SNSで500万再生!ドバイチョコレートを自宅で再現する方法|材料4つの簡単レシピ

ドバイチョコレートが今、日本のSNSを席巻しています。TikTokやInstagramで「500万再生超え」という驚異的な数字を叩き出したこのスイーツ。「一体どんな味なの?」「どこで買えるの?」という声が続出しています。

でも安心してください。このレシピさえ読めば、材料4つ・自宅で30分あれば本格的なドバイチョコレートが作れます。市販品を買わなくても、SNSで話題のあの食感と味わいを完全再現できます。

この記事では、ドバイチョコレートの発祥から材料の選び方、失敗しないコツ、アレンジレシピまで徹底解説します。「これだけ読めば十分」と感じていただける完全版記事です。

ドバイチョコレートとは?SNSで500万再生を記録した背景

ドバイチョコレートの発祥と歴史

ドバイチョコレートは、2024年にアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで誕生したチョコレートスイーツです。発祥はドバイ発のチョコレートブランド「FixDessertChocolatier(フィックスデザートショコラティエ)」。同ブランドが販売した「Can’tGetKnafehofIt(カナーフェイ)」というフレーバーが、世界的な大ヒットとなりました。

カナーフェイ(Knafeh)とは、中東の伝統的なスイーツです。チーズやピスタチオを使ったアラブ料理に由来する名前で、独特の食感が特徴です。このドバイチョコレートには、カダイフ(カタイフ)と呼ばれる細い麺状の生地が使われています。

カダイフとは、小麦粉を水で溶いて細く絞り出した麺状の生地のことです。中東やトルコで昔から親しまれている食材で、バターで炒めるとサクサクの食感になります。このカダイフとピスタチオクリームを組み合わせたフィリング(中身)がドバイチョコレートの核心です。

SNSで爆発的に拡散した理由

2024年初頭、ドバイ在住のフード系インフルエンサーが「FixDessertChocolatier」のチョコレートをレビューする動画をTikTokに投稿しました。その動画が瞬く間に拡散し、数百万回の再生を記録。以降、世界中のフードクリエイターが「ドバイチョコレートを食べてみた」「自宅で作ってみた」という動画を投稿し始めました。

日本でも2024年後半から急速に話題となり、TikTokやInstagramで「ドバイチョコレート」「Dubaichocolate」「ドバイチョコ」などのハッシュタグが急増しました。その最大の理由は「食べたときの圧倒的なサクサク感」にあります。

外側のチョコレートをパリッと割ると、中からカダイフのサクサクした食感とピスタチオの濃厚な風味が広がります。この「チョコ×カリカリ×ナッティー」という三重の食感と風味が、SNSの視聴者を魅了しました。「ASMR動画」との親和性も高く、割る瞬間の音が視聴者の関心を引きつけています。

日本での入手困難と自作ニーズの高まり

FixDessertChocolatierの正規品は現在、日本国内では基本的に購入できません。ドバイ現地か、一部の輸入食材店・通販サイトのみでの取り扱いとなっています。価格も1枚あたり数千円〜1万円以上と高額です。

この「手に入らない」「高い」という状況が、かえって自作レシピの需要を爆発的に高めました。「自分で作ってみた」系のコンテンツが増え、材料の入手方法や再現度の高いレシピが注目を集めています。この記事は、そんな需要に完全に応える実用的なレシピガイドです。

ドバイチョコレートを自宅で作るために必要な材料4つ

材料の全体像と選び方

ドバイチョコレートの基本材料は以下の4つです。この4つさえあれば、本格的なドバイチョコレートが完成します。

材料分量(約4枚分)役割
チョコレート(ミルクまたはダーク)200g外側のコーティング
カダイフ(カタイフ)80gサクサク食感の要
ピスタチオクリーム(またはペースト)100g濃厚な風味とコク
無塩バター20gカダイフを炒めるため

たったこれだけです。追加でタヒニ(ごまペースト)を加えるレシピもありますが、基本の4材料で十分おいしく作れます。それぞれの材料について、選び方のポイントを詳しく解説します。

チョコレートの選び方

チョコレートは、ドバイチョコレートの「顔」となる外側部分です。選び方によって仕上がりの風味が大きく変わります。

ミルクチョコレートの場合甘みが強く、ピスタチオの風味との相性が抜群です。初めて作る方にはミルクチョコレートをおすすめします。カカオ分30〜40%程度のものが扱いやすいです。

