簡単マカロニグラタンレシピ|ホワイトソースから作る本格的な味

寒い季節になると食べたくなるマカロニグラタン。レストランで食べるような本格的な味を自宅で再現したいと思ったことはありませんか。
市販のホワイトソースを使えば簡単ですが、手作りのホワイトソースから作るマカロニグラタンは格別の美味しさです。実は、基本のコツさえ押さえれば、初心者でも失敗せずに作ることができます。
自宅で作れる本格マカロニグラタンの完全ガイド
この記事では、ホワイトソースから作る本格的なマカロニグラタンの作り方を詳しく解説します。材料の選び方から、ダマにならないホワイトソースの作り方、美味しく焼き上げるコツまで、プロの技術を家庭で再現する方法をお伝えします。
所要時間はわずか40分。この記事を読めば、今日からあなたもグラタン作りの達人になれます。
マカロニグラタンとは何か
マカロニグラタンは、茹でたマカロニとホワイトソースを組み合わせ、チーズをのせてオーブンで焼き上げる料理です。フランス料理の技法を取り入れた洋風料理として、日本でも広く親しまれています。
グラタンの歴史と由来
グラタン(gratin)という言葉は、フランス語で「焦げ目をつける」という意味を持ちます。もともとフランスのドフィネ地方で生まれた料理で、チーズやパン粉をかけて表面に美しい焦げ目をつけることが特徴です。
日本には明治時代に西洋料理として伝わりました。戦後の1950年代から家庭料理として普及し、現在では子供から大人まで幅広い世代に愛される定番メニューとなっています。
マカロニグラタンの栄養価
マカロニグラタンは、炭水化物、タンパク質、脂質、カルシウムをバランス良く含む栄養豊富な料理です。
1人前(約300g)あたりの栄養素は以下の通りです。
| 栄養素 | 含有量 | 1日の推奨量に対する割合 |
|---|---|---|
| エネルギー | 約450kcal | 約23% |
| タンパク質 | 約18g | 約36% |
| 脂質 | 約22g | 約34% |
| 炭水化物 | 約42g | 約14% |
| カルシウム | 約280mg | 約42% |
| ビタミンA | 約180μg | 約26% |
特にカルシウムとタンパク質が豊富で、成長期の子供や骨の健康を維持したい方におすすめの料理です。具材に鶏肉やエビを加えることで、さらに栄養価を高めることができます。
基本のマカロニグラタンレシピ
ここからは、ホワイトソースから作る本格的なマカロニグラタンのレシピを詳しく解説します。
必要な材料(2人前)
マカロニとメイン具材
- マカロニ(ペンネやマッカロンチーニなど)100g
- 鶏もも肉 150g
- 玉ねぎ 1/2個(約100g)
- マッシュルーム 4個(約60g)
ホワイトソース材料
- バター 30g
- 薄力粉 30g
- 牛乳 400ml
- 塩 小さじ1/2
- 白こしょう 少々
- ナツメグ 少々(お好みで)
仕上げ用
- ピザ用チーズ 60g
- パルメザンチーズ 大さじ1
- パン粉 大さじ1(お好みで)
- バター 10g
- 乾燥パセリ 適量
下準備のポイント
調理をスムーズに進めるために、事前の準備が重要です。
材料の下ごしらえ手順
- 鶏もも肉は一口大(約2cm角)に切ります
- 玉ねぎは薄切りにします
- マッシュルームは5mm程度の厚さにスライスします
- オーブンを200度に予熱しておきます
- 耐熱皿にバター(分量外)を薄く塗っておきます
牛乳は必ず常温に戻しておくことが重要です。冷たい牛乳を使うとダマになりやすく、ソースの仕上がりが悪くなります。調理の30分前には冷蔵庫から出しておきましょう。
鶏肉は余分な脂肪を取り除き、均等な大きさに切ることで火の通りが均一になります。
マカロニの茹で方
マカロニは通常の茹で時間よりも2分短く茹でるのがポイントです。これをアルデンテ(イタリア語で「歯ごたえがある」という意味)の状態といいます。
マカロニを美味しく茹でる手順
- 大きめの鍋にたっぷりのお湯を沸かします
- 水1リットルに対して塩10gを加えます
