一生使える基本の和食レシピ20選|初心者でも失敗しない和食の基本

「今日の晩ごはん、何を作ろう」そんな悩みを抱えていませんか。毎日の食事作りは家庭の大きな課題の一つです。そんな時に頼りになるのが、シンプルで美味しい基本の和食レシピです。
和食は日本人の食文化の基盤であり、栄養バランスに優れ、体に優しい料理として世界的にも注目されています。しかし、「和食は難しそう」「調味料の分量が分からない」と感じる方も多いでしょう。
本記事では、料理初心者から上級者まで一生使える基本の和食レシピ20選をご紹介します。どのレシピも家庭にある調味料で作れて、失敗しにくい作り方を詳しく解説しています。これらのレシピをマスターすれば、毎日の食卓が豊かになり、家族にも喜ばれる料理上手になれるはずです。
和食の基本となる調味料と道具
基本調味料(さしすせそ)
和食の基本は「さしすせそ」と呼ばれる5つの調味料です。
砂糖(さ) 甘みを加えるだけでなく、食材を柔らかくする効果があります。上白糖、三温糖、きび砂糖など種類がありますが、家庭料理では上白糖で十分です。
塩(し) 味を引き締め、食材の旨味を引き出します。精製塩でも構いませんが、海塩や岩塩を使うとより深い味わいになります。
酢(す) 酸味を加え、食材の保存性を高めます。米酢が最も一般的で、和食には最適です。
醤油(せ) 和食の要となる調味料です。濃口醤油、薄口醤油、たまり醤油など種類がありますが、濃口醤油があれば大抵の料理は作れます。
味噌(そ) 大豆を発酵させた調味料で、コクと旨味を加えます。赤味噌、白味噌、合わせ味噌など地域によって異なりますが、合わせ味噌が使いやすいでしょう。
基本的な道具
和食作りに必要な道具は意外とシンプルです。
包丁、まな板、鍋、フライパン、ざる、ボウル、菜箸、お玉があれば十分です。特別な道具は必要ありません。
【主食】ご飯ものレシピ5選
1. 基本の炊き込みご飯
材料(4人分)
- 米 2合
- 鶏もも肉 100g
- にんじん 1/2本
- しいたけ 3個
- 油揚げ 1枚
- 醤油 大さじ2
- みりん 大さじ1
- 酒 大さじ1
- だし汁 適量
作り方
- 米を研いで30分水に浸します。
- 鶏肉は一口大に切り、野菜は細切りにします。
- 炊飯器に米と調味料を入れ、だし汁で2合の目盛りまで水分を調整します。
- 具材を加えて炊飯ボタンを押します。
- 炊き上がったら10分蒸らして完成です。
ポイント 具材から水分が出るため、通常より少し少なめの水分で炊くのがコツです。
2. 親子丼
材料(2人分)
- 鶏もも肉 150g
- 玉ねぎ 1/2個
- 卵 3個
- ご飯 2杯分
- だし汁 200ml
- 醤油 大さじ2
- みりん 大さじ2
- 砂糖 小さじ1
作り方
- 鶏肉は一口大に切り、玉ねぎは薄切りにします。
- フライパンにだし汁と調味料を入れて煮立てます。
- 鶏肉と玉ねぎを加えて5分煮込みます。
- 溶き卵を回し入れ、半熟状態で火を止めます。
- ご飯にかけて完成です。
ポイント 卵は一度に入れず、2回に分けて入れるとふわふわに仕上がります。
3. 鮭おにぎり
材料(4個分)
- ご飯 2合分
- 塩鮭 2切れ
- 塩 適量
- 海苔 4枚
作り方
- 塩鮭を焼いて骨を取り除き、身をほぐします。
- 温かいご飯に塩を少量混ぜます。
- 手に塩をつけて鮭を包み込むように握ります。
- 海苔で包んで完成です。
ポイント ご飯が熱いうちに握ると、鮭の旨味がご飯に馴染みます。
4. 基本のちらし寿司
材料(4人分)
- 米 2合
- 酢 大さじ4
- 砂糖 大さじ2
- 塩 小さじ1
- 刺身 適量
- きゅうり 1本
- 卵 2個
- いくら 適量
作り方
- ご飯を炊いて寿司酢を混ぜます。
- 卵で薄焼き卵を作り、細切りにします。
- きゅうりは塩もみして水気を切ります。
- 寿司飯に具材を彩りよく盛り付けて完成です。
ポイント 寿司酢は人肌程度に冷ましてから混ぜると、ご飯がべちゃつきません。
5. 鶏そぼろ丼
材料(2人分)
- 鶏ひき肉 200g
- ご飯 2杯分
- 卵 2個
- 醤油 大さじ2
- みりん 大さじ2
- 砂糖 大さじ1
- 酒 大さじ1
作り方