ダークチョコレートの場合苦みと甘みのバランスがよく、大人向けの仕上がりになります。カカオ分55〜70%程度が理想的です。苦みが強すぎると中のピスタチオクリームとのバランスが崩れることがあります。

テンパリング不要のチョコレート市販の板チョコレートや製菓用チョコレートでも問題ありません。ただし、製菓用クーベルチュールチョコレートを使うと、よりなめらかで光沢のある仕上がりになります。クーベルチュールはカカオバターの含有量が高く、溶けたときの流動性が高いため扱いやすいです。

おすすめブランドとしては、ヴァローナ、カレボー、明治の製菓用チョコレートなどがあります。スーパーで入手しやすい板チョコでも十分においしく作れるので、気軽にチャレンジしてください。

カダイフの入手方法と代替品

カダイフは、ドバイチョコレートの最大の特徴である「サクサク食感」を生み出す重要な材料です。日本では以下の場所で購入できます。

カダイフの購入場所

  • 業務用食材スーパー(業務スーパーなど)
  • 中東・トルコ系の輸入食材店
  • Amazonや楽天などのECサイト(「カダイフ」「カタイフ」で検索)
  • 製菓材料専門店(富澤商店など)

カダイフが手に入らない場合の代替品として「春雨」を使う方法があります。春雨をバターで炒めると似たようなサクサク食感が得られます。ただし、本物のカダイフと比較すると食感や風味に差があります。

また「素麺(そうめん)を細かく折ったもの」を代替品として使うレシピも存在します。この場合も同様に、バターで炒めてカリカリにすることが重要です。最も再現度が高いのは、やはり本物のカダイフです。ぜひ入手してみてください。

ピスタチオクリームの選び方と作り方

ピスタチオクリームは、ドバイチョコレートの味の決め手となる重要な材料です。市販品と手作りの両方の方法を紹介します。

市販のピスタチオクリーム・ペーストを使う場合イタリア産の「ピスタチオペースト」や「ピスタチオクリーム」が最も入手しやすいです。富澤商店やカルディコーヒーファーム、成城石井などで購入できます。砂糖が入っていないタイプ(ピュアペースト)と甘みがついているタイプがあります。

フィリングとして使う場合は「甘みあり」タイプが扱いやすいです。「甘みなし」タイプを使う場合は、砂糖やはちみつを適量加えて調整してください。

ピスタチオクリームを手作りする場合

[手作りピスタチオクリームのレシピ(フィリング約100g分)]

  • 無塩ピスタチオ(殻なし):100g
  • 砂糖:大さじ2
  • ごま油またはピスタチオオイル:小さじ1
  • 塩:ひとつまみ

ピスタチオをミキサーやフードプロセッサーで攪拌し、ペースト状にします。最初はパラパラした状態ですが、攪拌を続けると油分が出てきてなめらかになります。砂糖、塩、油を加えてさらに攪拌すれば完成です。

無塩バターの役割

無塩バターは、カダイフを炒めてカリカリに仕上げるために使います。有塩バターでも作れますが、塩分が気になる場合は無塩バターを使うことをおすすめします。バターの量が少なすぎるとカダイフが均一に炒まらないので、ケチらずに使いましょう。

ビーガン・乳製品不使用の方は、ヴィーガンバターや精製ココナッツオイルで代替できます。ただし風味が若干変わります。

失敗しない!ドバイチョコレートの基本レシピ

下準備と必要な道具

始める前に道具と材料を準備しておくことで、スムーズに作業できます。

必要な道具

  • シリコン製のチョコレートモールド(型)※長方形や波型が本格的
  • ボウル(大・中各1つ)
  • ゴムベラ
  • フライパン(小)
  • 温度計(あれば理想的)
  • クッキングシートまたはオーブンシート

チョコレートモールドについてシリコン製のモールドを使うと、固まったチョコレートが取り出しやすくなります。Amazonや100円ショップ、製菓材料専門店で購入できます。モールドがない場合は、アルミカップや紙カップでも代用できます。

事前準備

  • ピスタチオクリームを室温に戻しておく(冷蔵保存している場合)
  • チョコレートを細かく刻んでおく
  • カダイフをざっくりとほぐしておく

ステップ1|チョコレートを溶かす

チョコレートを溶かすには「湯煎(ゆせん)」または「電子レンジ」の2つの方法があります。

湯煎で溶かす方法(推奨)