- マカロニを入れて袋の表示時間より2分短く茹でます
- ザルにあげて水気を切ります
- オリーブオイル小さじ1をまぶして混ぜます
お湯に対して1%の塩を加えることで、マカロニに適度な塩味がつきます。茹で上がったマカロニにオリーブオイルをまぶすと、くっつきを防ぐことができます。
茹で時間を短くする理由は、オーブンで焼く際にさらに火が通るためです。通常通り茹でると、焼き上がりが柔らかくなりすぎてしまいます。
ダマにならないホワイトソースの作り方
ホワイトソース作りはグラタンの成否を分ける最も重要な工程です。ダマにならず滑らかに仕上げるコツを詳しく解説します。
ホワイトソース調理手順
- フライパンにバターを入れて弱火で溶かします
- バターが完全に溶けたら薄力粉を一度に加えます
- 木べらで絶え間なく混ぜながら1分間炒めます
- 粉っぽさがなくなりペースト状になったら火を止めます
- 常温の牛乳を少量(大さじ2程度)加えて素早く混ぜます
- 完全に混ざったら再び牛乳を少量加えて混ぜます
- これを3〜4回繰り返します
- 牛乳の半量が混ざったら中火にかけます
- 残りの牛乳を少しずつ加えながら混ぜ続けます
- とろみがついたら塩、白こしょう、ナツメグで味を調えます
ダマを作らない3つの重要ポイント
第一に、バターと小麦粉を混ぜる段階(ルー作り)では弱火でじっくり炒めることです。強火だと小麦粉が焦げてしまい、苦味が出ます。
第二に、牛乳は必ず少量ずつ加えることです。一度に大量の牛乳を入れるとダマの原因になります。最初は大さじ2程度から始め、完全に混ざってから次を加えるという工程を守りましょう。
第三に、絶え間なく混ぜ続けることです。混ぜる手を止めると鍋底で焦げたり、ダマができたりします。木べらやホイッパーを使って、鍋底をこするように混ぜ続けてください。
ホワイトソースの理想的な固さは、木べらですくったときにトロッと落ちる程度です。この段階ではやや緩めでも、冷めるとさらに固まるので問題ありません。
具材の炒め方
具材を美味しく調理するコツは、それぞれの食材の特性を理解することです。
具材調理の手順
- フライパンにサラダ油小さじ1を熱します
- 鶏肉を皮目から入れて中火で焼きます
- 表面に焼き色がついたら裏返します
- 全体に火が通ったら一度取り出します
- 同じフライパンでバター10gを溶かします
- 玉ねぎを入れて中火で炒めます
- 透明感が出てきたらマッシュルームを加えます
- 全体がしんなりするまで2〜3分炒めます
- 鶏肉を戻し入れて混ぜ合わせます
- 塩こしょう(各少々)で軽く味付けします
鶏肉は表面をしっかり焼くことで旨味を閉じ込めることができます。ただし、完全に火を通す必要はありません。表面に焼き色がつけば、後の工程で火が通ります。
玉ねぎは透明になるまでじっくり炒めることで甘味が引き出されます。焦がさないように注意しながら、弱めの中火でゆっくり炒めましょう。
マッシュルームは水分が多い食材です。強火で炒めすぎると水分が出すぎるので、中火で軽く炒める程度にとどめます。
具材とソースの合わせ方
ホワイトソースと具材を合わせる工程は、味を均一にするための大切なステップです。
合わせる手順
- 炒めた具材が入ったフライパンにホワイトソースを加えます
- 弱火にかけながら全体をゆっくり混ぜ合わせます
- 茹でたマカロニを加えます
- マカロニ全体にソースが絡むように優しく混ぜます
- 2〜3分加熱しながら混ぜ続けます
- 味見をして塩加減を調整します
この段階で塩味が足りないと感じても、チーズを加えるので控えめにしておくのがポイントです。チーズの塩気も考慮して、やや薄味に仕上げるのが正解です。
ソースの固さも重要です。サラサラすぎる場合は少し煮詰めます。逆に固すぎる場合は牛乳を大さじ1ずつ加えて調整しましょう。
オーブンでの焼き方
焼き加減がグラタンの美味しさを左右します。表面はこんがり、中はアツアツに仕上げるテクニックを紹介します。
オーブン焼きの手順
- 耐熱皿にバターを塗った状態でソースを注ぎ入れます
