ベネッセのおうちごはん|高齢者向け宅配弁当・介護食の評判と口コミを徹底解説

高齢化が進む日本において、高齢者の食事問題は深刻な社会課題となっています。2014年には25%以上が高齢者となり、2040年頃には、人口の3分の1が65歳以上となると見込まれています。このような状況で、高齢者向け宅配弁当の市場規模は今後も拡大する見込みです。
高齢者の食事問題と宅配弁当の必要性
家族の介護をされている方、仕事と介護を両立されている方、毎日の栄養管理にお困りの方にとって、ベネッセのおうちごはんは心強い味方となるでしょう。
ベネッセのおうちごはんとは?サービス概要
運営会社の信頼性
ベネッセのおうちごはんは、教育事業で有名な株式会社ベネッセホールディングスが運営する高齢者向け宅配弁当サービスです。「ベネッセ」といえば、通信教育「こどもちゃれんじ」「進研ゼミ」などが有名ですね。あのベネッセが、なんと宅配弁当サービスも行っています。
サービスの特徴
ベネッセのおうちごはんでは、健康に気を付けたい方向けのカロリーや塩分のバランスを考えたお弁当を冷凍の宅配便でお届けします。ベネッセのおうちごはんは、当サイト高齢者向け冷凍宅配弁当ランキング1位、介護食・やわらか食ランキング4位になっています。
商品・メニューの詳細紹介
バランス健康食:栄養バランスの取れた基本コース
価格:6食で3,890円(税込)から
バランス健康食は、健康維持を目的とした基本的なお弁当です。カロリーや塩分をバランス良く調整し、毎日の食事で必要な栄養素をしっかりと摂取できます。
たんぱく・塩分調整食:疾患に配慮した専門メニュー
価格:6食で4,680円(税込)から
腎臓病や高血圧などの疾患をお持ちの方に配慮した、たんぱく質や塩分を調整したお弁当です。医師の指導のもとで食事制限が必要な方にも安心してご利用いただけます。
介護食 冷凍やわらか食:咀嚼・嚥下に配慮したメニュー
価格:6食で5,520円(税込)から
咀嚼や嚥下が困難な高齢者の方に向けた、やわらかく食べやすいお弁当です。食材の形状や食感に配慮し、安全で美味しい食事を提供します。
利用者の口コミ・評判を徹底調査
良い口コミ・評判
「バランスが良さそう、普通食のみ、やわらかめなどの希望の場合には1週間まとめて冷凍になると聞いた。柔らかめの宅食があると助かる」という声があります。
客観的な評価
良い方だけでなく悪い口コミ・評判も紹介されているため、利用前に幅広い意見を参考にすることができます。
ベネッセのおうちごはんのメリット
栄養管理の専門性
栄養士が監修したメニューにより、カロリーや塩分のバランスを適切に管理できます。毎日の食事で栄養バランスを考える手間が省け、健康維持に役立ちます。
多様なニーズに対応
お客様のニーズに合わせて、たんぱく質や塩分制限の食事メニューや、やわらかく食べやすいメニューなど幅広く用意されています。
利便性の高さ
お届けサイクルも選べて、好きな時に無料で解約もできる定期便も用意されており、ご自宅で介護をされている方やお仕事と介護を両立されている方など忙しい方でも毎回の注文の手間がなく利用できます。
デメリット・注意点
価格面での考慮
他社と比較して価格帯がやや高めに設定されている場合があります。継続利用を検討する際は、家計への負担を考慮する必要があります。
味の好み
「実際には見ていないし食べてもいないので、機会を見て試食してみたいとおもってはいる」という声もあり、まずは試食から始めることをおすすめします。
他社との比較・選び方のポイント
市場での位置付け
高齢者人口の増加を背景に市場は拡大、2025年は2018年比25.5%増の2,046億円が予測される中で、ベネッセのおうちごはんは信頼性の高い選択肢の一つです。
選択のポイント
- 栄養管理の専門性:栄養士監修のメニュー
- メニューの多様性:様々な食事制限に対応
- 運営会社の信頼性:ベネッセブランドの安心感
- 利便性:定期便や解約の自由度
注文方法・配送・支払い方法
注文方法
ご注文は、お電話とWEB、どちらからでも可能です。翌日以降のご指定いただいた日の10時から17時までにお届けします。
配送サービス
冷凍での宅配便により、安全で新鮮な状態でお届けします。携帯電話からも通話料無料 9時~18時毎日受付で、サポート体制も充実しています。
支払い方法
「カード支払いができたらよかった、口座振替用紙はすぐに手元に届いたので、手続き中」という声があり、口座振替での支払いが可能です。
こんな方におすすめ
家族の介護をされている方
毎日の食事準備の負担を軽減し、栄養バランスの取れた食事を提供できます。
仕事と介護を両立されている方
定期便を利用することで、注文の手間を省き、時間を有効活用できます。
栄養管理が必要な方
医師の指導のもとで食事制限が必要な方にも、専門的な栄養管理されたメニューを提供します。
健康維持を目指す方
バランス健康食により、日常的な健康維持をサポートします。
よくある質問(FAQ)
Q1:最小注文数は何食からですか?
最小注文食数:1食~となっており、必要な分だけ注文できます。
Q2:解約はいつでも可能ですか?
定期便は好きな時に無料で解約可能です。
Q3:配送日時の指定はできますか?
