ピッタリすぎるズボンを自分のせいにしてはいけません。
体重が減らない人は、体重増加ホルモンが原因ではないかと考えてみましょう。
太る原因はさまざまです。
しかし、いくら頑張っても体重が減らないのは、ホルモンの影響だと考えたことはないでしょうか。
ホルモンは全身の機能をコントロールしていますが、なかなか体重が減らない人は、太るホルモンが過剰に分泌されている可能性があります。
ホルモンは気分をコントロールしたり、疲れを感じさせたりするので、太るホルモンが脂肪の蓄積や代謝にも関係していることは納得できます。
しかし、すべての体重増加がホルモンによる体重増加ではないことに注意する必要があります。
体重増加の最も大きな原因は、カロリーの過剰摂取です。カロリーの摂り過ぎとホルモンバランスの乱れが、コントロールの難しい体重増加につながるのです。女性の場合、月経周期によるホルモンの変動があるので、これは大きな問題です。
男性には月経周期がなくても、ホルモンがあるため、ホルモンによる体重増加の問題につながります。
体重増加ホルモンのバランスを整える15の習慣
体重をコントロールしようとしている人のために、体重増加ホルモンを打ち消すために生活に取り入れたい15の習慣をご紹介します。
1.ホルモンバランスを整える
男性にも女性にも、体重の増減に活躍するホルモンがいくつかあります。頑固な体重を解消しようとする人が最もバランスを崩しているホルモンは
コルチゾール
プロゲステロン
テストステロン
甲状腺
成長ホルモン
アルドステロン
DHEA
幸いなことに、体重増加ホルモンのバランスをとる方法があります。
サーモンやマグロなどの脂ののった魚、牛レバー、ヨーグルトなどを食べることで、ホルモンのバランスを整えることができます。
これらの食品には、オメガ3脂肪酸、鉄分、プロバイオティクス、カルシウムなどが含まれており、体が脂肪を処理して燃焼しやすくしてくれます。
また、グルコースレベルを安定させ、インスリン抵抗性を防ぐために、加工食品や砂糖を控えた方が良いでしょう。
コルチゾールの過剰分泌を防ぐために、ストレスレベルをできるだけ下げ、血糖値のバランスを整え、体重を減らし、健康的な体重を維持するために、定期的にトレーニングを行いましょう。
2.代謝に気を配る
年齢を重ねるごとに、若い頃には考えもしなかったような体重の増え方をしていることに気づくかもしれません。
体内の代謝は年齢とともに自然に低下しますので、体重増加ホルモンを抑えるためには、この点に気をつけなければなりません。
そのためには、より積極的に体を動かし、食べ過ぎやスナック菓子の暴飲暴食の衝動を抑える必要があります。脂肪分や糖分の少ない食品を選べば、体が処理しやすくなり、ホルモンによる体重増加を防ぐことができます。
また、楽しく続けられるような運動プログラムを選ぶと、体重のコントロールがしやすくなります。
3.十分な休息をとる
スケジュールが忙しければ忙しいほど、毎晩十分な休息をとることはできません。
十分な睡眠がとれないと、ストレスレベルが上がり、体内でコルチゾールが多く分泌され、ホルモンによる体重増加につながります。
また、睡眠不足は他のホルモンを狂わせるので、日中活動していても痩せにくい体質になってしまいます。
毎晩6時間以上の睡眠をとり、部屋をできるだけ暗くして、脳が休息の時間だと認識するようにしましょう。
4. リラックスする時間を作る
体重増加ホルモンが体内で過剰に作用しないようにするためには、1日の中でリラックスする時間を確保する必要があります。
ストレスは、コルチゾールを過剰に分泌させるだけでなく、他のホルモンのバランスを崩してしまいます。
常にストレスを感じていると、エストロゲンやテストステロンの分泌量が増えたり減ったり、甲状腺のバランスが崩れたりすることがあります。
朝は深呼吸をして心と体を落ち着かせ、夜は瞑想をして一日のストレスを吐き出しましょう。
5. 砂糖入りの飲み物を避ける
砂糖入りの飲み物は、ホルモンレベルに悪影響を及ぼし、体重増加の原因となります。特に、エストロゲンが優位な女性は要注意です。
砂糖入りのジュースや飲料に含まれる化学物質の中には、エストロゲンに似た植物性エストロゲンが含まれており、体内にこのホルモンが蓄積されてしまいます。
そのため、特にお尻やみぞおちの部分の体重が減りにくくなります。
頑固な体重を解消したいのであれば、糖分の多いカクテルやコーヒー飲料、糖分が極端に多い加工食品のジュースなどは控えましょう。
6.医者に相談する