- 表面をゴムベラで平らに整えます
- ピザ用チーズを全体に均等に散らします
- パルメザンチーズを振りかけます
- お好みでパン粉を散らします
- 小さく切ったバターを数カ所にのせます
- 200度に予熱したオーブンで15〜18分焼きます
- 表面に美しい焼き色がついたら完成です
オーブンの機種によって焼き時間は変わります。12分経過したら様子を見ながら焼き続けましょう。表面が薄く色づき始めたら、あと3〜5分で完成です。
焼き色が薄い場合は、オーブンを250度に上げて2〜3分追加で焼きます。焦げそうな場合はアルミホイルをかぶせて焼きましょう。
理想的な焼き上がりは、表面全体が黄金色で所々に濃い焦げ目ができている状態です。チーズがフツフツと泡立ち、良い香りが立ち上ってきたら食べごろのサインです。
マカロニグラタンを美味しく作る10のコツ
プロのような仕上がりにするためには、細かなテクニックが必要です。ここでは、さらに美味しくするための秘訣を紹介します。
コツ1:バターの温度管理
バターは弱火でゆっくり溶かすことが基本です。強火で溶かすと焦げて風味が損なわれます。
泡立ちが落ち着いた状態が小麦粉を加える最適なタイミングです。バターが焦げると苦味が出るので、焦げそうになったら火から外して温度を下げましょう。
有塩バターと無塩バターのどちらを使うかも重要です。ホワイトソースには無塩バターを使うと塩分量を自分でコントロールできます。有塩バターを使う場合は、最後の塩加減を控えめにしてください。
コツ2:小麦粉の炒め方
小麦粉とバターを混ぜた状態をルーといいます。このルーの炒め加減でホワイトソースの色と風味が決まります。
白いホワイトソースを作りたい場合は、小麦粉を加えてから1分程度、粉っぽさがなくなるまで炒めます。この段階では色をつけないように弱火を維持することが重要です。
少し香ばしい風味を出したい場合は、2〜3分かけてクリーム色になるまで炒めます。ただし、炒めすぎるとソースの色が濃くなり、グラタンの見た目が悪くなるので注意が必要です。
コツ3:牛乳の温度と加え方
牛乳は常温に戻しておくことが最も重要なポイントです。冷たい牛乳を使うとルーが急激に冷えてダマの原因になります。
最初に加える牛乳の量も大切です。最初は大さじ2程度の少量から始め、完全に混ざってから次を加えるという工程を守りましょう。
牛乳を加える際は、火を止めた状態で少量ずつ混ぜるのがコツです。ある程度混ざったら再び火にかけて、残りの牛乳を加えていきます。
全体の半量が混ざった時点で、一度中火にかけて加熱しながら残りを加えると失敗しにくくなります。
コツ4:ソースの固さ調整
ホワイトソースの理想的な固さは、木べらですくってトロッと落ちる程度です。サラサラすぎると焼いたときに水っぽくなります。
固すぎる場合の対処法として、牛乳を大さじ1ずつ加えて混ぜながら調整します。一度に大量に加えると失敗するので、少しずつが鉄則です。
逆に緩すぎる場合は、弱火で2〜3分煮詰めます。絶えず混ぜながら加熱し、好みの固さになったら火を止めましょう。
冷めるとソースは固くなる性質があります。そのため、鍋で作っている段階では少し緩めでも問題ありません。
コツ5:マカロニの選び方と茹で方
マカロニにはさまざまな種類があり、それぞれグラタンに向いたものがあります。
グラタンに適したマカロニの種類
- マッカロンチーニ(短い円筒形で最もポピュラー)
- ペンネ(斜めにカットされた円筒形)
- コンキリエ(貝殻の形)
- リガトーニ(太めの円筒形で表面に溝がある)
表面に溝があるタイプはソースが絡みやすくおすすめです。太さは中太から太めのものを選ぶと食べ応えがあります。
茹で時間は袋の表示より2分短くすることが鉄則です。オーブンで焼く際にさらに火が通るため、アルデンテの状態で茹で上げることが重要です。
茹で上がったマカロニは水で洗わないでください。表面のでんぷん質がソースの絡みを良くします。ザルで水気を切ったら、すぐにオリーブオイルをまぶしましょう。
コツ6:具材の選び方と下処理
