福岡から日帰りで行ける!温泉・グルメ・絶景を楽しむおすすめドライブスポット

福岡から車で気軽に日帰り旅行を楽しみたいと思っていませんか。九州の玄関口である福岡県は、温泉、グルメ、絶景スポットが豊富で、ドライブ好きにはたまらない立地です。
この記事では、福岡から日帰りで行ける温泉・グルメ・絶景を楽しむおすすめドライブスポットを詳しくご紹介します。所要時間や駐車場情報、おすすめの立ち寄りスポットまで、実際にドライブする際に役立つ情報を網羅的にお届けします。
福岡から日帰りドライブの魅力とメリット
九州の中心地としての立地の良さ
福岡県は九州の北部に位置し、熊本、大分、佐賀、長崎の各県にアクセスしやすい立地です。高速道路網も充実しており、九州自動車道、大分自動車道、長崎自動車道が福岡市内から延びています。
福岡天神から2時間以内で到達できるエリアは驚くほど広く、温泉地として有名な別府・湯布院、絶景スポットの阿蘇、グルメの宝庫である熊本まで日帰りで楽しめます。
日帰りドライブのコストパフォーマンス
宿泊費を抑えられる日帰りドライブは、経済的な旅行手段です。ガソリン代と高速道路料金、食事代のみで充実した一日を過ごせます。
特に平日の高速道路料金割引や、ETCカードの休日割引を活用すれば、さらにお得になります。4人家族で宿泊旅行をする場合と比較すると、約半分のコストで済むケースも多いです。
福岡から北東方面のおすすめドライブスポット
大分県:別府温泉と湯布院温泉
別府温泉エリア
福岡市内から別府温泉まで約1時間30分のドライブです。九州自動車道から大分自動車道に入り、別府ICで降りると温泉街に到着します。
別府温泉の最大の魅力は、8つの温泉郷からなる豊富な泉質です。血の池地獄、海地獄など「別府地獄めぐり」は必見のスポットで、色鮮やかな温泉を見学できます。
日帰り入浴施設も充実しており、竹瓦温泉は明治12年創業の歴史ある共同浴場です。入浴料は大人110円と非常にリーズナブルで、地元の人々との交流も楽しめます。
湯布院温泉エリア
別府から車で約30分の湯布院は、由布岳の麓に広がる人気の温泉地です。金鱗湖周辺の散策路では、朝霧に包まれた幻想的な風景を楽しめます。
湯の坪街道には、地元の食材を活かしたグルメスポットが点在しています。豊後牛のステーキ、湯布院産の野菜を使った料理など、ここでしか味わえない特産品が豊富です。
おすすめの日帰り温泉施設は「由布院温泉 山のホテル夢想園」です。露天風呂からは由布岳の絶景を眺められ、日帰り入浴料は大人1,500円となっています。
大分県:国東半島の絶景ドライブ
国東半島の周遊ルート
福岡から国東半島まで約2時間のドライブで、宇佐神宮、熊野磨崖仏、両子寺など歴史的なスポットを巡れます。国東半島は六郷満山文化発祥の地として知られています。
半島を一周するドライブルートは約120キロメートルで、海岸線の絶景と山間部の神秘的な雰囲気を同時に楽しめます。特に夕日の時間帯には、周防灘に沈む美しい夕陽を見ることができます。
グルメスポット:関あじ・関さば
国東半島の大分市佐賀関では、天然の関あじ・関さばが味わえます。一本釣りで獲れた魚は身が締まっており、刺身の美味しさは格別です。
「関の里」では、地元で獲れた新鮮な海の幸を使った定食が人気です。関あじ刺身定食は2,800円、関さば刺身定食は2,500円で提供されています。
福岡から南方面のおすすめドライブスポット
熊本県:阿蘇エリアの絶景ドライブ
阿蘇パノラマライン
福岡から阿蘇まで約2時間のドライブです。九州自動車道を南下し、植木ICから阿蘇方面に向かいます。阿蘇パノラマラインは、世界最大級のカルデラを一望できる絶景ルートです。
標高1,000メートル以上の高原地帯を走るドライブコースは、四季折々の美しい景色を楽しめます。春の新緑、夏の青い空、秋の紅葉、冬の雪景色と、訪れる時期によって異なる表情を見せます。
大観峰は阿蘇五岳を一望できる代表的な展望スポットです。駐車場は無料で、売店では阿蘇の特産品も購入できます。
阿蘇の温泉とグルメ