  1. 鍋に水を入れて60〜70℃に温めます。
  2. 刻んだチョコレートをボウルに入れ、お湯の上に乗せます。
  3. ゴムベラでゆっくりとかき混ぜながら溶かします。
  4. チョコレートが完全に溶けたら火から外します。

湯煎の際の注意点があります。チョコレートに水が入ると固まってしまいます。ボウルはしっかり乾燥させたものを使ってください。また、お湯の温度が高すぎるとチョコレートが焦げたり分離したりします。

電子レンジで溶かす方法

  1. 刻んだチョコレートを耐熱容器に入れます。
  2. 電子レンジ600Wで30秒加熱します。
  3. 一度取り出してゴムベラで混ぜます。
  4. 完全に溶けるまで「30秒加熱→混ぜる」を繰り返します。

電子レンジの場合は加熱しすぎに注意してください。チョコレートが焦げると風味が損なわれます。最後の少しの固まりはかき混ぜることで余熱で溶けますので、加熱しすぎないようにしましょう。

ステップ2|カダイフをバターで炒める

カダイフの炒め方がドバイチョコレートの食感を左右する最重要ステップです。

  1. フライパンを中火で温めます。
  2. 無塩バター(20g)を入れて溶かします。
  3. カダイフ(80g)をほぐしながらフライパンに入れます。
  4. 中火〜弱火でゆっくりとかき混ぜながら炒めます。
  5. 全体がきつね色になったら火を止めます。

炒める時間の目安:約5〜8分

カダイフを炒める際のポイントをお伝えします。火力が強すぎると焦げやすいので、中火〜弱火でじっくり炒めることが大切です。全体にバターが絡まるようにへらで常にかき混ぜ続けてください。きつね色を超えて焦げ茶色になると苦みが出てしまうので、色の変化を見逃さないようにしましょう。

炒め上がったカダイフは一度ボウルに移して粗熱を取ります。熱いまま次の工程に進むと、ピスタチオクリームが溶けてしまうことがあります。

ステップ3|フィリングを作る

炒めたカダイフが粗熱を取れたら、ピスタチオクリームと混ぜ合わせます。

  1. ボウルに炒めたカダイフを入れます。
  2. ピスタチオクリーム(100g)を加えます。
  3. ゴムベラでしっかりと混ぜ合わせます。
  4. 全体がなじんでしっとりしたら完成です。

フィリングの硬さについて解説します。ピスタチオクリームの量によって硬さが変わります。クリームが多いとしっとり系、少ないとカリカリ系の食感に仕上がります。初めての方はレシピ通りの分量から始めることをおすすめします。

タヒニ(ごまペースト)を大さじ1加えると、コクと深みが増します。中東の本格的な風味に近づきたい方はぜひ試してみてください。

ステップ4|型にチョコレートを流し込む

モールドにチョコレートを流し込む工程です。この工程が仕上がりの美しさを決めます。

  1. 溶かしたチョコレートの半量をモールドに流し込みます。
  2. モールドを傾けて底面と側面にチョコレートを広げます。
  3. 冷蔵庫で5〜10分間冷やして固めます。

チョコレートの厚みについて底面のチョコレートは薄すぎると割れやすく、厚すぎると食べにくくなります。2〜3mm程度の厚さが理想です。モールドを回転させながらチョコレートを均等に広げるのがコツです。

冷蔵庫で冷やすとき、モールドをできるだけ水平に置きましょう。斜めになっているとチョコレートの厚みが不均一になってしまいます。

ステップ5|フィリングを入れて蓋をする

チョコレートの器が固まったら、フィリングを詰めて仕上げます。

  1. 固まった底面チョコレートの上にフィリングを乗せます。
  2. スプーンやゴムベラで軽く押し込みながら均等に広げます。
  3. フィリングの上から残りのチョコレートをかけます。
  4. ゴムベラでならして表面を平らにします。
  5. 冷蔵庫で30分以上冷やして完全に固めます。

フィリングを入れすぎないことが重要です。フィリングが多すぎると、上からかけるチョコレートが足りなくなります。モールドの縁より2〜3mm低い位置でフィリングを止めましょう。