翌日以降のご指定いただいた日の10時から17時までの配送が可能です。
高齢者向け宅配弁当市場の現状と将来性
市場規模の拡大
市場調査を行うシードプランニングによると、2025年の高齢者向け宅食サービスの市場規模は2,160億円。2019年は1,800億円でした。6年で1.2倍に拡大する見込みです。
冷凍宅配食の需要増加
冷凍宅配食は供給・需要側双方にとって利点が多い。供給側の配食サービス事業者は冷凍にすることで事業運営の効率化が図れ、デリバリーコストも削減できる。
今後の展望
施設向けでは慢性的な人手不足を背景に調理の簡略化需要が高まっている。従来は価格面を重視する傾向が強かったものの、近年は人件費などの総合的なコストを考慮し、加工度が高く提供しやすい、また、栄養価値が高いなどの高単価・高付加価値商品の採用が進んでいる。
ベネッセのおうちごはんで安心の食生活を
ベネッセのおうちごはんは、高齢者向け宅配弁当市場において、信頼性と専門性を兼ね備えた優れたサービスです。実はこの2025年が高齢化社会の一つのターニングポイントとなる中で、質の高い食事サービスの需要はますます高まっています。
選択のポイント再確認
- 栄養管理の専門性とメニューの多様性
- ベネッセブランドの信頼性
- 柔軟な注文システムとサポート体制
- 継続しやすい価格設定
介護や健康管理において、食事は最も重要な要素の一つです。ベネッセのおうちごはんを活用することで、毎日の食事準備の負担を軽減し、栄養バランスの取れた安全な食事を提供できます。
まずは試食から始めて、ご自身やご家族に最適なメニューを見つけてみてはいかがでしょうか。高齢者向け宅配弁当の導入により、より豊かで安心な食生活を実現できることでしょう。
ベネッセのおうちごはんを実際に利用する前に知っておきたい基礎知識
ベネッセのおうちごはんの利用を検討している方にとって、サービスの全体像を正しく把握することは非常に大切です。ここでは、公式情報や利用者の声をもとに、注文前に押さえておくべきポイントを詳しく解説していきます。
食事は毎日のことだからこそ、慎重に選びたいものです。特に高齢のご家族のために宅配弁当を探している方は、栄養面や安全面に不安を感じることも多いでしょう。
このセクションでは、運営会社の背景から各コースの栄養設計の考え方まで、基本情報を深掘りしてお伝えします。
運営会社「ベネッセパレット」の設立経緯と企業理念
ベネッセのおうちごはんを運営するのは、株式会社ベネッセパレットです。2013年(平成25年)9月4日に設立されました。
この会社は、介護事業大手の株式会社ベネッセスタイルケアと、フードサービス事業を展開する株式会社LEOCの共同出資により誕生しています。教育と介護のベネッセグループが持つ「人を支える」ノウハウと、給食事業のプロフェッショナルであるLEOCの調理技術が融合した企業です。
資本金は1億円で、本社は東京都新宿区西新宿の新宿モノリスビルに構えています。「いつまでも自分らしくいきいきと暮らしていただくお手伝いをすること」を企業理念に掲げ、食を通じたシニアライフの支援に取り組んでいます。
2014年からは自宅向けの配食サービスを開始しました。その後2023年からは福祉施設や医療機関向けの介護食サービスも提供しています。個人向けと法人向けの両軸で事業を拡大している点は、品質と信頼性を裏付ける要素といえるでしょう。
ベネッセグループが食事サービスに参入した背景
ベネッセグループは全国300か所以上の有料老人ホームを運営しています。施設運営で培った「高齢者が本当に求める食事とは何か」という知見が、宅配弁当事業の原点となっています。
施設で暮らす入居者の食事を毎日提供し続ける中で、食べやすさや栄養バランスの重要性を肌で学んできました。その経験を在宅で暮らす高齢者にも届けたいという想いが、ベネッセのおうちごはん誕生のきっかけです。
教育事業で培った「一人ひとりに合わせる」という姿勢は、食事サービスにも反映されています。画一的なメニューではなく、利用者の健康状態や嚥下(えんげ。飲み込む力のこと)能力に応じた複数のコースを用意している点が大きな特徴です。
管理栄養士と調理師のダブル監修体制
ベネッセのおうちごはんでは、管理栄養士が献立の栄養管理を担当しています。さらに、プロの調理師が味と食感の仕上げを追求するという二重のチェック体制が敷かれています。
管理栄養士は、カロリー、たんぱく質、脂質、炭水化物の三大栄養素のバランスを設計します。加えて、ビタミン、ミネラル、食物繊維の摂取量まで計算した献立を作成しています。
調理師は、栄養設計を守りながらも「食べたい」と思える味付けを実現します。冷凍弁当は味が単調になりがちですが、出汁や食材の旨みを引き出す工夫により、家庭的な味わいを目指しています。
全コース徹底解説|ベネッセのおうちごはんのメニューと栄養設計
ベネッセのおうちごはんには、利用者の健康状態や食事の目的に合わせた複数のコースが用意されています。ここでは、各コースの栄養基準や対象者を詳しく掘り下げて解説します。
バランス健康食の栄養基準と対象者
バランス健康食は、健康維持を目的とした基本コースです。日常的に栄養バランスの良い食事を取りたい方に向けて設計されています。
| 項目 | 基準値 |
|---|---|
| エネルギー | 245kcal以上 |
| たんぱく質 | 18g以上 |
| 塩分 | 2.7g以下 |
| 食物繊維 | しっかり摂取できる設計 |
1食あたり約245kcal以上のエネルギーを確保しながら、塩分は2.7g以下に抑えています。おかずのみの提供なので、ご飯の量は自分で調整できます。
価格は6食セットで3,890円(税込)からとなっています。1食あたりに換算すると約648円です。定期便を利用すれば7食セットで4,200円(税込)、1食あたり約600円とさらにお得になります。
バランス健康食は、特定の疾患による食事制限がない方に適しています。「とりあえず栄養バランスの良い食事を手軽に取りたい」という方は、このコースから始めるのがおすすめです。
塩分制限食の栄養基準と対象者
塩分制限食は、高血圧や心臓疾患などで塩分の制限が必要な方のために開発されたコースです。
| 項目 | 基準値 |
|---|---|
| エネルギー | 225kcal以上 |
| たんぱく質 | 17g以上 |
| 塩分 | 1.7g以下 |
| コレステロール | 120mg以下 |
| 食物繊維 | 8.5g以上 |
