化物:31.5g
  • 食塩相当量:0.5g

市販の食パン1枚(6枚切り)と比較すると、カロリーはほぼ同等ですが、添加物が少なく安心して食べることができます。

栄養価を高める工夫

全粒粉を強力粉の一部と置き換えることで、食物繊維やミネラルを増やすことができます。全粒粉の割合は全体の20〜30%程度が適量です。

牛乳の代わりに豆乳を使用すると、イソフラボンを摂取できます。アーモンドミルクを使用した場合は、ビタミンEが豊富に含まれます。

卵を全卵使用することで、良質なたんぱく質とビタミンB群を効率的に摂取できます。

道具と材料の選び方

フライパンの選び方

ちぎりパン作りに適したフライパンは、直径24〜26cm程度のものです。深さがある方が、生地の高さに対応できます。

材質は熱伝導の良いアルミニウムや鉄製がおすすめです。テフロン加工のものは焦げ付きにくいですが、焼き色が付きにくい特徴があります。

必ず蓋付きのものを選んでください。蒸し焼き効果により、中までふっくらと焼き上げることができます。

強力粉の特徴と選び方

強力粉はたんぱく質含有量によって特徴が異なります。たんぱく質含有量が11〜13%のものが、パン作りに適しています。

国産の強力粉は粘りが強く、もちもちとした食感に仕上がります。外国産は軽い食感になりやすく、好みに応じて選択してください。

保存は密閉容器に入れて冷暗所で保管します。開封後は3ヶ月程度で使い切ることが品質を保つポイントです。

その他の材料選びのコツ

ドライイーストは予備発酵不要のインスタントタイプが便利です。開封後は冷蔵庫で保存し、賞味期限内に使用してください。

砂糖は上白糖でも構いませんが、きび砂糖を使用するとコクのある甘みになります。ハチミツで代用する場合は、分量の80%程度に調整します。

塩は精製塩よりも天然塩の方が、生地の風味を向上させます。岩塩や海塩など、ミネラル豊富な塩がおすすめです。

季節別の作り方のコツ

春・秋の作り方

春と秋は気温が安定しており、パン作りに最適な季節です。室温20〜25度であれば、レシピ通りの時間で美味しく作ることができます。

発酵場所は窓際など、自然光が当たる暖かい場所が理想的です。ただし、直射日光は避けて、間接光が当たる場所を選んでください。

夏の作り方

夏場は発酵が進みやすいため、注意が必要です。牛乳は常温程度に留めて、冷たいままでも構いません。

発酵時間は短縮し、生地の状態を頻繁にチェックします。過発酵になると、酸っぱい味になってしまいます。

エアコンの効いた涼しい部屋で作業することをおすすめします。キッチンが暑い場合は、朝の涼しい時間帯に作ると良いでしょう。

冬の作り方

冬場は発酵に時間がかかるため、暖かい環境を作ることが重要です。電子レンジの発酵機能を活用するか、暖房器具の近くで発酵させます。

オーブンの発酵機能がない場合は、40度程度のお湯を張ったボウルの上に、生地の入ったボウルを重ねて発酵させる方法も効果的です。

牛乳は人肌よりもやや温かめ(40度程度)に温めて使用します。ただし、温めすぎるとイーストが死滅するので注意が必要です。

トラブルシューティング

生地がべたつく場合

生地がべたついて扱いにくい場合は、強力粉を少量ずつ追加します。一度に大量に加えると、生地が固くなってしまいます。

湿度が高い日は水分が多くなりがちです。牛乳の量を10ml程度減らして調整してください。

手に油を少量付けて作業すると、生地がくっつきにくくなります。ただし、付けすぎると生地に油が混入するので注意が必要です。

焼き上がりが固い場合

焼き上がりが固い主な原因は、こね不足と発酵不足です。生地を十分にこねて、グルテンを形成させることが重要です。

発酵が不十分だと、ふっくらとした食感になりません。時間にこだわらず、生地の大きさで発酵状態を判断してください。

焼き時間が長すぎても固くなります。焼き色を確認しながら、適切な時間で仕上げることが大切です。

形が崩れる場合

成形時に生地を触りすぎると、ガスが抜けて形が崩れます。手早く成形することを心がけてください。

二次発酵で過発酵になると、生地が緩んで形が保てなくなります。発酵状態をこまめにチェックして、適切なタイミングで焼き始めます。

フライパンに並べる際は、生地同士がくっつかないよう、適度な間隔を保ってください。

まとめ

フライパンで焼けるお手軽ちぎりパンは、特別な道具がなくても美味しい手作りパンを楽しめる魅力的な調理法です。材料費も安く、短時間で完成するため、忙しい現代人にぴったりの手作りパンと言えるでしょう。

基本のレシピをマスターしたら、様々なアレンジを楽しんでください。チーズやあんこ、ハーブなどを加えることで、バリエーション豊かなパンを作ることができます。

失敗のポイントを理解し、温度管理と発酵状態に注意することで、初心者でも必ず美味しいパンが作れます。まずは基本のレシピから始めて、手作りパンの楽しさを実感してください。

家族や友人に手作りパンを振る舞えば、きっと喜んでもらえるはずです。フライパン一つで始められる手軽さが、あなたのパン作りライフの第一歩となることでしょう。

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