健康的な食生活、定期的な運動、ストレスの軽減、糖分の摂取を控えていても、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)のような基礎疾患があるかもしれません。
この疾患は、卵巣に発生する嚢胞を特徴とし、女性ではテストステロンレベルが過剰に分泌される一方で、エストロゲンとプロゲステロンが変動します。
また、男性のテストステロンのバランスが崩れると、体重の増加につながります。
自分に合った治療法を考えるためにも、気になることは医師に相談しましょう。
7.活動的であること
ホルモンの影響で体重が増えないようにするには、自分に合った運動プランを立てる必要があります。
自転車や水泳など、自分が好きなものを選んで運動したり、近所を散歩して心拍数を上げたりしましょう。
運動はホルモンバランスを整えるだけでなく、気分を明るくしたり、柔軟性を高めたり、食事の選択に気を配る動機付けにもなります。
8.グレリンレベルのバランスを保つ
グレリンとは、胃の粘膜で作られるホルモンで、脳に「そろそろ食べようか」というメッセージを送ります。
体重増加を防ぐためには、このホルモンが過剰に分泌されないようにすることが重要です。
グレリンのバランスをとるためには、炭水化物を摂るのではなく、タンパク質とヘルシーな脂質を多く摂ることが大切です。
鶏肉、牛肉、アボカド、ナッツ類、卵などは、満腹感を長時間持続させることができるので、過剰な間食をしたくなることはありません。
9.レプチンレベルを上げる
レプチンは脂肪細胞から分泌されるホルモンで、体がエネルギーを蓄えたり燃やしたりするのを調節します。
レプチンの量が多ければ多いほど、ホルモン性体重増加を回避したり、元に戻したりするチャンスが増えます。
ベリー類や葉野菜などを食べると、レプチンのレベルが上がり、体が脂肪を燃焼しやすくなります。
10.インシュリン濃度をコントロールする
インスリンは体内の脂肪蓄積をコントロールする主要なホルモンなので、不要な体重を避けるためには、このホルモンのバランスを保つ必要があります。砂糖はインシュリンレベルを上げる可能性があるので、控えましょう。
炭水化物が少なく、タンパク質が多い食事を維持することで、すぐにインスリンも下がります。
11.ニューロペプタイドYのレベルをチェックする
ニューロペプチドYは、脳や神経系の細胞で作られるホルモンです。
ストレスを感じると、体内でこのホルモンが多く分泌され、過食や腹囲の増加の原因となります。
水溶性食物繊維を摂取し、健康的なタンパク質で食事を満たすことで、ニューロペプチドYの過剰分泌によるホルモンによる体重増加を防ぐことができます。
12.長時間の断食はやめましょう
ホルモン太りを解消するために断食を行う場合は、断食時間が長すぎないように気をつけましょう。
食事をしない期間が長ければ長いほど、体がエネルギーとして蓄える脂肪が増えてしまいます。
これではせっかくのダイエットが逆効果になってしまい、足踏み状態になってしまうかもしれません。
断食時間は8時間以内を目安にすると、より効果的なダイエット方法になります。
13.家にアレルゲンを持ち込まない
花粉症や季節性のアレルギーに悩まされている人は多いと思いますが、1年中アレルギーに悩まされているという人は、家の中からアレルゲンを排除してみてはいかがでしょうか。
アレルギー物質に長時間さらされると、甲状腺ホルモンの働きが悪くなります。
ホコリをこまめに取り除き、アレルギーを悪化させないような寝具やカーテンを使うようにしましょう。
14.スムージーをたくさん飲む
朝、手軽な食事としてスムージーが好きな人や、食事の代わりに日中に飲む人は、ホルモンバランスを整えるためのスムージーを作ってみましょう。
ココナッツウォーターやナッツミルクを使い、パイナップルや冷凍ベリー、アボカドなどの食材を組み合わせれば、ホルモンバランスに必要な栄養素を体に補給できる、具だくさんのスムージーになります。
15.ホルモンを乱すものを避ける
ホルモンは敏感なので、有害物質にさらされると反応し、疲労感、気分の落ち込み、体重増加、頭痛などを引き起こします。
ホルモンを正常に働かせるために、染料、防腐剤、農薬を含まない自然派の家庭用品や美容用品を使いましょう。
生活習慣を見直すことで、体重増加ホルモンをコントロールすることができます。
これらの方法を毎日の生活に取り入れることで、体重増加ホルモンを抑え、自分の健康をしっかりとコントロールできるようになります。
そうすれば、体調も見た目も良くなり、自信を取り戻すことができます。