注目すべきは、塩分が1食あたり1.7g以下という厳格な基準です。厚生労働省が推奨する1日の食塩摂取目標量は、男性7.5g未満、女性6.5g未満です。1日3食すべてをこのコースにした場合、塩分摂取量は5.1g以下に収まります。
価格は6食セットで4,680円(税込)からです。定期便では7食セットで5,250円(税込)、1食あたり約750円となります。
塩分を減らすと味が物足りなくなりがちですが、出汁や酢、香辛料を活用した味付けで満足感を維持する工夫がされています。医師から塩分制限を指示されている方にとって、毎食の塩分管理を自分で行う手間が省ける大きなメリットがあります。
たんぱく・塩分調整食の栄養基準と対象者
たんぱく・塩分調整食は、腎臓病などでたんぱく質と塩分の両方を制限する必要がある方向けのコースです。
| 項目 | 基準値 |
|---|---|
| エネルギー | 適正範囲に設計 |
| たんぱく質 | 制限値内に調整 |
| 塩分 | 厳格に管理 |
| カリウム | 配慮あり |
腎臓病の食事療法では、たんぱく質の制限が非常に重要です。たんぱく質を制限しながらも十分なエネルギーを確保する必要があるため、献立設計の難易度は高くなります。
ベネッセのおうちごはんでは、管理栄養士が正確な計量調理と栄養価表示を行っています。利用者自身が栄養成分を把握しやすいため、かかりつけ医への報告や相談にも役立ちます。
価格は6食セットで4,680円(税込)からです。定期便では7食セットで5,250円(税込)、1食あたり約750円です。腎臓病の食事管理を自宅で行う手間と難しさを考えると、専門家が設計した食事を利用する価値は大きいでしょう。
冷凍やわらか食の特徴と食べやすさへのこだわり
冷凍やわらか食は、噛む力(咀嚼力)が弱くなってきた方に向けたコースです。「はぐきでつぶせるやわらかさ」をコンセプトに開発されています。
| 項目 | 基準値 |
|---|---|
| やわらかさの目安 | はぐきでつぶせる程度 |
| エネルギー | 適正量を確保 |
| 見た目 | 食材の形状を維持 |
介護食というと、見た目が損なわれがちなイメージがあります。しかし、ベネッセの冷凍やわらか食では「食べやすさ」と「見た目の美味しさ」の両立にこだわっています。食材の形や色合いを残しながら、やわらかく仕上げる調理技術が使われています。
価格は6食セットで5,520円(税込)からです。定期便では7食セットで6,090円(税込)、1食あたり約870円となります。
食べることへの意欲を失わないようにするためには、見た目も重要な要素です。「食べたい」と思える盛り付けが、高齢者の食事量の維持につながります。
ムースのおかずの特徴と対象者
ムースのおかずは、冷凍やわらか食よりもさらにやわらかい食事が必要な方向けのコースです。舌でつぶせる程度のなめらかさに仕上げられています。
| 項目 | 基準値 |
|---|---|
| やわらかさの目安 | 舌でつぶせる程度 |
| エネルギー | 280kcal以上 |
| 塩分 | 1.6g以下 |
| たんぱく質 | 12g以上 |
嚥下(えんげ)に不安がある方にとって、食事中の誤嚥(ごえん。食べ物が気管に入ってしまうこと)は深刻なリスクです。ムースのおかずは、なめらかな食感で飲み込みやすく設計されています。
価格は8食セットで4,720円(税込)からです。1食あたり約590円と、介護食としてはリーズナブルな設定です。
ムース食であっても「ハンバーグトマトソース」「ぶりの照り焼き」「ビーフシチュー」「鮭のちゃんちゃん焼き」など、通常食と同じメニュー名の料理が並びます。食事の楽しみを失わない工夫が随所に見られます。
価格体系と送料を詳しく解説|定期便と都度購入の違い
ベネッセのおうちごはんを利用する際に気になるのが、トータルでかかる費用です。ここでは、各コースの価格、送料、定期便の割引制度などを整理して解説します。
全コース価格一覧表
| コース名 | 都度購入(6食~) | 定期便(7食) | 1食あたり(定期便) |
|---|---|---|---|
| バランス健康食 | 3,890円~ | 4,200円 | 約600円 |
| 塩分制限食 | 4,680円~ | 5,250円 | 約750円 |
| たんぱく・塩分調整食 | 4,680円~ | 5,250円 | 約750円 |
| 冷凍やわらか食 | 5,520円~ | 6,090円 | 約870円 |
| ムースのおかず | 4,720円(8食) | 要確認 | 約590円 |
上記はすべて税込価格です。おかずのみの提供であり、ご飯は別途ご自身でご用意いただく形式です。
送料の仕組み
送料は1セットにつき全国一律790円(税込)です。北海道から沖縄まで同じ金額で届けてもらえるため、地方在住の方にも利用しやすい料金設定となっています。
ただし、注文数が増えてもセットごとに送料がかかる点には注意が必要です。例えば、バランス健康食とムースのおかずを同時に注文した場合、送料は790円×2セット=1,580円になる可能性があります。まとめ買いの際は、送料を含めた総額で検討しましょう。
定期便のメリットと仕組み
定期便には、都度注文にはない複数のメリットがあります。
- 毎回の注文手続きが不要で、指定したサイクルで自動的に届く
- 日替わりメニューで届くため、献立のマンネリ化を防げる
- 好きなタイミングで無料解約が可能なため、リスクなく始められる
- 7食セットと14食セットから選択でき、消費ペースに合わせられる
定期便のお届けサイクルは、利用者のライフスタイルに合わせて選択可能です。「毎週届くと消費しきれない」という場合は、隔週や月1回など、柔軟に調整できます。
解約に違約金や最低利用期間はありません。「まずは試してみたい」という方でも安心して定期便をスタートできます。
お得に利用するためのクーポン・キャンペーン情報
ベネッセのおうちごはんでは、いくつかの割引施策が用意されています。
公式LINEのお友だち追加で割引クーポンを受け取れるキャンペーンが実施されています。LINE連携を行うと、お誕生日限定クーポンや会員限定キャンペーンの案内も届きます。
初めて利用する方は、まずLINEお友だち登録をしてからの注文がおすすめです。クーポンの内容や金額は時期によって変動するため、最新情報は公式サイトやLINEアカウントで確認しましょう。
他社との価格比較
ベネッセのおうちごはんの価格帯を、同ジャンルの他社サービスと比較してみます。
| サービス名 | 1食あたり目安 | 送料 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ベネッセのおうちごはん | 約590~870円 | 790円/セット | 介護食・制限食が充実 |