基本の具材は鶏肉、玉ねぎ、マッシュルームですが、季節や好みに合わせて変更できます。
おすすめの具材バリエーション
- 魚介類(エビ、ホタテ、サーモン、白身魚)
- 野菜類(ほうれん草、ブロッコリー、アスパラガス、かぼちゃ)
- きのこ類(しめじ、エリンギ、椎茸)
- 肉類(ベーコン、ハム、ソーセージ、豚肉)
エビを使う場合は背わたを取り、下処理をしっかり行います。白身魚は骨を丁寧に取り除き、一口大に切ってから軽く塩をふって臭みを取りましょう。
野菜類は火の通りを考えて切り方を調整します。ほうれん草は下茹でしてから使い、ブロッコリーは小房に分けて軽く茹でておきます。
ベーコンを使う場合は、炒める際に油を引かずに焼いて脂を出します。この脂でそのまま野菜を炒めると旨味が増します。
コツ7:チーズの選び方と使い方
チーズの選び方でグラタンの風味と食感が大きく変わります。
グラタンに適したチーズ
- ピザ用チーズ(モッツァレラとチェダーのミックスが一般的)
- グリュイエールチーズ(本格的な味わい)
- エメンタールチーズ(マイルドな風味)
- パルメザンチーズ(仕上げに振りかける)
基本はピザ用チーズで十分ですが、より本格的にしたい場合はグリュイエールチーズを混ぜるのがおすすめです。
チーズの量は具材とソースの量に対して約15%が目安です。多すぎると脂っこくなり、少なすぎると物足りなくなります。
チーズは冷蔵庫から出してすぐではなく、常温に戻してから使うと溶けやすくなります。ただし、夏場は傷みやすいので注意が必要です。
表面に散らす際は、縁の部分にもしっかりチーズをのせましょう。縁が焦げるのを防ぎ、美しい焼き上がりになります。
コツ8:耐熱皿の選び方と準備
耐熱皿の材質と形状がグラタンの仕上がりに影響します。
おすすめの耐熱皿
- 陶器製(熱の伝わりが穏やかで焦げにくい)
- 耐熱ガラス製(中の様子が見えて便利)
- 鋳物ホーロー製(蓄熱性が高く冷めにくい)
深さは5〜6cmほどあるものが理想的です。浅すぎるとソースが溢れる可能性があり、深すぎると表面が焦げる前に中が冷めてしまいます。
耐熱皿にバターを塗る作業は必ず行いましょう。バターを塗ることで焦げ付きを防ぎ、食べ終わった後の洗い物が楽になります。
耐熱皿を予熱しておくテクニックもあります。オーブンの予熱時に一緒に温めておくと、グラタンが冷めにくく、より美味しく仕上がります。
コツ9:オーブンの温度設定
オーブンの温度と時間の設定が完璧な焼き上がりを左右します。
基本は200度で15〜18分ですが、オーブンの機種によって調整が必要です。家庭用オーブンは庫内の温度にムラがあることが多いため、様子を見ながら調整しましょう。
最初から高温で焼くと表面だけが焦げて中が冷たいままになります。最初は200度で焼き、最後の2〜3分だけ250度に上げて焼き色をつける方法もおすすめです。
オーブントースターを使う場合は、アルミホイルをかぶせて5分焼いた後、ホイルを外して3〜5分焼くと上手くいきます。ただし、中まで十分に温まらないことがあるので注意が必要です。
グリル機能を使う場合は、表面が焦げやすいので目を離さないようにしましょう。距離を離して弱めの設定で焼くのがコツです。
コツ10:盛り付けと仕上げ
視覚も食欲を刺激する重要な要素です。美しい盛り付けで料理の満足度が上がります。
焼き上がったグラタンに乾燥パセリを振りかけると彩りが良くなります。新鮮なパセリのみじん切りを使えば、より香り高く仕上がります。
お皿に移す場合は、耐熱皿ごと大きめのプレートにのせると食卓が華やかになります。プレートとの間に折りたたんだナプキンを敷くと、安定感が増して見栄えも良くなります。
付け合わせとして、シンプルなグリーンサラダやバゲットを添えるとバランスの良い食事になります。
よくある失敗とその対処法
グラタン作りでよくある失敗例と、それを防ぐための具体的な対処法を紹介します。
ホワイトソースがダマになる
ダマができる主な原因は3つあります。
第一に、牛乳を一度に大量に加えてしまうことです。対処法として、牛乳は必ず少量ずつ加え、完全に混ざってから次を加えるという工程を守りましょう。