- フライパンで鶏ひき肉を炒めます。
- 調味料を加えて水分が飛ぶまで炒り煮します。
- 別のフライパンで炒り卵を作ります。
- ご飯にそぼろと炒り卵を盛り付けて完成です。
ポイント そぼろは菜箸4本でかき混ぜると、細かくパラパラに仕上がります。
【汁物】味噌汁・すまし汁レシピ5選
6. 基本の味噌汁(わかめと豆腐)
材料(4人分)
- 乾燥わかめ 大さじ1
- 絹ごし豆腐 1/2丁
- だし汁 600ml
- 味噌 大さじ3
作り方
- わかめを水で戻します。
- 豆腐は1cm角に切ります。
- だし汁を温めて豆腐を加えます。
- 味噌を溶き入れ、わかめを加えて完成です。
ポイント 味噌は沸騰させると風味が飛ぶため、火を止めてから溶き入れましょう。
7. 玉ねぎと油揚げの味噌汁
材料(4人分)
- 玉ねぎ 1個
- 油揚げ 1枚
- だし汁 600ml
- 味噌 大さじ3
作り方
- 玉ねぎは薄切り、油揚げは短冊切りにします。
- だし汁で玉ねぎを煮ます。
- 玉ねぎが透明になったら油揚げを加えます。
- 味噌を溶き入れて完成です。
ポイント 玉ねぎの甘みが味噌汁全体をまろやかにします。
8. かき玉汁(すまし汁)
材料(4人分)
- 卵 2個
- だし汁 600ml
- 醤油 小さじ2
- 塩 少々
- 三つ葉 適量
作り方
- だし汁を煮立てて調味料で味を整えます。
- 溶き卵を箸につたわせながら細く流し入れます。
- 軽く混ぜて火を止めます。
- 三つ葉を散らして完成です。
ポイント 卵は沸騰したお湯に入れると、ふわふわの仕上がりになります。
9. しじみの味噌汁
材料(4人分)
- しじみ 200g
- 水 600ml
- 味噌 大さじ3
- 万能ねぎ 適量
作り方
- しじみは砂抜きして洗います。
- 水からしじみを入れて加熱します。
- アクを取りながら煮て、口が開いたら味噌を溶きます。
- 万能ねぎを散らして完成です。
ポイント しじみは水から煮ることで、旨味がしっかり出ます。
10. 豚汁
材料(4人分)
- 豚バラ薄切り肉 150g
- 大根 1/4本
- にんじん 1/2本
- ごぼう 1/2本
- こんにゃく 1/2枚
- だし汁 600ml
- 味噌 大さじ4
作り方
- 野菜は乱切り、豚肉は3cm幅に切ります。
- 鍋で豚肉を炒めて油を出します。
- 野菜を加えて軽く炒めます。
- だし汁を加えて野菜が柔らかくなるまで煮ます。
- 味噌を溶き入れて完成です。
ポイント 豚肉の脂で野菜を炒めることで、コクのある豚汁になります。
【主菜】メインおかずレシピ5選
11. 肉じゃが
材料(4人分)
- 牛肉切り落とし 200g
- じゃがいも 4個
- 玉ねぎ 1個
- にんじん 1本
- いんげん 10本
- だし汁 300ml
- 醤油 大さじ3
- みりん 大さじ3
- 砂糖 大さじ2
- 酒 大さじ2
作り方
- じゃがいもは一口大に切り、玉ねぎは櫛切りにします。
- 鍋で牛肉を炒めて色が変わったら野菜を加えます。
- だし汁と調味料を加えて強火で煮立てます。
- アクを取って中火で15分煮込みます。
- 最後にいんげんを加えて2分煮て完成です。
ポイント じゃがいもは煮崩れしにくい男爵いもがおすすめです。
12. 鶏の照り焼き
材料(2人分)
- 鶏もも肉 2枚
- 醤油 大さじ3
- みりん 大さじ3
- 砂糖 大さじ1
- 酒 大さじ2
作り方
- 鶏肉の厚い部分に切り込みを入れます。
- フライパンで皮目から焼きます。
- 焼き色がついたら裏返して蓋をして5分焼きます。
- 調味料を加えて煮詰めながら絡めます。
- 照りが出たら完成です。
ポイント 皮目をパリッと焼くことで、見た目も食感も良くなります。
13. 鯖の味噌煮
材料(2人分)
- 鯖 2切れ
- 生姜 1片
- 水 200ml
- 酒 大さじ3
- 砂糖 大さじ2
- 味噌 大さじ3
作り方
- 鯖に十字の切り込みを入れます。
- 鍋に水、酒、砂糖、生姜を入れて煮立てます。
- 鯖を加えて落し蓋をして10分煮ます。
- 味噌を溶き入れて5分煮込んで完成です。
ポイント 切り込みを入れることで、味が染み込みやすくなります。
14. ハンバーグ和風ソース
材料(2人分)