上からかけるチョコレートが固まりかけている場合は、再び湯煎で溶かし直してください。流動性のあるチョコレートの方が、均一に広げやすくなります。

ステップ6|仕上げと取り出し

冷蔵庫で30分以上冷やしてから取り出します。

  1. モールドが完全に固まっていることを確認します。
  2. モールドを軽く押してチョコレートを外します。
  3. シリコンモールドの場合は底から押し出すようにすると取り出しやすいです。
  4. クッキングシートの上に取り出して完成です。

チョコレートが固まっていない状態で無理に取り出そうとすると割れてしまいます。しっかりと冷やすことが大切です。

取り出したドバイチョコレートは、冷蔵庫で保存します。常温に出すとチョコレートが溶けてしまうことがあるので注意してください。

材料の代替品と入手困難な場合の対処法

カダイフが手に入らないときの代替品比較

カダイフは日本では比較的入手しにくい食材です。代替品を使った場合の再現度を比較します。

代替品再現度特徴おすすめ度
カダイフ(本物)100%細い麺状、炒めるとサクサク★★★★★
春雨70%食感は近いが風味が違う★★★☆☆
素麺(折ったもの)65%食感は出るが小麦の風味が強い★★★☆☆
エンゼルヘアパスタ75%細いパスタなので比較的近い★★★★☆
フィロ生地(細く切ったもの)80%食感は非常に近い★★★★☆

エンゼルヘアパスタ(天使の髪)は、イタリアの最も細いパスタです。カダイフに食感が近く、スーパーやネット通販で購入できるのでおすすめの代替品です。ただし炒め時間がカダイフより若干長くなります。

ピスタチオクリームが手に入らないときの代替品

ピスタチオクリームも、地域によっては手に入りにくい場合があります。

手作りピスタチオクリームが最も安価で確実ピスタチオの実(殻なし)はスーパーやカルディで購入できます。フードプロセッサーやミキサーで攪拌するだけで自家製ピスタチオクリームが完成します。

市販のピスタチオクリーム購入先

  • 富澤商店(店舗・オンライン)
  • カルディコーヒーファーム
  • 成城石井
  • Amazon(輸入品が充実)

他のナッツクリームで代替する場合ヘーゼルナッツペースト(ジャンドゥイヤ)を使うと、ナッテラのような風味になります。アーモンドバターやカシューバターも代替品として使えます。いずれもドバイチョコレートとは異なる風味になりますが、それぞれおいしく仕上がります。

ドバイチョコレートの上級アレンジレシピ

アレンジ1|ルビーチョコレートを使ったピンクドバイ

ルビーチョコレートを使うと、美しいピンク色のドバイチョコレートが完成します。ルビーチョコレートは天然のフルーティーな酸味が特徴で、ピスタチオとの相性も抜群です。

材料(4枚分)

  • ルビーチョコレート:200g
  • カダイフ:80g
  • ピスタチオクリーム:100g
  • 無塩バター:20g
  • トッピング用の乾燥ラズベリー:適量

作り方は基本レシピと同じです。仕上げにチョコレートが固まる前に乾燥ラズベリーをのせると、見た目がさらに華やかになります。

アレンジ2|抹茶チョコレートの和風ドバイ

抹茶チョコレートとピスタチオクリームの組み合わせは、意外にも絶妙なマッチングです。抹茶の苦みとピスタチオの甘みが絶妙なバランスを生み出します。

材料(4枚分)

  • ホワイトチョコレート:180g
  • 抹茶パウダー:大さじ1〜2(お好みで調整)
  • カダイフ:80g
  • ピスタチオクリーム:100g
  • 無塩バター:20g

ホワイトチョコレートを溶かし、抹茶パウダーを加えてよく混ぜます。抹茶パウダーを加える際はふるいにかけてから加えると、ダマになりにくくなります。

アレンジ3|ヴィーガン対応のドバイチョコレート

乳製品不使用のヴィーガン仕様にすることも可能です。

置き換えポイント

  • チョコレート→ダークチョコレート(カカオ分70%以上の乳製品不使用タイプ)
  • 無塩バター→ヴィーガンバターまたは精製ココナッツオイル
  • ピスタチオクリーム→自家製(乳製品なし)または市販の乳製品不使用タイプ

精製ココナッツオイルはバターの代替として優秀です。ただし、カダイフに若干のフルーティーな風味が加わります。無味のもの(精製タイプ)を選ぶことで風味の変化を最小限に抑えられます。