阿蘇エリアには多数の温泉施設があり、日帰り入浴が楽しめます。「阿蘇プラザホテル」の温泉は源泉かけ流しで、大人800円で利用できます。
グルメでは、阿蘇赤牛のステーキや馬刺しが有名です。「いまきん食堂」のあか牛丼は行列ができる人気メニューで、1,300円でボリューム満点の一杯を味わえます。
熊本県:黒川温泉
黒川温泉の情緒ある街並み
福岡から黒川温泉まで約2時間30分のドライブです。阿蘇外輪山の北側に位置する黒川温泉は、昭和レトロな雰囲気が残る温泉街として人気があります。
温泉街全体が一つの旅館をコンセプトにしており、露天風呂めぐりが楽しめる「入湯手形」システムが特徴です。1,300円で3つの温泉に入浴できる手形は、観光客に大変人気があります。
黒川温泉のグルメスポット
温泉街には地元の食材を活かした料理店が点在しています。「パティスリー麓」は黒川温泉発祥のシュークリーム専門店で、温泉水を使った独特の味わいが楽しめます。
また、「奥黒川温泉きらら」では、地元で栽培された野菜を使った郷土料理が味わえます。だご汁定食は1,200円で、熊本の家庭の味を堪能できます。
福岡から西方面のおすすめドライブスポット
佐賀県:嬉野温泉と有田陶磁器
嬉野温泉の美肌効果
福岡から嬉野温泉まで約1時間30分のドライブです。長崎自動車道を利用し、嬉野ICで降りると温泉街に到着します。嬉野温泉は美肌の湯として知られ、ナトリウム炭酸水素塩泉の泉質が特徴です。
「シーボルトの湯」は嬉野温泉の公衆浴場で、大人500円で利用できます。バリアフリー設計で、車椅子の方も安心して利用できる施設です。
有田焼の里巡り
嬉野温泉から車で約30分の有田町は、日本磁器発祥の地として有名です。有田陶磁器公園では、ドイツのツヴィンガー宮殿を再現した建物に古伊万里や柿右衛門様式の名品が展示されています。
有田駅周辺のトンバイ塀の裏通りは、江戸時代の雰囲気が残る歴史的な街並みです。陶磁器店が軒を連ね、職人の作品を直接購入できます。
長崎県:ハウステンボスと佐世保グルメ
ハウステンボスでの一日
福岡からハウステンボスまで約1時間45分のドライブです。西九州自動車道を利用し、佐世保大塔ICで降りると便利です。
ハウステンボスは中世ヨーロッパの街並みを再現したテーマパークで、四季折々の花々と美しい景観が楽しめます。特に春のチューリップ祭りと冬のイルミネーションは圧巻の美しさです。
1日パスポートは大人7,000円で、園内のアトラクションやショーを楽しめます。日帰りでも十分に満喫できる充実したコンテンツが用意されています。
佐世保バーガーと海軍カレー
佐世保市内では、佐世保バーガーと海軍カレーという2つのご当地グルメが有名です。佐世保バーガーは手作りにこだわった本格的なハンバーガーで、市内に20店舗以上の認定店があります。
「ログキット」は佐世保バーガー発祥の店として知られ、ベーシックバーガーは680円で提供されています。ボリューム満点のハンバーガーは、地元の人々にも愛され続けています。
海軍カレーは旧海軍のレシピを再現した料理で、「レストラン スカイ」では本格的な海軍カレーを1,200円で味わえます。
福岡から東方面のおすすめドライブスポット
福岡県内:筑後川温泉と柳川
筑後川温泉の効能豊かな湯
福岡市内から筑後川温泉まで約1時間のドライブです。大川市に位置する筑後川温泉は、アルカリ性単純温泉で肌に優しい泉質が特徴です。
「筑後川温泉 清乃屋」は創業100年を超える老舗旅館で、日帰り入浴も受け付けています。大人800円で、筑後川を眺めながらの入浴が楽しめます。
柳川の川下りと鰻料理
筑後川温泉から車で約20分の柳川市では、掘割を巡る川下りが名物です。約70分のコースで、船頭さんの説明を聞きながらゆったりとした時間を過ごせます。
川下り料金は大人1,600円で、四季折々の風景を楽しめます。特に春の桜並木と秋の紅葉の時期は、多くの観光客で賑わいます。
柳川といえば鰻料理も有名で、「元祖本吉屋」は280年の歴史を持つ老舗です。特製のせいろ蒸しは2,800円で、ふっくらとした鰻の美味しさを堪能できます。
大分県:中津と耶馬渓