第二に、牛乳が冷たすぎることです。冷蔵庫から出したばかりの牛乳は温度が低く、ルーと混ざりにくくなります。調理の30分前には常温に戻しておくことが重要です。
第三に、混ぜ方が不十分なことです。鍋底からしっかりこするように、絶え間なく混ぜ続けることが必要です。
もしダマができてしまった場合は、火を止めてハンドブレンダーで滑らかにする方法があります。ざるで濾す方法も効果的ですが、手間がかかります。
ソースが緩すぎる・固すぎる
ソースの固さが適切でないと、焼き上がりが水っぽくなったり、逆にパサパサになったりします。
ソースが緩すぎる原因は、小麦粉の量が少ないか、煮詰めが足りないことです。対処法として、弱火で2〜3分煮詰めて水分を飛ばします。それでも緩い場合は、小麦粉とバター各10gを混ぜたものを少量ずつ加えて調整しましょう。
ソースが固すぎる原因は、小麦粉が多すぎるか、煮詰めすぎたことです。対処法として、牛乳を大さじ1ずつ加えながら弱火で混ぜて調整します。
理想的な固さは、木べらですくってゆっくり落ちる程度です。この固さを目指して調整しましょう。
表面が焦げる・焼き色がつかない
オーブンの温度設定や時間が適切でないと、表面の焼き色に問題が出ます。
表面が焦げる原因は、温度が高すぎるか、チーズが多すぎることです。対処法として、アルミホイルをかぶせて焼く時間を延ばします。200度以下の温度で時間をかけて焼くのもおすすめです。
焼き色がつかない原因は、温度が低すぎるか、時間が短いことです。対処法として、最後の2〜3分だけオーブンを250度に上げて焼きます。グリル機能を使って表面だけを焼く方法も効果的です。
チーズの種類も影響します。焼き色をつけやすいチーズとしてグリュイエールやチェダーがあり、これらを混ぜると美しい焼き色がつきます。
中が冷たいまま
表面は熱々なのに中が冷たいという失敗はよくあります。
原因は、オーブンの温度が高すぎて表面だけが焼けてしまうことです。対処法として、最初は180度の低めの温度で15分ほど焼いてから、仕上げに200〜220度で5分焼く二段階方式がおすすめです。
耐熱皿ごと予熱しておく方法も効果的です。温めた耐熱皿にグラタンを入れて焼くと、底からも熱が伝わり全体が均一に温まります。
具材やソースを組み合わせる段階で、十分に温めておくことも重要です。冷たい状態で耐熱皿に入れると、中まで温まるのに時間がかかります。
マカロニが固い・柔らかすぎる
マカロニの食感が悪いと、全体の満足度が下がります。
マカロニが固すぎる原因は、茹で時間が短すぎることです。対処法として、表示時間より2分短く茹でるのが基本ですが、オーブンで焼く時間が短い場合は1分短程度にとどめましょう。
マカロニが柔らかすぎる原因は、茹ですぎか、オーブンで焼きすぎたことです。対処法として、必ずアルデンテの状態で茹で上げることを守りましょう。
オーブンで焼く時間も影響します。18分以上焼くとマカロニが柔らかくなりすぎるので、15分を目安に焼き上がりを確認してください。
アレンジレシピバリエーション
基本のマカロニグラタンをマスターしたら、さまざまなアレンジに挑戦してみましょう。
海老とブロッコリーのグラタン
エビの甘味とブロッコリーの食感が楽しめる人気のアレンジです。
材料の変更点(2人前)
- むきエビ 150g
- ブロッコリー 1/2株(約150g)
- 玉ねぎ 1/2個
エビは背わたを取り、塩と片栗粉で揉んで臭みを取ります。水で洗い流してキッチンペーパーで水気を拭き取りましょう。
ブロッコリーは小房に分けて、塩を加えた熱湯で2分茹でます。茹ですぎると食感が悪くなるので注意が必要です。
調理手順は基本と同じですが、エビは火を通しすぎると固くなります。表面の色が変わる程度でいったん取り出し、ソースと合わせる段階で戻しましょう。
きのこたっぷり和風グラタン
複数のきのこを使った香り豊かなグラタンです。味噌を隠し味に加えることで和風の味わいになります。
材料の変更点(2人前)
- しめじ 100g