アレンジ4|チョコレートバーケーキとしてのアレンジ

ドバイチョコレートのコンセプトをケーキに応用するアレンジです。

材料(18cmパウンドケーキ型1本分)

  • チョコレートパウンドケーキ(市販または手作り):1本
  • ピスタチオクリーム:200g
  • カダイフ:150g
  • 無塩バター:30g
  • コーティング用ダークチョコレート:300g

パウンドケーキを横に切り、ピスタチオ+カダイフフィリングを挟みます。再び合わせてチョコレートでコーティングすれば「ドバイチョコレートケーキ」の完成です。誕生日や特別な日のプレゼントにもなる豪華な一品です。

ドバイチョコレートを美しく仕上げるデコレーション技術

基本のデコレーションアイデア

ドバイチョコレートの見た目をSNS映えさせるためのデコレーション方法を紹介します。

ピスタチオの粒ピスタチオの粒(刻んだもの)をチョコレートが固まる前にのせます。鮮やかな緑色がアクセントになり、ピスタチオが入っているとひと目で分かります。粗く刻んだものと細かく刻んだものを混ぜると食感に変化が出ます。

金箔(食用)食用の金箔を使うと、ドバイらしい豪華な見た目になります。ドバイのラグジュアリーなイメージと合っており、プレゼントにも最適です。金箔は製菓材料専門店やAmazonで購入できます。

花びら(食用)ドライローズやカモミールなどの食用花を飾ると、エレガントな見た目になります。パープル、ピンク、ホワイトなど色彩豊かな食用花が市販されています。

彩りチョコペン白いチョコレートを溶かしてペーパーコーンに入れ、表面に模様を描く方法です。格子状やジグザグ模様を描くだけで一気にプロっぽい仕上がりになります。

チョコレートのテンパリングで光沢を出す

テンパリングとは、チョコレートを特定の温度で管理することで結晶を安定させる技術です。テンパリングをすると、チョコレートが美しい光沢を持ち、パリッとした食感になります。

テンパリングの温度管理

チョコレートの種類溶かす温度冷やす温度再加熱温度
ダークチョコレート50〜55℃27〜28℃31〜32℃
ミルクチョコレート45〜50℃26〜27℃29〜30℃
ホワイトチョコレート40〜45℃25〜26℃27〜28℃

テンパリングは慣れが必要な技術です。最初は上手くいかなくても、試行錯誤する過程が楽しいですよ。

テンパリングが難しいと感じる方は、「テンパリング不要」と記載された製菓用チョコレートを使う方法もあります。コーティングチョコレートや「カカオバター代替品配合」のチョコレートがこれに当たります。

ドバイチョコレートの保存方法と賞味期限

保存方法

自家製ドバイチョコレートの保存方法と賞味期限を解説します。

冷蔵保存密閉容器または保存袋に入れて冷蔵庫で保存します。賞味期限の目安は1週間程度です。ただし、カダイフの食感は日が経つにつれて柔らかくなります。最もサクサク感があるのは作り立て〜翌日です。

冷凍保存冷凍保存する場合は、1枚ずつラップで包んで冷凍用保存袋に入れます。保存期間は1〜2ヶ月程度です。食べるときは冷蔵庫で数時間かけてゆっくり解凍してください。急いで解凍すると表面に結露が生じて、チョコレートの見た目が損なわれることがあります。

常温保存常温保存は基本的に推奨しません。夏場や暖かい部屋では溶けてしまいます。どうしても常温に置く場合は、20℃以下の涼しい場所で1〜2日以内に食べ切ってください。

保存時の注意点チョコレートは他の食品のニオイを吸収しやすい性質があります。ニオイの強い食品(キムチ、魚など)の近くには置かないようにしましょう。また、直射日光は厳禁です。

プレゼントする場合の注意点

ドバイチョコレートをギフトとして渡す場合はいくつかの注意点があります。

渡してから2〜3日以内に食べてもらうことを伝えましょう。夏季など気温が高い時期は保冷剤を入れてクーラーボックスで渡すことをおすすめします。「冷蔵保存・お早めにお召し上がりください」とメモを添えると丁寧です。