耶馬渓の紅葉狩り
福岡から耶馬渓まで約1時間30分のドライブです。東九州自動車道を利用し、中津ICで降りると便利です。耶馬渓は日本三大奇景の一つに数えられる景勝地で、特に秋の紅葉が美しいことで知られています。
青の洞門は江戸時代に禅海和尚が手掘りで作ったトンネルで、現在は遊歩道として整備されています。約30分の散策コースで、渓谷美を間近で楽しめます。
中津からあげ
中津市は「からあげの聖地」として知られ、市内に50店舗以上のからあげ専門店があります。「総本家もり山」は中津からあげ発祥の店とされ、鶏もも肉100グラム280円で提供されています。
外はカリッと、中はジューシーな中津からあげは、地元秘伝の調味料で下味を付けた絶品の味です。テイクアウトして車内で食べるのも、ドライブの楽しみの一つです。
季節別おすすめドライブスポット
春(3月〜5月)の見どころ
桜の名所巡り
春の福岡近郊は桜の名所が豊富で、ドライブしながら花見を楽しめます。大分県の岡城跡は「日本さくら名所100選」に選ばれており、約2,500本の桜が城跡を彩ります。
熊本県の一心行の大桜は樹齢400年を超える山桜で、満開時の美しさは圧巻です。周辺には菜の花畑も広がり、桜と菜の花のコントラストが楽しめます。
新緑と温泉の組み合わせ
5月の新緑の季節は、温泉地での日帰り入浴が特におすすめです。黒川温泉では新緑に包まれた露天風呂で、森林浴効果も期待できます。
湯布院温泉の金鱗湖周辺では、新緑と温泉街の散策を同時に楽しめます。朝の静寂な時間帯に訪れると、より幻想的な雰囲気を味わえます。
夏(6月〜8月)の涼しいスポット
高原エリアでの避暑
夏の暑さを避けて涼しい高原エリアでのドライブがおすすめです。阿蘇の高原地帯は標高が高く、平地より5度程度気温が低くなります。
大分県の久住高原では、夏でも爽やかな風が吹き、ドライブに最適な環境です。くじゅう花公園では、夏の花々が一面に咲き誇る美しい景色を楽しめます。
海岸線ドライブと海水浴
長崎県の九十九島エリアでは、海岸線を走るドライブコースが人気です。遊覧船での島巡りと合わせて、海の美しさを満喫できます。
佐世保市内の海水浴場では、ドライブの途中で海水浴を楽しむことも可能です。白浜海水浴場は設備が整っており、家族連れにも人気があります。
秋(9月〜11月)の紅葉スポット
耶馬渓の紅葉
秋の耶馬渓は九州屈指の紅葉スポットです。深耶馬渓の一目八景では、8つの奇岩と紅葉の組み合わせが絶景を作り出します。
見頃は11月上旬から中旬で、土日祝日は混雑するため、平日の訪問がおすすめです。駐車場は有料(普通車300円)ですが、十分な台数が確保されています。
九重連山の紅葉
大分県の九重連山では、標高の違いによって段階的に紅葉を楽しめます。標高1,700メートルの山頂付近から順次色づき、長期間にわたって紅葉狩りが可能です。
やまなみハイウェイは紅葉ドライブの定番コースで、車窓からの景色だけでも十分に楽しめます。途中の展望台では、雄大なパノラマと紅葉の競演を堪能できます。
冬(12月〜2月)の温泉巡り
雪景色と露天風呂
冬の九州は雪が降ることもあり、雪化粧した温泉地での入浴は格別です。黒川温泉では雪見の露天風呂が楽しめ、幻想的な雰囲気に包まれます。
由布院温泉でも、由布岳に雪が積もった日の温泉は特別な体験となります。朝一番の入浴では、雪化粧した山々を眺めながらゆっくりと体を温められます。
イルミネーションイベント
冬の夜はイルミネーションイベントも楽しめます。ハウステンボスの「光の王国」は日本最大級のイルミネーションイベントで、1,300万球のLEDが園内を彩ります。
開催期間は10月下旬から翌年5月上旬まで長期間楽しめ、特に12月から2月の冬季は最も美しい時期です。夜間入場チケットは大人4,500円で利用できます。
ドライブ時の注意点と準備
交通渋滞の回避方法
福岡近郊のドライブでは、時間帯と曜日によって交通渋滞が発生しやすくなります。平日の朝7時から9時、夕方17時から19時は通勤ラッシュのため避けるべきです。