- エリンギ 2本
- 舞茸 50g
- 鶏もも肉 100g
- 長ねぎ 1/2本
- 味噌 小さじ1
きのこ類は石づきを取り、食べやすい大きさに切ります。長ねぎは斜め薄切りにしましょう。
ホワイトソースに味噌小さじ1を混ぜることで、深い旨味とコクが加わります。味噌は溶けにくいので、牛乳少量で溶いてから加えると良いでしょう。
仕上げに刻んだ万能ねぎを散らすと、彩りと香りが増します。
ほうれん草とベーコンのグラタン
鉄分豊富なほうれん草とベーコンの旨味が相性抜群のアレンジです。
材料の変更点(2人前)
- ほうれん草 1束(約200g)
- ベーコン 100g
- 玉ねぎ 1/2個
- にんにく 1片
ほうれん草は根元をよく洗い、たっぷりの熱湯で1分茹でます。冷水にとって色止めをし、水気をしっかり絞ってから3cm長さに切りましょう。
ベーコンは1cm幅に切り、にんにくはみじん切りにします。
調理のポイントは、ベーコンとにんにくを最初に炒めて香りを出すことです。ベーコンの脂が出たら玉ねぎを加えて炒め、最後にほうれん草を加えます。
ナツメグを多めに振ると、ほうれん草との相性が良く本格的な味わいになります。
かぼちゃのクリーミーグラタン
かぼちゃの甘味がホワイトソースと調和する秋冬におすすめのアレンジです。
材料の変更点(2人前)
- かぼちゃ 300g
- 玉ねぎ 1/2個
- ベーコン 50g
- 生クリーム 50ml(牛乳と置き換え)
かぼちゃは種とワタを取り、2cm角に切ります。耐熱皿に並べてラップをかけ、電子レンジ600Wで4分加熱して柔らかくします。
生クリームを加えることでよりリッチな味わいになります。牛乳350mlと生クリーム50mlの配合がおすすめです。
かぼちゃは崩れやすいので、ソースと合わせる際は優しく混ぜましょう。ホクホクの食感を残すのがポイントです。
仕上げにクルミやアーモンドスライスを散らすと、食感のアクセントになります。
トマトとモッツァレラのイタリアングラタン
トマトソースとホワイトソースを合わせた色鮮やかなアレンジです。
材料の変更点(2人前)
- トマト缶(カット) 200g
- モッツァレラチーズ 100g
- バジル 10枚
- 鶏むね肉 150g
- にんにく 1片
ホワイトソースの量を通常の2/3に減らし、トマトソースと合わせます。トマトソースは、にんにくのみじん切りをオリーブオイルで炒め、トマト缶と塩こしょうで味付けして5分煮込みます。
ホワイトソースとトマトソースを交互に重ねることで、見た目も美しい二層のグラタンになります。
モッツァレラチーズは水気をよく切り、手で一口大にちぎって散らします。焼き上がりにフレッシュバジルを飾ると本格的なイタリアンの味わいです。
シーフードミックスのグラタン
冷凍シーフードミックスを使った手軽で豪華なアレンジです。
材料の変更点(2人前)
- 冷凍シーフードミックス 200g
- 玉ねぎ 1/2個
- マッシュルーム 4個
- 白ワイン 大さじ2
シーフードミックスは使う前に流水で解凍し、ザルで水気を切ります。キッチンペーパーでしっかり水分を拭き取ることが臭みを防ぐポイントです。
白ワインで蒸し煮にすることで、魚介の臭みが消えて風味豊かになります。フライパンにシーフードと白ワインを入れて中火で2分加熱し、アルコールを飛ばしましょう。
レモン汁を数滴垂らすと、さっぱりとした味わいになります。
グラタンに合う付け合わせと献立
グラタンだけでも満足できる料理ですが、付け合わせを添えることでバランスの良い食事になります。
おすすめのサラダ
グラタンは濃厚な味わいなので、さっぱりとしたサラダが相性抜群です。
シンプルグリーンサラダ
レタス、ベビーリーフ、ルッコラなどの葉野菜にオリーブオイルとレモン汁のドレッシングをかけたシンプルなサラダが最適です。
ドレッシングの配合は、オリーブオイル大さじ2、レモン汁大さじ1、塩小さじ1/4、黒こしょう少々です。よく混ぜ合わせて使いましょう。
シーザーサラダ
ロメインレタス、クルトン、パルメザンチーズを使ったシーザーサラダも人気です。市販のシーザードレッシングを使えば簡単に作れます。