失敗事例と解決策

よくある失敗1|チョコレートが分離する

チョコレートが分離して「ザラザラ・ブツブツ」した状態になることがあります。

原因

  • 湯煎の温度が高すぎた(70℃以上)
  • チョコレートに水や蒸気が入った
  • 急激に冷やした

解決策分離したチョコレートは残念ながら元に戻しにくい状態です。温かいうちにゴムベラで力強くかき混ぜて乳化させることを試みてください。植物性の生クリームを少量加えてガナッシュ(濃厚チョコレートクリーム)として使うこともできます。

予防策湯煎の温度は60〜65℃をキープし、ボウルに水気が入らないよう細心の注意を払いましょう。

よくある失敗2|カダイフが焦げる

カダイフを炒める際に焦がしてしまうことがあります。

原因

  • 火力が強すぎた
  • かき混ぜながら炒めなかった
  • 目を離した

解決策焦げたカダイフは苦みが出てしまうため、使用しない方がよいです。新たにカダイフを用意して、弱〜中火でじっくり炒め直しましょう。

予防策フライパンを温めすぎないことが重要です。バターが溶けたらすぐにカダイフを入れ、常に動かしながら炒めましょう。色が変わりやすいので、目を離さないことが大切です。

よくある失敗3|型から取り出せない

チョコレートが型にくっついて取り出せないことがあります。

原因

  • チョコレートが完全に固まっていない
  • シリコン以外の型を使用している
  • 型に油を塗っていない

解決策シリコンモールドの場合は底面を指で押しながら端から外します。それでも外れない場合はさらに30分冷蔵庫で冷やしてください。金属型の場合は、温めたタオルを型の外側に当てて少し温めると外れやすくなります。

予防策シリコンモールドを使うことが最もおすすめです。金属型を使う場合は、内側に薄くサラダ油かバターを塗ってからチョコレートを流し込みましょう。

よくある失敗4|カダイフの食感が柔らかい

作ったはいいが、カダイフがサクサクでなく柔らかくなってしまうことがあります。

原因

  • カダイフの炒め時間が短かった
  • フィリングを作った後に時間が経ちすぎた
  • 冷蔵庫の湿気でカダイフが湿った

解決策カダイフはしっかりきつね色になるまで炒めることが大切です。炒めたカダイフは粗熱を取ったらすぐにピスタチオクリームと混ぜ、フィリングを作ったらすぐに型に詰めましょう。

予防策フィリングを作ったら放置せずにすぐ型に詰めることで食感が維持されます。保存する場合は密閉容器に入れ、乾燥剤(食品用シリカゲル)を一緒に入れると食感が長持ちします。

ドバイチョコレート作りのプロのコツ10選

ドバイチョコレートをより完成度高く仕上げるためのプロのコツを紹介します。

コツ1:チョコレートは細かく刻むチョコレートは均等に溶かすために、できるだけ細かく刻みましょう。大きな塊が残っていると加熱時間が長くなり、他の部分が焦げるリスクが高まります。

コツ2:カダイフは大胆にほぐすカダイフはパッケージから出してしっかりほぐしてから炒めます。塊のまま炒めると内側まで均等に火が入りません。

コツ3:フライパンは厚手のものを使う薄いフライパンだと熱が部分的に集中して焦げやすくなります。厚手のフライパンや鉄製スキレットを使うと熱が均一に伝わります。

コツ4:ピスタチオクリームは常温で使う冷蔵庫から出したばかりのピスタチオクリームは硬くて混ぜにくいです。30分前には冷蔵庫から出して常温に戻しておきましょう。

コツ5:型は冷やしておくチョコレートを流し込む前に型を冷蔵庫で冷やしておくと、チョコレートが素早く固まります。特に底面のチョコレートが早く固まるので、フィリングが沈みにくくなります。

コツ6:底面を2回コーティングする底面のチョコレートを1回塗って固めた後、もう一度薄くコーティングすると強度が増します。特に持ち運ぶ場合やプレゼントする場合は2重コーティングがおすすめです。

コツ7:エアを抜くチョコレートを流し込んだら、型を軽くたたいてエアを抜きましょう。気泡が残ると表面に穴が開いたり、内部に空洞ができたりします。

コツ8:冷蔵庫に入れる前に常温で少し置く型に流し込んだ直後の温かいチョコレートをいきなり冷蔵庫に入れると、表面に白い斑点(ブルーム)が出ることがあります。5〜10分常温で置いてから冷蔵庫に入れましょう。