| まごころケア食 | 約470~600円 | 無料(定期便) | コスパに優れる |
| ワタミの宅食ダイレクト | 約390~670円 | 800円~ | 知名度が高い |
| ウェルネスダイニング | 約670~780円 | 770円 | 制限食の種類が豊富 |
| nosh(ナッシュ) | 約499~700円 | 地域により異なる | おしゃれなメニュー展開 |
価格だけを見ると、ベネッセのおうちごはんは中~やや高めの価格帯に位置します。しかし、ベネッセグループの信頼性、介護施設運営で培ったノウハウ、やわらか食やムース食の本格的な展開といった付加価値を考慮すると、費用対効果は十分に高いといえます。
特に介護食(やわらか食・ムース食)の選択肢が豊富な点は、他社にはない大きな強みです。噛む力や飲み込む力に不安がある方にとっては、ベネッセのおうちごはんが最適な選択肢となる場合が多いでしょう。
注文から届くまでの流れ|初めてでも迷わない利用手順
ベネッセのおうちごはんの注文手順を、初めての方にもわかりやすく解説します。実際の流れを把握しておくことで、スムーズにサービスを開始できます。
STEP1 公式サイトにアクセスして会員登録
まず、ベネッセのおうちごはん公式ECサイトにアクセスします。初回利用時は会員登録が必要です。メールアドレスとパスワードを設定し、お届け先の住所や連絡先を入力します。
会員登録は無料で、登録自体に費用は発生しません。この時点でLINE連携も行っておくと、クーポンの受け取りがスムーズです。
STEP2 コースとセットを選択
健康状態や食事の目的に合わせて、コースを選びます。各コースには複数のセット(Aセット、Bセットなど)が用意されている場合があります。セットによってメニュー内容が異なるため、好みに合わせて選択しましょう。
定期便か都度購入かも、このタイミングで選択します。初めての方は、まず都度購入で1セット試してみるのが安心です。味や量が合うと確認できたら、定期便に切り替えるのが賢い方法です。
STEP3 配送日時を指定
翌日以降の希望日を指定できます。お届け時間帯は10時から17時の間です。不在時の対応については、ヤマト運輸のクール便で届くため、再配達の手配が可能です。
冷凍弁当なので、届いたらすぐに冷凍庫へ入れる必要があります。受け取りのタイミングには注意しましょう。
STEP4 支払い方法の選択
支払い方法は口座振替が利用可能です。一部のクレジットカード決済にも対応しています。支払い方法の詳細は注文時に表示されますので、ご確認ください。
STEP5 届いたら冷凍庫で保存
届いた弁当は、すぐにマイナス18度以下の冷凍庫で保管します。賞味期限は製造日から180日間~1年間です(商品により異なります)。まとめ買いしても半年以上保存できるため、ストック食としても優秀です。
STEP6 食べるときは電子レンジで温めるだけ
食べたいときに冷凍庫から取り出し、電子レンジで温めます。500Wで約4~5分が目安です。火を使わないため、高齢者ご本人が一人で準備する場合も安全です。
容器はそのまま食器として使え、食後はそのまま廃棄可能です。洗い物の手間も省けるため、身体的な負担が少ない設計になっています。
実際の利用者の声から見えるリアルな評価
ベネッセのおうちごはんの口コミを、良い評価と気になる点の両面から整理します。利用を検討する際の判断材料として、実際の利用者の生の声を参考にしてください。
味に関する評価
「美味しくて使いやすい」「家庭的な味付けで食べやすい」という声が多く寄せられています。冷凍弁当にありがちな「水っぽさ」や「味の均一感」が少ないという評価が目立ちます。
一方で、「全体的に薄味」と感じる方もいます。これは健康管理のために塩分を控えめに設計しているためです。濃い味に慣れている方には物足りなく感じる可能性がありますが、健康面を考えると適切な味付けといえるでしょう。
「四日間ベネッセのお弁当を食べた結果、コープから乗り換えることにした」という口コミもあります。他社と比較した上で選ばれているケースが多い点は、品質の高さを示しています。
利便性に関する評価
「注文の対応が感じ良かった」「電話サポートが丁寧だった」という声があります。電話は携帯電話からも通話料無料で、毎日9時~18時に受付しています。
定期便の解約が無料でいつでも可能な点も、高く評価されています。「縛りがないので気軽に始められた」という声が多く、利用のハードルの低さが好評です。
改善を求める声
「配達時間の細かいリクエストができない」という指摘があります。10時~17時の間での配達となるため、特定の時間帯を細かく指定したい方には不便を感じる場合があります。
「使い捨ての容器がない」という声も一部にありますが、実際には冷凍弁当の容器は廃棄可能な設計です。冷蔵の日替わり配食サービスとの混同が原因と考えられます。
「カード支払いの選択肢がもっと欲しい」という要望もあります。支払い方法については、公式サイトで最新の対応状況を確認することをおすすめします。
高齢者ご本人の声と家族の声の違い
口コミを分析すると、興味深い傾向が見えてきます。高齢者ご本人からは「味が優しくて食べやすい」「量がちょうどいい」という声が多い一方、同居家族からは「自分が食べるにはボリュームが足りない」という意見も見られます。
これは、ベネッセのおうちごはんが高齢者の食事量と栄養バランスに最適化されているためです。若い世代にとっては物足りなく感じるのは当然ともいえます。あくまでもシニア向けのサービスとして、適切なポジショニングがなされています。
高齢者の食事問題と栄養管理の重要性|専門的な視点から解説
ここでは、なぜ高齢者にとって適切な食事管理が重要なのかを、医学的・栄養学的な観点から解説します。ベネッセのおうちごはんのようなサービスが求められる社会的背景を理解することで、サービスの価値をより深く知ることができます。
高齢者の低栄養問題の深刻さ
厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると、65歳以上の高齢者で低栄養傾向(BMI 20kg/m2以下)にある方の割合は、男性12.2%、女性22.4%に上ります。実に女性の5人に1人以上が低栄養のリスクを抱えているのです。
低栄養は、筋力低下、免疫機能の低下、骨密度の減少など、多くの健康問題を引き起こします。しかし、高齢者ご本人やご家族が低栄養の状態に気づいていないケースが少なくありません。