土日祝日は観光地周辺で渋滞が発生しやすく、特に人気の温泉地や景勝地では午前10時から午後15時頃まで混雑します。早朝出発や夕方以降の帰路を選ぶと、スムーズなドライブが可能です。
高速道路の渋滞情報は、NEXCO西日本のウェブサイトやハイウェイラジオで確認できます。リアルタイムの交通情報を活用して、最適なルートを選択しましょう。
必携アイテムと事前準備
長距離ドライブでは、事前の準備が重要です。車の点検では、タイヤの空気圧、エンジンオイル、冷却水の確認を行いましょう。特に山間部を走行する場合は、ブレーキの効き具合も確認が必要です。
必携アイテムとして、ETC卡、ガソリンカード、現金、携帯電話充電器、救急セット、タオル、飲料水を準備しておきます。季節に応じて、防寒具や日焼け止めも用意しましょう。
地図やナビゲーションシステムの設定も事前に行い、目的地の住所や電話番号を確認しておきます。スマートフォンのGPSも併用すると、より確実なナビゲーションが可能です。
ガソリンスタンドと駐車場情報
山間部や離島部では、ガソリンスタンドの数が限られるため、出発前の給油が重要です。高速道路のサービスエリアやパーキングエリアでは24時間営業のスタンドもあり、安心して利用できます。
観光地の駐車場は、土日祝日や観光シーズンに満車になりやすいため、開場時間を確認して早めに到着することをおすすめします。有料駐車場の料金は1日300円から1,000円程度が一般的です。
温泉施設や観光施設では、利用者向けの無料駐車場を提供している場合が多く、事前にウェブサイトで確認しておくと便利です。
コストパフォーマンスの高いプランニング
高速道路料金の節約術
ETCカードを活用すると、土日祝日は30パーセント割引、平日夜間も割引が適用されます。福岡から阿蘇までの往復では、通常料金4,320円が休日割引で3,020円となり、1,300円の節約が可能です。
複数の目的地を効率よく回る周遊ルートを計画すると、高速道路料金を抑えられます。例えば、福岡から別府、湯布院、阿蘇を巡るルートでは、一度の高速道路利用で複数のスポットを楽しめます。
食事とお土産の予算配分
日帰りドライブでの食事代は、一人3,000円から5,000円程度を目安にすると、地元の名物料理を十分に楽しめます。朝食は軽めに済ませ、昼食でご当地グルメを満喫するプランがおすすめです。
お土産の予算は一人2,000円から3,000円程度で、地域の特産品を購入できます。道の駅や直売所では、スーパーより安価で新鮮な地元産品を購入できる場合があります。
温泉の入浴料は500円から1,500円程度で、多くの施設で日帰り入浴が楽しめます。入湯手形システムを利用すると、複数の温泉を効率よく楽しめてお得です。
グループでのシェア活用
4人グループでドライブする場合、ガソリン代と高速道路料金をシェアすると、一人当たりの交通費を大幅に削減できます。福岡から阿蘇への日帰りドライブでは、一人当たり2,000円程度で済みます。
レンタカーを利用する場合も、グループでシェアすると経済的です。軽自動車なら1日6,000円程度、普通車でも8,000円程度でレンタル可能で、4人で利用すれば一人2,000円以下になります。
食事もシェア注文すると、より多くの種類の料理を味わえます。地元の居酒屋や食堂では、複数人での注文を歓迎してくれる店舗も多く、地域の人々との交流も深まります。
まとめ:福岡発日帰りドライブで充実した一日を
福岡から日帰りで行ける温泉・グルメ・絶景を楽しむおすすめドライブスポットは、九州各地に豊富に点在しています。別府・湯布院の温泉、阿蘇の絶景、佐世保のグルメなど、それぞれに独特の魅力があります。
季節ごとの見どころを理解し、事前の準備を整えることで、安全で充実したドライブ旅行が実現できます。交通渋滞の回避、コストパフォーマンスの向上など、実践的な情報を活用して、思い出に残る一日をお過ごしください。
福岡の恵まれた立地を活かし、九州各地の魅力を存分に味わう日帰りドライブを、ぜひ計画してみてください。新しい発見と素晴らしい体験が、きっとあなたを待っています。
