トヨタは2023年8月2日、新しいランドクルーザープラドの後継車である「ランクル250(新型ランドクルーザー250)」を正式に発表しました。新しい「ランクル250」シリーズとして再スタートすることになったランクルプラドには、注目の2つのパワートレーンが最初から用意される予定です。詳細について紹介いたします。
トヨタの新型ランクル250
最初のパワートレーンは直4、2.7LDOHCの2TR-FEエンジンです。このエンジンは2002年に登場した3代目プラドの途中から搭載されており、デュアルVVT-i版で最高出力163ps、最大トルク24.8kgmを発揮するガソリンエンジンです。このエンジンは「ランクル250」にも引き続き採用され、6速ATと組み合わされます。
そしてもうひとつのパワートレーンは直4、2.8Lクリーンディーゼルターボの1GD-FTVエンジンです。最高出力は204ps、最大トルクは51.0kgmという、ディーゼルらしいトルクの豊かさが魅力のユニットです。こちらもガソリンエンジン同様に継続採用され、8速ATと組み合わされます（一部地域では6速ATを採用）。
現時点では「ランクル250」のパワートレーンは2つですが、実はもうひとつのパワートレーンが新型「ランクル250」に追加される予定です。それが新型レクサスGXに搭載される直4、2.4Lターボハイブリッドエンジンです。このハイブリッドシステムは371psのシステム出力を発揮します。新型レクサスGXと同様に、2.4Lターボハイブリッドは8速ATと一体型のモーターと湿式クラッチを組み込んだシステムを採用する予定です。
この2.4Lターボハイブリッドは上級版の電動パワートレーンとして、エンジン出力330ps/630Nmを発揮し、「ランクル250」には現時点では北米と中国市場に導入される予定です。一方、2.4Lの直4ターボエンジンは最高出力281ps/最大トルク430Nmを発揮するパワートレーンであり、中近東と東欧、その他の地域で提供される予定です。
ランクル250の価格
「ランクル250」の価格は最低でも400万円台後半と予想されています。詳細な情報はトヨタの公式サイトや販売店で確認することができます。