「食が細くなった」「同じものばかり食べている」「調理が面倒で食事を抜く」といった日常的な変化が、低栄養への入り口となります。定期的に栄養バランスの取れた食事を届ける宅配弁当は、こうしたリスクの軽減に貢献します。
フレイル(虚弱)予防における食事の役割
フレイル(frailty。加齢により心身が老い衰えた状態)は、健康な状態と要介護状態の中間に位置する段階です。厚生労働省もフレイル予防を重要な健康施策として位置づけています。
フレイル予防の三本柱は「栄養」「運動」「社会参加」です。このうち栄養面では、特にたんぱく質の摂取が重要視されています。加齢とともに筋たんぱくの合成速度は低下するため、高齢者はより意識的にたんぱく質を摂取する必要があります。
ベネッセのおうちごはんのバランス健康食では、1食あたり18g以上のたんぱく質が確保されています。1日3食のうち1食をこの弁当に置き換えるだけでも、たんぱく質の摂取量を底上げする効果が期待できます。
咀嚼・嚥下機能の低下と食事形態の重要性
加齢に伴い、噛む力(咀嚼力)や飲み込む力(嚥下力)は低下していきます。歯の喪失、唾液分泌量の減少、喉の筋力低下などが複合的に影響します。
食事形態が合っていないと、「食べにくいから食べない」「むせるから食べるのが怖い」という状態に陥りがちです。これが食事量の減少につながり、さらなる体力の低下を招く悪循環を生みます。
ベネッセのおうちごはんでは、「バランス健康食(通常の固さ)」「冷凍やわらか食(はぐきでつぶせる固さ)」「ムースのおかず(舌でつぶせるなめらかさ)」と、段階的に食事形態を選べます。咀嚼・嚥下機能の変化に合わせてコースを変更できるため、長期的に利用し続けられる設計です。
誤嚥性肺炎の予防と食事の関係
高齢者の死因として増加している誤嚥性肺炎は、食事中の誤嚥(食べ物が気管に入ること)がきっかけとなります。食事形態の適切な選択は、誤嚥性肺炎の予防にも直結します。
かかりつけ医や言語聴覚士から嚥下機能の評価を受けた上で、適切な食事形態を選ぶことが大切です。ベネッセのおうちごはんの介護食コースは、医療専門職の指導のもとで利用することで、より安全で効果的な食事管理が実現します。
在宅介護における食事準備の負担
在宅介護者を対象とした調査では、「食事の準備」が介護負担の上位に挙がります。栄養バランスを考慮しながら、食べやすい形態に調理し、毎日3食を提供することは、介護者にとって大きな心身の負担です。
特にやわらか食やムース食を自宅で手作りする場合、通常の調理に比べて数倍の時間と手間がかかります。食材をミキサーにかけ、とろみ剤で成形し、見た目にも配慮するという作業は、介護者の疲弊を招きやすい要因です。
宅配弁当の活用により、介護者は食事準備から解放される時間を確保できます。その時間を自分自身の休息や、被介護者とのコミュニケーションに充てることができれば、介護生活全体の質の向上につながります。
疾患別の活用法|医師の指導と組み合わせる方法
ベネッセのおうちごはんを、具体的な疾患の食事管理にどう活用できるかを解説します。必ずかかりつけ医の指導のもとで利用してください。
高血圧の方の活用法
高血圧の食事療法の基本は、塩分制限です。日本高血圧学会のガイドラインでは、1日の食塩摂取量を6g未満にすることが推奨されています。
ベネッセの塩分制限食は、1食あたり塩分1.7g以下に設計されています。3食すべてを利用しても5.1g以下に収まるため、ガイドラインの基準を満たすことが可能です。
ただし、弁当以外に間食や飲料からも塩分を摂取している場合があります。総合的な塩分管理については、かかりつけ医や管理栄養士に相談しましょう。
腎臓病の方の活用法
腎臓病の食事療法では、たんぱく質、塩分、カリウム、リンなど複数の栄養素を同時に制限する必要があります。自宅での調理は非常に難易度が高く、専門的な知識が求められます。
ベネッセのたんぱく・塩分調整食は、これらの栄養素を適切に管理した献立です。正確な栄養価表示がされているため、医療機関での栄養指導の際にも役立ちます。
腎臓病の進行度やステージによって、制限の程度は異なります。主治医が指示する栄養基準と、弁当の栄養成分を照らし合わせた上で利用しましょう。
糖尿病の方の活用法
糖尿病の食事療法では、エネルギー量の適正化と栄養バランスの確保が基本です。ベネッセのバランス健康食は、カロリーと三大栄養素のバランスが管理されているため、糖尿病の方の食事管理にも活用しやすいメニューです。
ご飯の量を自分で調整できるおかずのみの提供方式は、糖尿病の方にとって特にメリットがあります。主治医から指示されたエネルギー量に合わせて、ご飯の量を増減できるためです。
なお、糖尿病の食事療法は個人差が大きいため、必ず主治医の指導のもとで弁当を活用してください。
心臓疾患の方の活用法
心臓疾患の食事管理では、塩分とコレステロールの制限が重要です。ベネッセの塩分制限食では、塩分1.7g以下に加えて、コレステロール120mg以下という基準も設けられています。
心不全の方は水分制限が必要な場合もあります。宅配弁当を利用する際は、弁当に含まれる水分量も含めた総摂取量の管理を忘れないようにしましょう。
冷凍保存と調理のコツ|おいしく食べるための実践テクニック
冷凍弁当をよりおいしく食べるために知っておきたいポイントを解説します。正しい保存方法と温め方で、品質を最大限に保ちましょう。
冷凍庫での保存のポイント
届いた弁当は、できるだけ早くマイナス18度以下の冷凍庫に入れましょう。一度解凍してしまったものの再冷凍は、品質劣化の原因となるため避けてください。
冷凍庫内では、弁当を立てて収納すると省スペースになります。6食セットや7食セットをまとめ買いする場合は、冷凍庫の空きスペースを事前に確認しておくことをおすすめします。
一般的な家庭用冷蔵庫の冷凍室は、40~70リットル程度の容量です。ベネッセの冷凍弁当1個のサイズを考慮すると、7食分で冷凍室の約3分の1程度を使用します。他の冷凍食品との兼ね合いも考えて、注文数を調整しましょう。
電子レンジでの温め方のコツ
公式の推奨は、500Wで約4~5分です。ただし、電子レンジの機種や弁当の中身によって最適な時間は変わります。
温めムラを防ぐコツは、温め時間の半分が経過したところで一度取り出し、弁当を180度回転させることです。これにより、均一に温まりやすくなります。
温めすぎると食材が硬くなったり、パサついたりする場合があります。初めて温める際は、やや短めの時間から始めて、足りなければ追加で加熱する方法が安全です。