温泉卵をのせると、さらに豪華な一品になります。
パンの選び方
グラタンと一緒に食べるパンは、ソースをすくいやすいものがおすすめです。
バゲット(フランスパン)
外側がカリッとして中がもっちりしたバゲットは、グラタンとの相性が抜群です。1cm程度の厚さにスライスして、軽くトーストすると美味しさが増します。
にんにくを塗ってガーリックトーストにするのもおすすめです。
フォカッチャ
オリーブオイルとハーブの香りが楽しめるフォカッチャも良く合います。温め直してから提供すると、さらに美味しくなります。
ロールパン
柔らかいロールパンは、子供にも食べやすく家族での食事におすすめです。
スープの組み合わせ
グラタンは単品でも満足できますが、軽めのスープを添えると献立のバランスが良くなります。
コンソメスープ
野菜の旨味が詰まったコンソメスープは、グラタンの濃厚さを引き立てます。玉ねぎ、人参、セロリを薄切りにして煮込み、コンソメで味を調えるだけで完成です。
オニオンスープ
玉ねぎを飴色になるまで炒めて作るオニオンスープは、時間はかかりますが絶品です。表面にチーズをのせて焼くと、さらに豪華になります。
ポタージュスープ
コーンポタージュやかぼちゃのポタージュなど、クリーミーなスープも意外と相性が良いです。ただし、グラタンと同じくらい濃厚なので、量は控えめにしましょう。
グラタンの保存方法と温め直し方
作りすぎたグラタンや作り置きしたい場合の保存方法を紹介します。
冷蔵保存の方法
焼く前の状態で冷蔵保存する場合は、ラップをぴったりかけて冷蔵庫で2日間保存できます。焼く際は冷蔵庫から出して30分ほど常温に戻してから焼きましょう。
焼いた後の保存は、粗熱を取ってからラップをかけて冷蔵庫で2日間保存できます。ただし、時間が経つとマカロニが水分を吸ってしまい、食感が悪くなります。
冷凍保存の方法
焼く前の状態での冷凍がおすすめです。耐熱皿ごと冷凍する方法と、冷凍保存容器に入れて冷凍する方法があります。
耐熱皿ごと冷凍する場合は、ラップを二重にかけてから冷凍用保存袋に入れます。約1ヶ月保存可能です。
冷凍保存容器に入れる場合は、容器の8分目まで入れます。冷凍すると膨張するので、満杯にしないようにしましょう。
温め直しの方法
冷蔵保存したグラタンは、ラップを外してオーブン180度で10〜15分温めます。表面が乾燥しそうな場合は、アルミホイルをかぶせて温めましょう。
電子レンジで温める場合は、600Wで2〜3分加熱します。ただし、表面の焦げ目がふやけてしまうので、できればオーブンやオーブントースターがおすすめです。
冷凍保存したグラタンは、解凍せずに凍ったままオーブンで焼くのがベストです。200度で30〜35分焼きましょう。最初の20分はアルミホイルをかぶせ、最後の10分で外すと上手に焼けます。
グラタンに関するよくある質問
グラタン作りで多く寄せられる質問とその回答をまとめました。
市販のホワイトソースとの違いは何ですか
手作りのホワイトソースは、市販品と比べて格段に美味しく仕上がります。
市販のホワイトソースは保存料や増粘剤が含まれており、味わいが平坦になりがちです。また、固さの調整ができず、好みの仕上がりにしにくいという欠点があります。
手作りなら、バターの風味、牛乳のコク、好みの固さに調整できます。調理時間も10分程度なので、ぜひ手作りに挑戦してみてください。
牛乳の代わりに豆乳は使えますか
豆乳でもホワイトソースを作ることができます。ただし、いくつかの注意点があります。
無調整豆乳を使用してください。調整豆乳は甘味が加わっており、グラタンには向きません。
豆乳は牛乳より分離しやすいので、弱火でゆっくり加熱することが重要です。強火で加熱すると固まってしまうことがあります。
豆乳特有の風味があるため、コンソメや味噌などを加えて風味を調整すると美味しくなります。
オーブンがない場合の作り方は
オーブンがなくても、オーブントースターやグリル、フライパンで代用できます。
