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科学的根拠に基づくセレンの4つの驚くべき効果とは?

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私たちは、特定のビタミンや多量栄養素を摂取することの重要性について知っていますが、セレンについてはどの程度ご存知でしょうか?見過ごされがちな栄養素ですが、健康の維持と保護に重要な役割を担っているのです。

ここでは、科学的な裏付けのあるセレンの4つの効能と、1日の摂取量を増やす価値がある理由をご紹介します。

細胞の損傷を防ぐ

セレンは強力な抗酸化物質で、過剰なフリーラジカルによるダメージから体を守るのに役立ちます。フリーラジカルは体の機能から生じる自然な副産物ですが、増えすぎると健康な細胞を傷つける酸化ストレスにつながります。

酸化ストレスは、フリーラジカルと抗酸化物質のバランスが崩れたときに発生します。この酸化ストレスが悪化すると、心臓病やがんなどの慢性疾患のリスクを高める可能性があります。

抗酸化物質を多く含む食事を心がけることで、フリーラジカルのバランスを健康な状態に保ち、酸化ストレスを防ぐことができます。また、ある研究では、抗酸化物質が酸化ストレスによって引き起こされた細胞の損傷をいくらか回復させることが示されています。

心臓の健康を促進する可能性

最近の研究では、セレンが豊富な食事は心臓の健康を増進し、心臓病にかかるリスクを低減する可能性があることが示されています。これはセレンの抗酸化力が一因ですが、このミネラルは、心臓の健康を損なう主な原因の一つである体内の炎症マーカーを減少させる可能性もあります。

炎症と酸化ストレスはどちらも動脈硬化を引き起こし、プラークが動脈に蓄積して心臓発作のリスクを高める状態になります。セレンは抗酸化物質として働き、炎症を抑えることができるため、セレンを多く含む食事をすることで、これらの危険因子を減らすことができます。

甲状腺の健康を促進する

甲状腺組織には、体内で最も多くのセレンが含まれています。そのため、このミネラルは甲状腺の最適な機能にとって不可欠です。

甲状腺を健康に保つことは、代謝を調整し、成長・発育ホルモンをコントロールすることにつながります。甲状腺の働きが低下すると、甲状腺機能低下症のリスクが高まり、全身の健康が大きく損なわれる可能性があります。

セレンの欠乏は、甲状腺機能低下症のリスクと直接的に関連しています。

セレンのサプリメントを摂取することで、甲状腺機能低下のリスクが減少し、一般的な健康状態も改善されたことが明らかにされています。

免疫システムを改善する

抗酸化物質として働くセレンは、免疫系の健康維持に重要な役割を果たします。酸化ストレスを低下させ、炎症を防ぐことで、セレンは免疫機能の向上にも貢献します。

セレンが増加すると免疫力が向上し、一方、セレンが不足すると免疫細胞の機能が弱まることが分かっています。

これらの研究は、セレンが免疫系の健康を維持するために不可欠な成分であることを示しています。このミネラルは、特定の病気に罹患している人の弱った免疫力を向上させる可能性もあります。

セレンの最適な摂取源

多くの栄養価の高い食品にセレンが含まれているため、1日の摂取量を増やすために食生活を見直す必要はありません。ブラジルナッツ1個で1日分のセレンの174%を、大きな卵2個で1日分の56%を摂取することができます。

その他のセレン含有食品としては、キハダマグロ、ヒマワリの種、鶏肉などがあります。

ただし、これらの食品に含まれるセレンの含有量は、生育状況や生活環境によって異なることに注意が必要です。例えば、ブラジルのナッツは、栽培された土壌の種類によって、他のものより多くのセレンが提供される場合があります。

ですから、毎日の習慣にマルチビタミンを取り入れることも検討するとよいです。ネイキッドマルチのように、セレンを含むプレミアムマルチビタミンを使用することで、体が最適に機能するために必要な栄養を補給していることを確信できます。

また、マルチビタミンを使用することで、自分が何を摂取しているかを正確に把握することができ、必要な栄養を摂取し続けることができます。

金本由樹

ガガログ 健康担当
専門医として診療を行う現役の医師医療センターで診療に従事。本も出版。健康情報発信や記事の監修。

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