600Wや700Wの電子レンジを使用する場合は、加熱時間を短めに調整しましょう。600Wの場合は約3~4分、700Wの場合は約3分が目安です。
やわらか食・ムース食を温める際の注意点
やわらか食やムース食は、通常食以上に温めすぎに注意が必要です。加熱しすぎると食感が変わり、食べにくくなる場合があります。
ムース食の場合は、なめらかな食感を維持するために、やや低めの温度で仕上げることが大切です。中央部分がほんのり温かい程度を目安にしましょう。
弁当にご飯やおかずを追加するアレンジ
ベネッセのおうちごはんはおかずのみの提供です。ご飯は自分で用意する必要がありますが、これをメリットとして活用しましょう。
炊きたてのご飯を添えれば、弁当全体の満足度が上がります。白米だけでなく、雑穀米や玄米を合わせれば、食物繊維やミネラルの摂取量をさらに高められます。
お味噌汁やスープを1品追加するだけで、食事全体の充実感が大きく変わります。ただし、塩分制限食を利用している方は、追加する汁物の塩分量にも注意しましょう。
介護食としての活用|段階的な食事形態の選び方
高齢のご家族の食事を選ぶ際、「どのコースが適切なのか」と悩む方は少なくありません。ここでは、介護食の段階と、ベネッセのおうちごはんでの対応コースを詳しく解説します。
介護食の分類と日本摂食嚥下リハビリテーション学会の基準
日本摂食嚥下リハビリテーション学会では、嚥下調整食の分類を定めています。食事の固さや形態を数値化した基準により、医療・介護現場で共通認識のもと食事形態を選択できるようになっています。
ベネッセのおうちごはんでは、この学会分類を参考にしながら、利用者が直感的に選べるよう「通常食」「やわらか食」「ムース食」という3段階で展開しています。
| ベネッセのコース | 対象となる方の目安 | 学会分類の参考レベル |
|---|---|---|
| バランス健康食 | 通常の咀嚼・嚥下が可能な方 | 通常食に相当 |
| 冷凍やわらか食 | 噛む力が弱くなった方 | はぐきでつぶせる程度 |
| ムースのおかず | 噛む力・飲み込む力が弱い方 | 舌でつぶせる程度 |
食事形態を変更するタイミングの見極め方
以下のようなサインが見られたら、食事形態の見直しを検討しましょう。
- 食事中にむせることが増えた
- 食べ残しが増えた、食事時間が長くなった
- 硬いものを避けるようになった
- 飲み込んだ後に声がガラガラする
- 食後に咳き込むことがある
これらの変化に気づいたら、まずはかかりつけ医や歯科医師に相談しましょう。嚥下機能の評価を受けた上で、適切な食事形態を選ぶことが安全な食生活の第一歩です。
ベネッセのおうちごはんでは、コースの変更が柔軟に行えます。「今まではバランス健康食で大丈夫だったけれど、最近むせることが増えてきた」という場合に、冷凍やわらか食に切り替えることが可能です。
やわらか食を導入する際の心理的ケア
食事形態の変更は、高齢者ご本人にとって心理的な抵抗を伴うことがあります。「やわらかい食事になった=自分が衰えた」と感じてしまう方も少なくありません。
ベネッセの冷凍やわらか食やムースのおかずは、見た目が通常食と大きく変わらないよう工夫されています。食材の形状を残した盛り付けにより、「介護食を食べさせられている」という感覚を軽減できます。
ご家族がサポートする際は、「食べやすくなったでしょう」「おいしそうだね」といったポジティブな声かけを心がけましょう。食事の楽しさを共有することが、食欲の維持につながります。
日替わり配食サービス(冷蔵)との違い
ベネッセのおうちごはんには、冷凍弁当のECサイト販売のほかに、エリア限定の冷蔵日替わり配食サービスも存在します。両者の違いを正しく理解することで、自分に合ったサービスを選べます。
冷凍弁当(EC販売)の特徴
冷凍弁当は全国どこでも注文可能です。ヤマト運輸のクール便で届くため、配送エリアの制限がありません。
好きなタイミングで温めて食べられる自由度の高さが魅力です。賞味期限も製造日から180日~1年と長いため、計画的にストックできます。
ただし、届いたら自分で冷凍庫に保管し、食べるときに電子レンジで温める作業が必要です。高齢者ご本人の状態によっては、この作業が難しい場合もあります。
冷蔵日替わり配食サービスの特徴
冷蔵の日替わり配食サービスは、スタッフが毎日自宅まで届けてくれます。できたての食事を受け取れるため、温める手間が最小限です。
毎日の配達時に安否確認を兼ねた見守りサービスが受けられる点は、一人暮らしの高齢者にとって大きな安心材料です。
ただし、対応エリアが限定されています。お住まいの地域がサービスエリアに含まれているかどうかは、公式サイトまたは電話で確認する必要があります。
冷蔵配食の場合、普通食の「まいにち七菜」が1食620円(税込)から、「こだわり八菜」が1食780円(税込)からとなっています。
どちらを選ぶべきかの判断基準
| 判断ポイント | 冷凍弁当がおすすめ | 冷蔵配食がおすすめ |
|---|---|---|
| お住まいのエリア | 全国どこでも可 | サービスエリア内 |
| 食事の自由度 | 好きな時に食べたい | 毎日決まった時間に届けてほしい |
| 見守り機能 | 不要 | あると安心 |
| 冷凍庫の空き | 十分にある | あまりない |
| ご本人の自立度 | レンジ操作が可能 | 配達を受け取るだけにしたい |
両方のサービスを併用することも可能です。例えば、平日は冷蔵配食で見守りサービスを受けつつ、週末は冷凍弁当をストックしておくという使い方も考えられます。
高齢者向け宅配弁当市場の最新動向と将来予測
宅配弁当市場の全体像を理解することで、ベネッセのおうちごはんの市場での立ち位置やサービスの方向性が見えてきます。
市場規模の推移と将来予測
高齢者向け宅食サービスの市場は、右肩上がりで成長を続けています。
| 年度 | 市場規模 | 前年比 |
|---|---|---|
| 2019年 | 1,800億円 | 基準年 |
| 2024年度 | 約2兆4,096億円(メディカル給食含む) | 前年度比102.4% |
| 2025年 | 2,160億円(高齢者向け宅食) | 2019年比1.2倍 |
| 2029年度(予測) | 2兆5,122億円(メディカル給食含む) | 成長継続見込み |
矢野経済研究所の調査では、2024年度の国内メディカル給食・在宅配食サービス市場規模は前年度比102.4%の2兆4,096億円に達しています。2029年度には2兆5,122億円まで拡大すると予測されています。