オーブントースターの場合は、アルミホイルをかぶせて5分焼いた後、ホイルを外して3〜5分焼きます。表面が焦げやすいので注意が必要です。
魚焼きグリルの場合は、耐熱皿が入るサイズであれば使用できます。弱火で10分ほど焼き、様子を見ながら時間を調整しましょう。
フライパンの場合は、蓋をして弱火で10分ほど加熱します。表面に焦げ目をつけたい場合は、バーナーを使うか、耐熱皿に移してトースターで焼きます。
グラタンをヘルシーにする方法は
カロリーを抑えたい場合は、いくつかの工夫があります。
バターの量を半分にし、残りをオリーブオイルに変更する方法があります。風味は多少変わりますが、カロリーを抑えられます。
牛乳の一部を低脂肪牛乳に変える方法も効果的です。ただし、全量を低脂肪牛乳にするとコクが足りなくなるので、半分程度の置き換えがおすすめです。
チーズの量を減らし、パン粉を増やすことで表面の焦げ目をつけることができます。
具材に野菜をたっぷり使い、肉の量を減らすのも良い方法です。
マカロニ以外のパスタは使えますか
マカロニ以外のパスタでもグラタンを作ることができます。
ペンネやリガトーニなどのショートパスタが特におすすめです。これらは表面に溝があり、ソースが絡みやすいという特徴があります。
スパゲッティを使う場合は、短く折ってから茹でます。ただし、ソースの絡みが悪くなるので、あまりおすすめしません。
ラザニア用のシート状パスタを使うと、また違った食感のグラタンになります。マカロニとホワイトソースを層状に重ねて焼く方法もあります。
グラタンが水っぽくなる原因は
水っぽくなる主な原因は3つあります。
第一に、ホワイトソースが緩すぎることです。ソースは木べらですくってゆっくり落ちる程度の固さが理想です。
第二に、具材の水分が多すぎることです。特にマッシュルームやほうれん草などは水分が出やすいので、炒める際にしっかり水分を飛ばしましょう。
第三に、マカロニの水切りが不十分なことです。茹で上がったマカロニはザルでしっかり水気を切ってから使用してください。
前日に仕込んで当日焼くことはできますか
前日に仕込んで冷蔵保存し、当日焼くことは可能です。むしろ、味が馴染んで美味しくなることもあります。
前日の仕込み手順は、焼く直前までの工程を行い、チーズをのせた状態でラップをかけて冷蔵庫で保存します。
当日は冷蔵庫から出して30分ほど常温に戻してから焼きましょう。冷たいまま焼くと、表面が焦げても中が冷たいままになります。
焼き時間は通常より5分ほど長めに設定してください。竹串を刺して温かければ完成です。
子供向けにアレンジする方法は
子供が食べやすいようにアレンジする方法がいくつかあります。
マカロニは小さめのサイズを選び、具材も小さく切ることで食べやすくなります。
コーンやグリーンピースを加えると、彩りが良くなり子供が喜びます。ウインナーやハムを加えるのもおすすめです。
辛味のある香辛料は控えめにし、塩こしょうで優しい味付けにしましょう。
小さめの耐熱容器で個別に作ると、子供が自分専用のグラタンとして喜びます。
まとめ
ホワイトソースから作る本格的なマカロニグラタンは、基本のコツさえ押さえれば誰でも美味しく作ることができます。
ダマにならないホワイトソース作りには、牛乳を常温に戻すこと、少量ずつ加えること、絶え間なく混ぜ続けることの3つが重要です。
マカロニは表示時間より2分短く茹でること、具材は水分をしっかり飛ばすこと、オーブンは200度で15〜18分焼くことが基本の手順です。
慣れてきたら、海老やほうれん草、きのこ類などを使ったアレンジレシピにも挑戦してみてください。季節の野菜を使うことで、年中飽きずに楽しめます。
作りすぎた場合は冷凍保存が可能で、忙しい日の夕食としても活用できます。焼く前の状態で冷凍すれば、約1ヶ月保存できるので便利です。
手作りのマカロニグラタンは、家族や友人との食事を豊かにしてくれる素晴らしい料理です。この記事で紹介したコツを活用して、ぜひ本格的なグラタン作りに挑戦してみてください。
あなたの食卓が、美味しいグラタンでより豊かになることを願っています。