コツ9:デコレーションは固まる前にピスタチオの粒や金箔などのデコレーションは、上のチョコレートが固まる前に乗せましょう。完全に固まった後では接着しません。

コツ10:食べる前に常温に10分置く冷蔵庫から出したばかりだとチョコレートが固すぎてサクサク感が伝わりにくいです。食べる10分前に常温に出しておくと、最高の食感で味わえます。

ドバイチョコレートと栄養・カロリー

カロリーと栄養素の概算

ドバイチョコレート1枚(約80g)あたりの栄養素の目安です。

栄養素量(目安)
カロリー380〜450kcal
脂質25〜30g
炭水化物35〜40g
たんぱく質6〜8g
食物繊維2〜3g

ピスタチオには栄養素が豊富に含まれています。ビタミンB6、ビタミンE、マグネシウム、カリウム、食物繊維などが含まれます。ナッツ類の中でもアミノ酸バランスが良く、健康的な脂質(不飽和脂肪酸)が多いです。

ただしカロリーは高めです。おいしくてもたくさん食べすぎないよう注意しましょう。

ドバイチョコレートの購入先と値段

日本国内で購入できる場所

正規品(FixDessertChocolatier)は国内では基本的に購入できませんが、類似品や国内メーカーによる商品は増えています。

百貨店・デパート2024〜2025年にかけて、日本の有名百貨店がドバイチョコレートのイベント販売を開始しました。三越伊勢丹、高島屋、阪急うめだなどでポップアップ販売が行われることがあります。

輸入食材店・通販ドバイチョコレートを輸入販売しているECサイトも存在します。価格は1枚あたり2,000〜5,000円程度と高額です。

国内メーカーによる類似商品ゴディバ、マリアージュ・フレール、その他の製菓メーカーが国内向けにドバイチョコレートを参考にした商品を販売し始めています。価格はブランドによって異なりますが、正規品より手頃なことが多いです。

自作コストの比較

購入方法1枚あたりの価格
正規品(FixDessertChocolatier)5,000〜15,000円
国内輸入品2,000〜5,000円
国内ブランド類似品500〜2,000円
自作(このレシピ)200〜400円

自作の場合、材料費は1枚あたり200〜400円程度と圧倒的にコストパフォーマンスがよいです。しかも自分でカスタマイズできるので、より好みの味に仕上げることができます。

ドバイチョコレートをSNSに投稿するコツ

映える写真の撮り方

せっかく作ったドバイチョコレートをSNSに投稿する際の撮影のコツを紹介します。

割る瞬間の動画は必須ドバイチョコレートの最大の魅力は「パリッと割る音と、中のフィリングが見える瞬間」です。この瞬間を動画で撮影することで、視聴者の食欲を強く刺激できます。TikTokやInstagramリールに最適なコンテンツです。

光の当て方チョコレートの光沢を美しく見せるためには「サイドライト」が効果的です。窓から差し込む自然光の横に置いて撮影するか、照明をサイドから当てましょう。真上から光を当てると光沢が飛んでしまうことがあります。

背景は白または木目白い皿や白い大理石調の背景に置くと、チョコレートの色が映えます。木目調のまな板や木製のトレーも温かみのある雰囲気になります。

断面を見せるカットした断面を正面から撮影すると、中のフィリングとカダイフの層がよく見えます。「映え写真」の鉄則は「断面から始める」と言っても過言ではありません。

ハッシュタグの活用投稿時に以下のハッシュタグを活用すると拡散しやすくなります。#ドバイチョコレート#Dubaichocolate#ドバイチョコ#ピスタチオチョコ#手作りチョコレート#カダイフ#チョコレートレシピなどが効果的です。

よくある質問(Q&A)

Q:カダイフはどこで買えますか?A:業務スーパー、富澤商店、Amazon、楽天などで購入できます。「カダイフ」「カタイフ」で検索してみてください。見つからない場合は春雨やエンゼルヘアパスタで代替できます。

Q:チョコレートの種類は何でも大丈夫ですか?A:基本的にどの種類でも作れます。ミルク、ダーク、ホワイト、ルビーなど好みに合わせて選んでください。製菓用のものを使うと光沢や扱いやすさがアップします。

Q:子どもでも食べられますか?A:はい。カダイフは小麦粉で作られているので、小麦アレルギーがなければ問題ありません。ピスタチオアレルギーがある場合は他のナッツクリームに変更してください。