- 合いびき肉 300g
- 玉ねぎ 1/2個
- パン粉 1/2カップ
- 牛乳 大さじ3
- 卵 1個
- 塩こしょう 少々
- 大根おろし 適量
- 醤油 大さじ2
- みりん 大さじ2
作り方
- 玉ねぎはみじん切りにして炒めて冷まします。
- ボウルにひき肉と全ての材料を入れてよく混ぜます。
- 2等分して小判型に成形します。
- フライパンで両面を焼いて中まで火を通します。
- 和風ソースの材料を煮立てて絡めます。
- 大根おろしを添えて完成です。
ポイント 肉だねは粘りが出るまでしっかり混ぜることが大切です。
15. 豚の生姜焼き
材料(2人分)
- 豚ロース薄切り 300g
- 玉ねぎ 1個
- 生姜 1片
- 醤油 大さじ3
- みりん 大さじ2
- 酒 大さじ2
- 砂糖 小さじ1
作り方
- 豚肉は筋切りをします。
- 玉ねぎは薄切り、生姜はすりおろします。
- 調味料を混ぜ合わせておきます。
- フライパンで豚肉を炒めます。
- 玉ねぎを加えて炒め、調味料を絡めて完成です。
ポイント 豚肉の筋切りをすることで、縮みを防ぎ柔らかく仕上がります。
【副菜】野菜のおかずレシピ5選
16. ひじきの煮物
材料(4人分)
- 乾燥ひじき 30g
- 油揚げ 1枚
- にんじん 1/2本
- 大豆水煮 100g
- だし汁 200ml
- 醤油 大さじ2
- みりん 大さじ2
- 砂糖 大さじ1
作り方
- ひじきは水で戻して洗います。
- 油揚げは油抜きして細切りにします。
- にんじんは千切りにします。
- 鍋にすべての材料を入れて煮立てます。
- 汁気がなくなるまで煮詰めて完成です。
ポイント ひじきはしっかり水で戻すことで、臭みが取れます。
17. きんぴらごぼう
材料(4人分)
- ごぼう 1本
- にんじん 1/2本
- ごま油 大さじ1
- 醤油 大さじ2
- みりん 大さじ2
- 砂糖 大さじ1
- 唐辛子 1本
- 白ごま 適量
作り方
- ごぼうは千切りにして水にさらします。
- にんじんも千切りにします。
- フライパンにごま油を熱して野菜を炒めます。
- 調味料と唐辛子を加えて炒り煮します。
- 白ごまを振って完成です。
ポイント ごぼうは歯ごたえを残すため、炒めすぎないことが大切です。
18. 小松菜のお浸し
材料(4人分)
- 小松菜 1束
- だし汁 200ml
- 醤油 大さじ1
- みりん 大さじ1
作り方
- 小松菜はよく洗って根元に十字の切り込みを入れます。
- 沸騰したお湯で茹でて冷水に取ります。
- 水気を絞って3cm長さに切ります。
- だし汁と調味料を混ぜた浸し地に浸します。
- 10分ほど置いて味を馴染ませて完成です。
ポイント 茹でた後は氷水で冷やすと、色鮮やかに仕上がります。
19. 切り干し大根の煮物
材料(4人分)
- 切り干し大根 30g
- 油揚げ 1枚
- にんじん 1/2本
- だし汁 200ml
- 醤油 大さじ2
- みりん 大さじ2
- 砂糖 大さじ1
作り方
- 切り干し大根は水で戻して軽く洗います。
- 油揚げは油抜きして細切りにします。
- にんじんは千切りにします。
- 鍋で材料を炒めてからだし汁を加えます。
- 調味料を加えて汁気がなくなるまで煮て完成です。
ポイント 切り干し大根の戻し汁は旨味があるので、少し加えると美味しくなります。
20. 茄子の煮浸し
材料(4人分)
- 茄子 4本
- だし汁 300ml
- 醤油 大さじ3
- みりん 大さじ3
- 砂糖 大さじ1
- 生姜 1片
作り方
- 茄子は乱切りにして水にさらします。
- 鍋にだし汁と調味料を煮立てます。
- 茄子を加えて落し蓋をして15分煮ます。
- 生姜の千切りを添えて完成です。
ポイント 茄子は皮目に切り込みを入れると、味が染み込みやすくなります。
【基本調理】だしの取り方とコツ
昆布だし
材料
- 昆布 10g
- 水 1L
作り方
- 昆布の表面を固く絞った布巾で拭きます。
- 水に昆布を入れて30分以上浸します。
- 弱火でゆっくり加熱し、沸騰直前で昆布を取り出します。
ポイント 昆布は煮立てると苦味が出るため、沸騰させないことが重要です。
かつおだし
材料
- かつお節 30g
- 水 1L
作り方