市場拡大を牽引する要因
市場拡大の最大の要因は、高齢者人口の増加です。2025年には「団塊の世代」(1947~1949年生まれ)が全員75歳以上の後期高齢者となりました。この人口動態の変化が、高齢者向け食事サービスの需要を急速に押し上げています。
加えて、共働き世帯の増加による介護と仕事の両立ニーズ、単身高齢者世帯の増加、調理困難者の増加なども、宅配弁当への需要を後押ししています。
慢性的な人手不足を背景に、介護施設でも調理の外部委託が進んでいます。従来は価格重視だった施設側も、人件費を含む総合コストを考慮し、高付加価値な食事サービスを採用する傾向が強まっています。
冷凍宅配食の優位性が高まる理由
在宅配食サービスの中でも、冷凍宅配食の成長率が特に高くなっています。その理由は、供給側と需要側の双方にメリットがあるためです。
供給側(事業者)にとっては、冷凍にすることで製造・配送の効率化が図れます。日持ちするため食品ロスの削減にもつながります。配送コストも抑えられるため、全国展開が可能になります。
需要側(利用者)にとっては、好きなタイミングで食べられる自由度の高さが最大のメリットです。まとめ買いによるストックも可能で、災害時の備蓄食としても活用できます。
テクノロジーの進化がもたらす変化
急速冷凍技術の進歩により、冷凍弁当の品質は飛躍的に向上しています。従来の冷凍食品に対する「味が落ちる」というイメージは、もはや過去のものになりつつあります。
今後はAI(人工知能)を活用した個別栄養管理や、IoT(モノのインターネット)を活用した食事記録の自動化なども期待されています。テクノロジーの力で、一人ひとりの健康状態に最適化された食事サービスが実現する日も近いでしょう。
介護保険制度と宅配弁当の関係|利用できる公的支援
宅配弁当の費用を少しでも抑えたいと考える方のために、利用可能な公的支援制度について解説します。
介護保険サービスとの関係
ベネッセのおうちごはんを含む民間の宅配弁当サービスは、原則として介護保険の対象外です。弁当の費用は全額自己負担となります。
ただし、一部の自治体では「配食サービス」を介護保険の地域支援事業として実施している場合があります。要介護認定を受けている方は、ケアマネジャー(介護支援専門員)に相談してみましょう。
自治体独自の配食サービス助成
多くの市区町村では、一人暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯を対象に、配食サービスの利用料を助成する制度を設けています。助成額や対象条件は自治体によって異なります。
お住まいの自治体の高齢福祉課や地域包括支援センターに問い合わせることで、利用可能な助成制度を確認できます。民間の宅配弁当と自治体の配食サービスを併用するという選択肢もあります。
医療費控除の適用について
宅配弁当の費用は、原則として医療費控除の対象にはなりません。ただし、医師の指示に基づいた治療食としての利用であれば、一部が控除の対象となる可能性があります。
税務上の取り扱いについては、お住まいの地域の税務署や税理士に確認することをおすすめします。
季節や体調に合わせた活用シーン別ガイド
ベネッセのおうちごはんを、さまざまな状況に合わせて効果的に活用する方法を提案します。
退院直後の食事管理に活用
入院から在宅へ移行する際、食事の準備に不安を感じる方は多いです。退院直後は体力も回復途上であり、自炊は大きな負担となります。
入院中に管理栄養士から退院後の食事指導を受けた場合は、その指示内容とベネッセの弁当の栄養成分を照らし合わせてコースを選びましょう。退院前にまとめて注文しておけば、帰宅後すぐに利用を開始できます。
夏場の食欲低下時に活用
暑い季節になると、高齢者の食欲は低下しやすくなります。調理する気力も失われがちで、そうめんやお茶漬けなど、栄養が偏った食事に頼りがちです。
冷凍弁当をストックしておけば、火を使わず電子レンジだけで栄養バランスの取れた食事を用意できます。夏場の食欲低下による低栄養を予防する手段として有効です。
災害時の備蓄食として活用
冷凍弁当は、災害時の備蓄食としても活用できます。賞味期限が製造日から180日~1年と長いため、ローリングストック(普段使いしながら補充する備蓄方法)に適しています。
停電が発生した場合は冷凍弁当の品質が低下する点に注意が必要ですが、停電直後であれば自然解凍で食べることも可能です。常温保存可能な非常食と組み合わせて備蓄計画を立てましょう。
介護者が体調を崩した時の備え
介護者が急な体調不良に見舞われた場合、被介護者の食事をどうするかは切実な問題です。冷凍弁当を常にストックしておくことで、介護者が食事を作れない日にも対応できます。
冷凍庫に7食分をストックしておけば、1週間分の食事を確保できます。介護者自身の健康管理のためにも、「いざというときの備え」として冷凍弁当を活用しましょう。
遠距離介護での活用
離れて暮らす高齢のご家族の食事が心配な方にとって、宅配弁当は距離を超えたサポート手段です。全国配送対応のベネッセの冷凍弁当なら、遠方に住む親御さんの自宅にも直接届けられます。
定期便を設定しておけば、毎回の注文を忘れる心配もありません。電話やオンラインで注文状況を管理できるため、離れていても食事面のケアが可能になります。
ベネッセのおうちごはんに関する疑問を徹底解消|追加FAQ
既存のFAQでカバーしきれなかった疑問について、さらに詳しく回答します。
Q. アレルギー対応はしていますか。
個別のアレルギー対応メニューは提供されていません。ただし、各弁当の外装フィルムに原材料(アレルギー情報含む)が記載されています。特定原材料に関する情報を確認した上で、ご利用ください。
食物アレルギーをお持ちの方は、注文前に原材料情報を確認することが重要です。不明な点がある場合は、電話サポート(9時~18時、毎日受付)に問い合わせましょう。
Q. お試しセットはありますか。
都度購入で最小1セットから注文できるため、実質的にお試し利用が可能です。定期便の前に、まず1セットだけ購入して味や量を確認するのがおすすめです。
定期便には最低利用回数の制限がないため、定期便で1回だけ注文して解約するという方法も可能です。解約料は無料です。
Q. 冷凍庫がいっぱいで入らない場合はどうすれば良いですか。
まずは冷凍庫内の整理から始めましょう。使い切れていない冷凍食品を消費してスペースを確保するのが基本です。
それでも入りきらない場合は、6食セットの都度購入から始めてみてください。7食セットの定期便と比べて保管スペースが少なくて済みます。