Q:型なしでも作れますか?A:型がない場合、アルミカップや紙カップでも代用できます。クッキングシートを折ってボックス型にする方法もあります。ただしシリコンモールドを使う方が格段に作りやすいです。

Q:どのくらいの賞味期限ですか?A:冷蔵保存で約1週間が目安です。食感を楽しむなら2〜3日以内がベストです。冷凍すれば1〜2ヶ月保存できます。

Q:ピスタチオアレルギーがある場合の代替は?A:ヘーゼルナッツクリーム(ヌテラの業務用など)、カシューバター、アーモンドバターなどで代替できます。それぞれ風味は異なりますが、おいしく仕上がります。

Q:テンパリングは必須ですか?A:必須ではありません。テンパリングをすると光沢があってパリッとした仕上がりになりますが、なくても食べる分には十分おいしいです。初心者の方はまずテンパリングなしで試してみましょう。

Q:大量に作るコツはありますか?A:フィリングを先にまとめて作っておき、チョコレートのコーティング作業を一気に行うと効率的です。型は複数用意しておくと時短になります。

ドバイチョコレートにまつわるトリビア

ドバイのスイーツ文化について

ドバイは「過剰」「豪華」「唯一無二」をテーマにしたグルメが多いことで知られています。24K金箔をまとったバーガー、高さ数十センチのデザート盛りなど、世界中から話題を集めるスイーツが多数存在します。

ドバイチョコレートもその流れを汲んでいます。ピスタチオの産地として有名な中東の食材と、ヨーロッパ由来のチョコレート文化を融合させた商品です。FixDessertChocolatierはドバイのJumeirah地区に本店を構えるブランドで、国際的な観光客にも人気があります。

カナーフェ(Knafeh)とは

ドバイチョコレートのフレーバー名「Can’tGetKnafehofIt」の「Knafeh(カナーフェ)」は、中東全域で愛される伝統的なスイーツです。カダイフ生地の中に白チーズを入れて焼き上げ、シロップをかけた甘いスイーツです。レバノン、パレスチナ、ヨルダン、トルコなどで広く食べられています。

ドバイチョコレートはこのカナーフェの要素(カダイフ生地とクリーミーなフィリング)をチョコレートの中に取り込んだ革新的なスイーツです。伝統と革新を組み合わせた発想が世界を魅了した理由のひとつです。

ピスタチオの産地と特徴

ドバイチョコレートに使われるピスタチオは、主にイランやトルコ産のものが多く使われています。

産地特徴
イラン産深い緑色で風味が濃い。世界最大の生産量
トルコ産(ガジアンテプ産)鮮やかな緑色。甘みと香りのバランスが良い
アメリカ産(カリフォルニア産)大粒で甘みが強い
シチリア(イタリア)産濃緑色で希少。風味が特に強い

ピスタチオクリームにはガジアンテプ産(トルコ産)が特に多く使われており、鮮やかな緑色が特徴です。日本で購入できるピスタチオペーストの多くもトルコ産またはイラン産です。

SNSで500万再生のドバイチョコレートを自宅で楽しもう

ここまでドバイチョコレートについて、基本レシピから上級テクニック、アレンジレシピ、失敗対策まで徹底的に解説しました。

ドバイチョコレートを自宅で再現する際のポイントをもう一度確認しましょう。

材料は基本の4つだけチョコレート、カダイフ、ピスタチオクリーム、無塩バター。この4つを用意すれば誰でも作れます。

カダイフはしっかり炒めるバターでじっくり炒めてきつね色にすることが、サクサク食感の秘訣です。

チョコレートは水気に注意湯煎の際に水が入ると分離します。ボウルは乾燥させたものを使いましょう。

冷蔵庫でしっかり冷やす型から出すのは完全に固まってから。焦りは禁物です。

ドバイチョコレートは材料を揃えてしまえば意外と簡単に作れるスイーツです。一度作り方を覚えてしまえば、毎回違うアレンジで楽しめます。チョコレートの種類を変える、フィリングのナッツを変える、デコレーションにこだわるなど、自分だけのオリジナルレシピを探求するのも楽しいです。

ぜひこのレシピを参考に、SNSで話題の「ドバイチョコレート」を自宅で体験してみてください。作ったら#ドバイチョコレートでSNSに投稿して、あなたの作品を世界に発信しましょう。