- 水を沸騰させます。
- 火を止めてかつお節を入れます。
- 2分ほど置いてからペーパータオルで漉します。
ポイント かつお節は絞らずに自然に落ちるだし汁だけを使います。
一番だし(昆布とかつお)
材料
- 昆布 10g
- かつお節 30g
- 水 1L
作り方
- 昆布だしを取ります。
- 取り出した後に再び煮立てます。
- 火を止めてかつお節を入れます。
- 2分後に漉して完成です。
ポイント 一番だしは香りが良く、すまし汁や茶碗蒸しに最適です。
和食レシピ成功のための基本テクニック
調味料の入れる順番
和食では調味料を入れる順番が重要です。「さしすせそ」の順番で入れることで、それぞれの調味料の特性を活かせます。
砂糖は分子が大きいため最初に入れて浸透させます。塩は食材を引き締める効果があるため早めに入れます。酢は加熱すると酸味が飛ぶため、醤油や味噌と同じタイミングで入れるのが基本です。
火加減のコツ
和食は火加減が仕上がりを左右します。
強火は食材の表面を焼き固めたい時、中火は一般的な炒め物や煮物、弱火は出汁を取る時や煮崩れを防ぎたい時に使います。
とろ火はほとんど火が見えない状態で、長時間の煮込み料理に適しています。
下ごしらえの重要性
和食の美味しさは下ごしらえで決まります。
野菜のアク抜き、肉の筋切り、魚の霜降りなど、ひと手間かけることで格段に美味しくなります。特に根菜類は面取りをすることで、煮崩れを防ぎ見た目も美しく仕上がります。
和食の栄養価と健康効果
和食の栄養バランス
和食の基本である「一汁三菜」は理想的な栄養バランスを提供します。
ご飯から炭水化物、主菜からタンパク質、副菜から野菜の栄養素、汁物から水分とミネラルを摂取できます。この組み合わせにより、必要な栄養素をバランスよく摂ることができます。
発酵食品の効果
味噌、醤油、みりんなどの発酵調味料は、腸内環境を整える効果があります。
これらの調味料に含まれる乳酸菌や酵素は、消化を助け免疫力向上にも寄与します。毎日の食事に取り入れることで、健康維持に役立ちます。
低カロリーで高栄養
和食は一般的に洋食と比べてカロリーが低く、野菜を多く使うため食物繊維も豊富です。
また、魚を使った料理が多いため、良質なタンパク質とオメガ3脂肪酸を効率よく摂取できます。ダイエット中の方にも適した食事スタイルといえます。
季節別おすすめ食材の活用法
春の食材
春は山菜や新野菜が美味しい季節です。
たけのこ、ふき、わらび、ぜんまいなどの山菜は、アク抜きをしっかり行うことで美味しく食べられます。新玉ねぎ、新じゃがいも、春キャベツなどは甘みが強く、シンプルな調理法がおすすめです。
夏の食材
夏は暑さを和らげる食材を活用しましょう。
きゅうり、茄子、トマト、オクラなどの夏野菜は体を冷やす効果があります。冷やし中華、冷奴、そうめんなど、冷たい料理で暑い季節を乗り切りましょう。
秋の食材
秋は根菜類やきのこ類が美味しい季節です。
さつまいも、里芋、れんこん、ごぼうなどの根菜は煮物に最適です。しいたけ、しめじ、えのきなどのきのこ類は炊き込みご飯や汁物に加えると旨味がアップします。
冬の食材
冬は体を温める食材を中心にした料理がおすすめです。
白菜、大根、ねぎ、ほうれん草などの冬野菜は鍋物や煮物に適しています。ぶり、たら、かきなどの冬の魚介類も脂がのって美味しい季節です。
和食レシピの保存と活用方法
作り置きのコツ
基本の和食レシピは作り置きに適したものが多くあります。
煮物系は冷蔵庫で3-4日保存できます。きんぴらやひじきの煮物は冷凍保存も可能で、小分けして保存すると便利です。だし汁も多めに作って冷凍保存しておくと、いつでも美味しい和食が作れます。
アレンジのバリエーション
基本のレシピをマスターしたら、アレンジに挑戦してみましょう。
肉じゃがにカレー粉を加えれば和風カレー煮に、きんぴらにマヨネーズを加えればサラダ風になります。基本を押さえていれば、自由にアレンジできるのが和食の魅力です。
食材の代替案
基本のレシピは食材を代替しても美味しく作れます。
豚肉の代わりに鶏肉や牛肉、魚の代わりに他の魚、野菜も季節に応じて変更できます。大切なのは調味の比率と火加減です。これらを守れば、どんな食材でも美味しい和食になります。