将来的に定期利用を考えるのであれば、冷凍庫の容量が大きい冷蔵庫への買い替えや、小型冷凍庫の追加購入も検討の余地があります。
Q. 家族の分もまとめて注文できますか。
同じお届け先であれば、複数のコースを同時に注文できます。例えば、高齢の親御さん用にはやわらか食、同居のご家族用にはバランス健康食というように、コースを分けて注文することが可能です。
ただし、コースが異なる場合はセットごとに送料がかかる場合があります。まとめ買いの際は総額を確認しましょう。
Q. 食べ残しが出た場合の対処法は。
一度解凍・加熱した弁当は、再冷凍せずにその日のうちにお召し上がりください。食べ残しが続く場合は、食事量が減っている可能性があります。かかりつけ医や管理栄養士に相談することをおすすめします。
食べ残しの多い方は、やわらか食やムース食への切り替えを検討してみてください。食べにくさが原因で食べ残している場合、食事形態を変えることで改善されることがあります。
Q. 糖尿病向けの専用コースはありますか。
糖尿病専用と銘打ったコースは現時点では提供されていません。ただし、バランス健康食はカロリーと栄養バランスが管理されているため、糖尿病の食事管理にも活用できます。
医師の指導のもとで、弁当の栄養成分と指示エネルギー量を照らし合わせて利用しましょう。必要に応じてご飯の量で総エネルギーを調整できます。
Q. 注文のキャンセルや変更は可能ですか。
配送手配前であれば、注文のキャンセルや変更が可能です。具体的な変更期限については、公式サイトのご利用ガイドまたは電話サポートで確認してください。
定期便の場合は、次回お届け日の変更やスキップ(1回お休み)にも対応しています。旅行や入院などで受け取れない期間がある場合も柔軟に対応できます。
Q. 添加物や保存料は使用していますか。
ベネッセのおうちごはんでは、天然由来のものを除いて添加物や保存料を使用していないとされています。冷凍保存により品質を維持する方式のため、保存料に頼る必要がないのです。
ただし、一部の食材や調味料には食品添加物が含まれている場合があります。詳細は各商品の原材料表示で確認してください。
ベネッセのおうちごはんを最大限に活用するための実践的アドバイス
ここまでの情報を踏まえて、ベネッセのおうちごはんを長く、効果的に活用するためのアドバイスをまとめます。
初めて利用する方への5つのステップ
1つ目は、公式LINEのお友だち登録から始めることです。クーポンを受け取れるだけでなく、最新のキャンペーン情報も手に入ります。
2つ目は、バランス健康食の都度購入で試すことです。基本コースで味や量を確認してから、必要に応じて他のコースに移行しましょう。
3つ目は、届いたらすぐに栄養成分表示を確認することです。かかりつけ医の指示内容と照らし合わせ、問題がないか確認します。
4つ目は、食事記録をつけることです。食べた量、残した量、味の感想などを記録しておくと、コース変更の判断材料になります。
5つ目は、満足できたら定期便に切り替えることです。定期便にすることで注文の手間が省け、継続利用しやすくなります。
長期利用を続けるためのポイント
同じメニューの繰り返しに飽きを感じたら、セットの種類を変更してみましょう。AセットとBセットではメニュー内容が異なるため、ローテーションすることで新鮮さを維持できます。
定期便と都度購入を組み合わせて利用する方法もあります。基本は定期便で届けてもらいつつ、気分転換に都度購入で別のセットを追加するという使い方です。
弁当だけに頼りすぎず、自炊の日も設けることが長続きの秘訣です。「週に3~4食を弁当、残りは自炊」というバランスが、飽きを防ぎながら栄養管理を続けるコツです。
家族間でのコミュニケーションの取り方
宅配弁当の導入を高齢のご家族に提案する際は、伝え方に配慮が必要です。「もう自分で作れないでしょう」というニュアンスは避けましょう。
「栄養バランスが良くて、プロが作った弁当を試してみない?」「私も仕事が忙しくて毎日作るのが大変だから、協力してもらえると助かる」など、ポジティブな切り口で提案することが大切です。
利用開始後は、定期的に感想を聞きましょう。「どのメニューが気に入った?」「量は足りている?」といった声かけが、食事への満足度を高め、継続利用につながります。
栄養管理を「見える化」する方法
ベネッセのおうちごはんでは、各弁当に正確な栄養価が表示されています。この情報を活用して、日々の栄養摂取量を「見える化」しましょう。
弁当の栄養成分に加えて、自炊分や間食分の栄養も合計することで、1日全体の栄養バランスを把握できます。スマートフォンの栄養管理アプリを併用すると、記録と管理がより簡単になります。
かかりつけ医の定期受診の際に、食事記録を持参することをおすすめします。「どのような食事をどれくらい食べているか」を客観的に示せるため、医師も適切な指導がしやすくなります。
ベネッセのおうちごはんで始める安心の食事習慣
ベネッセのおうちごはんは、高齢者の食事における多くの課題を解決するサービスとして、確かな実績を積み重ねています。運営元のベネッセパレットは、ベネッセスタイルケアとLEOCの共同出資企業であり、教育・介護・食の3つの分野のノウハウが凝縮されています。
サービスの最大の特長は、利用者の状態に合わせた段階的なコース設計です。通常食からやわらか食、ムース食まで、咀嚼・嚥下機能の変化に寄り添った食事を提供してくれます。管理栄養士とプロの調理師によるダブル監修体制は、栄養面と味の両方を高い水準で担保しています。
塩分制限食やたんぱく・塩分調整食といった疾患対応のコースも充実しています。医師の指導のもとで活用すれば、自宅での食事療法を大きくサポートしてくれるでしょう。
価格帯は1食あたり約590円~870円で、高齢者向け宅配弁当の中ではやや高めの部類です。しかし、ベネッセブランドの信頼性、介護食の充実度、定期便の柔軟さ、いつでも無料で解約できる安心感を考えれば、十分に価値のある投資です。
2025年に「団塊の世代」が全員後期高齢者となった日本では、質の高い食事サービスへのニーズはますます高まっています。ベネッセのおうちごはんは、この社会的ニーズに応えるサービスとして、今後もさらなる進化が期待されます。
毎日の食事は、健康と生活の質を支える土台です。「何を食べるか」は「どう生きるか」に直結します。ベネッセのおうちごはんを上手に活用して、ご自身やご家族の食生活をより豊かで安心なものにしていきましょう。まずは1セットからの注文で、そのおいしさと便利さを実感してみてください。
